ノコギリヤシの噂…これは本当か?
夜間頻尿による寝不足にはノコギリヤシが良いの?
中高年や高齢と呼ばれる年代になって、「最近眠りが浅くなったけど、これも年のせいか・・・」と感じている方は多いのではないでしょうか。
このような眠りの浅さは年齢のせいだけでなく、排尿の不調が影響している可能性があります。
そしてノコギリヤシサプリを飲むことで改善できるかもしれません。
加齢によって眠りが浅くなっていくのは確かで、これは「眠りのホルモン」というメラトニンの分泌量が、加齢やこれに伴う生活の変化で減少していくためです。
睡眠の状態にはホルモン分泌量の他にも様々な要因が影響しており、注目される大きな要因が「夜間頻尿」です。
つまり、眠っていても排尿のために目が覚めてしまうことで、眠りが浅くなってしまっています。
世界睡眠医学協会でも、専門家たちが「夜間頻尿が、質の悪い睡眠の最大原因である」と指摘されています。
ノコギリヤシ服用で熟睡できる可能性
1回ぐらい目が覚めても、十分な時間眠れているから大丈夫と思うかもしれませんが、毎日このような状態が続けば、気付かないうちに、近年注目されている「睡眠負債」が増えていきます。
その結果、疲労やストレスが蓄積されて心身に影響し、疾患のリスクも上がってしまうといわれます。
日本泌尿器科学会の調査によれば、40歳以上の方の実に7割近くが、夜間頻尿を経験しているそうです。
夜間頻尿は、水分や塩分の摂り方によって改善できる可能性がありますが、ノコギリヤシで良くなるケースもあります。
それは、前立腺肥大によって排尿がスムーズにできず、睡眠中にも尿意を感じてしまう場合です。
ノコギリヤシエキスには、前立腺肥大の発生に関係する酵素・5-αリダクターゼの働きを抑制する作用があり、前立腺肥大の緩和が期待できます。
その結果排尿がスムーズになって、尿意で睡眠を妨げることがなくなります。
実際にノコギリヤシを服用した方たちからは、「朝まで熟睡できた」という喜びの声が多く聞かれます。
そういえば最近排尿がスッキリしない、という時には、ぜひ試してみましょう。
ノコギリヤシの副成分は多い方がいい?少ない方がいい?
国内商品で見てみると、最も多いのは、主成分のノコギリヤシの他に、副成分が3つほど配合されているタイプです。
そしてまれに、ノコギリヤシ成分単一でカプセル化してあるタイプ、十数種類ものたくさんの成分が配合されているタイプなどが見られます。
では、より効果的なノコギリヤシを選ぶには、副成分が少ないものと多いもの、どちらが良いのでしょうか。
ノコギリヤシエキスそのものが、排尿悩みを引き起こす前立腺肥大にいいということなら、ノコギリヤシだけを単体で服用する方が効率的なのでは?という考え方があると思います。
それでも多くのメーカーが2~3の副成分を同時配合しているのは、その方が排尿トラブルへのサポートを強化できると判断しているためではないでしょうか。
ノコギリヤシの副成分は商品によってバラエティがありますが、ペポカボチャ種子エキスや亜鉛、リコピンなどがよく選ばれています。
これらはそれぞれの面から、ノコギリヤシ同様排尿悩みにアプローチする成分です。
自分の悩みに役立つ副成分かどうか
ノコギリヤシは医薬品ではなく、メディカルハーブや漢方としても扱われる植物成分です。
医薬品のように集中して数日間使用するのではなく、毎日飲み続けることで少しずつ少しずつ不調に作用していく性質を持っています。
このような、ソフトともいえるノコギリヤシの作用をより確実なものにしてくれるのが、副成分の存在です。
ただし副成分があまりにも多いと、配合量もそれだけ微量ずつになりますし、それぞれが十分な力を発揮できない可能性があります。
大切なのは、副成分の数よりも、自分の悩みに合う成分かどうか、という点です。
排尿悩みと一口にいっても、どの症状が一番辛いのか、切迫性の尿意の有無や残尿感の有無、尿切れの悪さなど具体的な状況は異なります。
副成分が持つ働きを確認し、自分に必要な成分が配合されたものを探してみてください。
ノコギリヤシとアンチエイジングの関係とは?
ノコギリヤシの商品説明を見ると、「中高年の健康に」「いきいきとした毎日に」といった言葉が使われています。
これらの言葉から、アンチエイジングというキーワードを連想しませんか?
