足のむくみは、ひょっとすると前立腺肥大の兆候?
前立腺肥大の症状と言えば、排尿障害や夜間頻尿などが良く知られていますが、これ以外にも意外な症状が現れたりするものです。
例えば、足のむくみがあります。
前立腺肥大が悪化すると、排尿障害から体内の水分代謝に支障をきたし、また血圧が上昇したりすることで、体がむくんだり、足のむくみとなって現れるのです。
また、足の血の巡りは静脈を経て心臓にもどりますが、一割程度の血液はリンパ管を経て心臓にもどります。
ところが、前立腺肥大で血圧が上昇すると、静脈の中の弁の働きが悪くなり、血液が足先の方に逆流して、足の血管が膨らんでしまい、さらにリンパ液の流れも悪くなり、これがまた足のむくみとなって現れます。
排尿障害、頻尿、残尿感などの症状に加え、足のむくみ、足がだるい、などの症状が現れた場合、前立腺肥大の可能性が高いので泌尿器科で診察を受けたほうが良いでしょう。
歩いていて足がすぐだるくなる、足のむくみが見られる場合も、前立腺肥大の可能性があると考えたほうが良いかもしれません。
もともと、足は心臓から遠いことからむくみが起こりやすいものです。
特に、一日中立ち仕事だったり、デスクワークで長時間座ったまま、という場合にも足のむくみは起こりやすく、逆にこれが前立腺肥大を悪化させてしまうことにもなります。
長時間同じ姿勢で座るのを避け、こまめにマッサージする、適度な運動を心がけるなど、足のむくみを解消させることも、前立腺肥大を予防するのに大切なことです。
体をリラックスさせ、ノコギリヤシを摂取するのも良いことでしょう。
その足のむくみは前立腺肥大?それとも前立腺がん?
一般的には、50歳ぐらいから前立腺が肥大して尿道を圧迫し、排尿障害などを起こすようになると言われている前立腺肥大。
前立腺肥大によって、膀胱も過活動膀胱となって頻尿となります。
真っ先に排尿障害が疑われるのですが、それ以外にも足のむくみといった意外な症状も。
こうした前立腺肥大の改善に漢方を用いることもあります。
利尿効果だけでなく足のむくみなどもとって、前立腺が肥大しないようにしていくのです。
現代医学と併用する事で、よりスムーズな効果を得られるといったことも報告されています。
ただ、こうした排尿障害や足のむくみなどといった症状は、なにも前立腺肥大によるものとはいいきれません。
もしかしたら、前立腺炎や前立腺ガンといった病気の可能性もあるのです。
ですから、前立腺肥大とは決め付けずに、まずは医師の診察を受けてよく調べてもらうようにします。
ちなみに、前立腺がんは年齢と共に発症しやすくなっています。
がんが内臓にまで達すると足のむくみもひどくなり、腰椎に転移してしまうとひどい腰痛が生じることとなります。
もし転移して腰椎骨折となると、下半身麻痺といったことも…。
50歳を過ぎると前立腺肥大の発症が高くなるわけですが、他にもそれに関係した怖い病気も発症しやすくなっています。
「まだまだ大丈夫」なんて油断している人ほど危ないですから、最低でも健康診断は受けるようにしましょう。
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