生殖機能、つまりセックスにも影響するのでしょうか?
前立腺液は精子を運ぶと同時に、精子に栄養を与えたり、膣の中で精子の活動が衰えないように保護する働きもあるのです。
つまり、前立腺は生殖機能に大きく関わった器官なのです。
若いうちは子孫繁栄のために生殖機能は欠かせませんが、加齢とともに、あまり生殖機能が必要なくなると、本来の機能が失われ、徐々に大きくなって前立腺肥大になってしまうのです。
また、前立腺はペニスの勃起機能の調整を行う役割もあることから、前立腺肥大になると勃起不全を引き起こすこともあると言われます。
実際、勃起不全のための治療薬が、前立腺肥大にも効果があることから、勃起不全の薬を前立腺肥大の治療にも応用する動きがあるようです。
また50歳を過ぎたあたりから尿の切れが悪くなり、トイレの時間が長くなり、ともにセックスの際に中折れしてしまったり、勃起が弱くなってしまった、というケースも多いようですが、前立腺肥大と勃起不全の関係は医学的にはまだ完全には証明されていません。
ただ、勃起不全により射精する回数が減ることが、前立腺肥大の原因の一つとなる可能性は非常に高いとも言われています。
前立腺肥大になってしまったら、必ず勃起不全になる、というわけではありませんが、年とともに勃起不全気味になったのなら、少しばかり前立腺肥大も疑ってみるべきかもしれません。
ノコギリヤシはアメリカの先住民が精力剤としても用いていたので、前立腺肥大を防ぐとともに、精力回復も期待できるかもしれませんね。
前立腺肥大における生殖機能の衰え
前立腺肥大は生殖機能にも大きな影響を与える病気です。
世の男性の多くが悩まされているといって過言ではない、まさに男性特有の病気。
この前立腺肥大は、老化現象の一つとも言われているだけあって、50歳を超えたぐらいから発症する人がほとんど。
基本的に前立腺は加齢によって肥大もしくは萎縮していその機能を衰えさせていきます。
生殖機能が衰えていくのもそのためです。
ただ、最近では萎縮するよりも肥大してしまう傾向にあるようです。
さらに、これまでは中年の病気とされていたのが、20代や30代といった若い男性にもみられるようになってきています。
そうした傾向になってきてしまっているのは、食生活の変化が関係してきているのでは…といわれています。
確かに、日本は世界と親しくなるにつれて、諸外国の文化を柔軟に受け入れてきています。
食生活の面でいえば、和食だけでなく洋食やアジア食など…さまざまな食の文化が手軽に味わえるようになってきています。
また、現代はストレス社会とも呼ばれているだけに、さまざまな面でストレスを強く感じることが多くなっています。
そうしたことが前立腺肥大を進行させ、早い段階で生殖機能に異変を生じさせてしまっているのかもしれません。
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