ノコギリヤシとアンチエイジングには、どのような関係があるのでしょう。
ノコギリヤシはそもそも、前立腺肥大による頻尿や夜間頻尿、残尿感といった悩みをサポートする目的で利用するサプリです。
そして前立腺肥大の発生には、老化が影響しています。
それを示すように、何らかの前立腺肥大症状を感じる方は50代を過ぎた頃から増え始め、60歳で男性の60%が、80代では90%の方に何らかの症状が見られるといわれています。
その背景には、更年期を迎える50歳前後から男性ホルモンの分泌量が低下し始め、これを発端に前立腺肥大が進行していくという現象があります。
ノコギリヤシのエキスは、症状進行のカギとなる酵素を抑制します。
これによって前立腺肥大が改善されて、排尿状態がスッキリするのを期待できるのです。
つまり、老化による症状をノコギリヤシが和らげる、アンチエイジングのひとつとも見ることができます。
同時配合の副成分もアンチエイジングをサポート
ノコギリヤシと一緒に配合される副成分にも、アンチエイジング成分として知られるものが採用されています。
「若返りビタミン」とも呼ばれるビタミンEや、抗酸化作用で知られるリコピンなどです。
これらの成分を配合することで、ノコギリヤシの前立腺肥大に対するサポート力がさらに高まることを期待しています。
ノコギリヤシの服用によって、スッキリと排尿できるようになったり、夜中トイレに起きることなく熟睡できるようになったり、日中尿意を感じることなく活動できるようになることは、中高年の男性にとって大切な「充実感」「爽快感」をもたらすことでしょう。
これらの感覚は、まるで若返ったような感覚ともいえると思います。
年のせいだから、と諦めることなく、サプリの力を味方にして気持ちのいい毎日を送ってください。
ノコギリヤシは抽出法によって質が変わってくる?
ノコギリヤシの品質をチェックする際の基準のひとつになるのが、エキスの抽出法です。
つまりノコギリヤシエキスをどういう方法で抽出するのかによって品質が変わってくるということですが、これはなぜなのでしょう。
ノコギリヤシの果実は固く、一般的な果物のように絞って取り出すことはできません。
これまで行われてきた抽出法の中で、どうしても品質が低くなってしまうのは、「アルコールやオイルを使った抽出」です。
果実をアルコールやオイルに浸し加熱することで、中身のエキスを溶かしだします。
しかし、加熱によってエキスの品質が劣化してしまう点、溶媒であるアルコールやオイルがノコギリヤシエキスに残留してしまう点、抽出後すぐに劣化が進んでしまう点が問題でした。
保存をするためには酸化防止剤や安定剤などの添加物を加える必要があり、これもまた、ノコギリヤシの品質を低下させてしまっていたのです。
質の高いエキスを取り出せる超臨界抽出法
過去にはこのようなアルコールやオイルでの抽出法が主流でしたが、これらの問題点をすべて解決すべく開発、採用されたのが「超臨界抽出法」です。
このノウハウを開発したイタリアのインデナ社は、植物由来成分の開発・製造を専門に行う世界的な企業です。
二酸化炭素を気体でも液体でもない「超臨界状態」にし、これを溶媒とすることで、ノコギリヤシのエキスだけを抽出することができます。
二酸化炭素は低温で臨界状態になる事から、加熱による劣化がなく、溶媒である二酸化炭素が残留する心配はありません。
純粋なエキスは劣化の心配がないことから添加物を加える必要がなく、そのままソフトカプセル化され、各家庭で安心して服用することができるようになりました。
質が高く、安心できるノコギリヤシエキスといえば、超臨界抽出法を用いたものなのです。
商品を選ぶときには、抽出法についてしっかり確認しておきましょう。
商品のパッケージやホームページに抽出法について記載がない場合には、問い合わせしてみることをおすすめします。
ノコギリヤシの満足度の口コミはどうですか?
サプリメントを飲むときは、「病院に行くほどではないけれど気になる」不調があるときです。
サプリを飲むことで本当に不調が改善されるのかどうかを知るため、サプリを飲んでいる方の満足度を確認しておきましょう。
ノコギリヤシの満足度が高いということは、「排尿時の悩みが和らいだ、なくなった」もしくは「購入額相応、もしくはそれ以上の効果が感じられた」状態と考えられます。
そこでたくさん寄せられている、ノコギリヤシサプリの口コミをみてみると、
・夜中にトイレに起きることなく、朝までぐっすり眠れるようになった
・外出先でトイレを探す心配がなくなった
・排尿後のスッキリ感が戻ってきた
・くしゃみなど力を入れた時の尿漏れがなくなった
といった満足度の高い感想がたくさん見られます。
ノコギリヤシを飲むことで、排尿回数やスッキリ感など、悩みが良くなった、と感じる方は多いということが分かります。
満足度が得られるような商品を選ぶ
購入費用に対する効果も、肝心な点です。
高めの商品を購入しても何も変わらなかった、ということであれば満足度はぐっと下がりますし、これぐらいの費用で排尿感がこんなに良くなれば大満足、ということもあるでしょう。
つまり、ノコギリヤシの満足度を高めるには、効果を引き出せるような商品を選ぶこと、そして正しく服用することが大切です。
服用法のポイントは、推奨量を守ること、毎日服用を続けること、最適なタイミングで服用することです。
まず量では、多く飲んだからといって効果が高まるものではなく、逆に腹痛などを起こす可能性があります。
逆に少なすぎては、ノコギリヤシの力を引き出せません。
推奨量内で、自分に合った量を確認してください。
そしてサプリの効果を少しずつ蓄積するため、毎日飲み続けます。
タイミングでは1日2回、朝と夕食後の服用がおすすめ。
日中を快適に過ごすことができ、夕食後に成分を吸収させることで、睡眠中の効果が期待できます。
どのような場合にノコギリヤシを飲んだ方がいいのでしょうか?
「最近トイレの回数が増えてきた」というとき、ノコギリヤシがいいと聞いても「ほんとに自分の場合、飲んだ方がいいのかな?」と判断がつかないこともあるのではないでしょうか。
そこで、「こんな場合にはノコギリヤシがおすすめ」と言える3つのポイントを紹介します。
まずは、感じている症状の程度についてです。
トイレに行くのは、起床中は7回程度まで、睡眠中にはトイレに起きない状態が健康的とされており、個人差はありますが、これよりも回数が多いと頻尿の可能性があります。
排尿が多すぎて困っていたり支障が出ていれば、頻尿と考えてよいでしょう。
多くの場合、トイレ回数以外にも、残尿感や切迫性の尿意を感じたり、力を入れたときに尿漏れする、排尿後に尿が垂れて下着を汚すといった悩みが見られます。
こういった状態も、ノコギリヤシを試してみるタイミングの目安です。
中高年のセルフケアにおすすめ
次のポイントは、「排尿の不調を感じているけれど病院に行くほどではない、その他には体調の異常がない」という状況であることです。
ノコギリヤシがサポートする前立腺肥大の症状を自覚する男性のうち、約3/4は治療をせず、生活習慣の見直しなどで様子をみることで十分と言われています。
セルフケアの一環として、ノコギリヤシサプリの服用はぴったりです。
ただし排尿時以外に痛みがあったり、その他の体調不良がある場合や、あまりにも症状が重い場合には、病院を受診して治療を受けるべきです。
第三に、頻尿などの排尿症状を感じる方の中でも、特に40~50代以降の中高年男性の方にノコギリヤシが勧められます。
前立腺肥大の症状は、50代前後の更年期を過ぎ、男性ホルモンが減少してくることをきっかけに起こります。
年齢を重ねるにつれ排尿がスッキリしなくなってきた・・・という場合こそ、ノコギリヤシを検討したいタイミングなのです。
以上の3つのポイントに当てはまるようであれば、ノコギリヤシサプリを試してみてください。
ドラッグストアや薬局にも並んでいますが、通信販売であればより幅広い選択肢からサプリを選ぶことができます。
ノコギリヤシの副成分はどれがいいの?
ノコギリヤシサプリを選ぶとき実際に商品を比較してみると、ノコギリヤシの他に配合されている副成分がそれぞれ違っていることに気が付きます。
頻尿や残尿感解消、トイレのスッキリ感を目的にノコギリヤシを飲む場合にはどの副成分が良いのか、いくつか代表的なものを見てみましょう。
副成分として採用されることが多く、排尿の悩みに心強いのが「ペポカボチャ種子エキス」です。
カボチャといっても、日本では園芸店などで見かける小さめのカボチャのことで、欧米では果実が食用にされます。
そして植物ステロール、リグナン、ミネラル類といった栄養が豊富な種子のエキスには、女性の過敏性膀胱や、男性の前立腺肥大を抑制する効果があるとされています。
リグナンが炎症を抑えたり、女性ホルモンのバランスを整え、前立腺にも作用して頻尿や切迫性の尿意を和らげてくれます。
女性がノコギリヤシを服用する際には、ぜひ副成分にペポカボチャ種子エキスを含む商品を選びましょう。
ノコギリヤシをサポートする亜鉛、アンチエイジング成分
亜鉛もまた、ノコギリヤシの副成分として選ばれている成分です。
亜鉛は免疫力を高めたり、多くの酵素の活性に関与するなど体にとって不可欠の栄養ですが、亜鉛不足によって引き起こされる不調に前立腺障害も含まれています。
亜鉛を摂ることで頻尿などの排尿障害が良くなったというケースもあり、ノコギリヤシの心強いサポートが期待できます。
ノコギリヤシが勧められる前立腺肥大のケースにも当てはまりますが、排尿症状のきっかけになるのは加齢、老化です。
ビタミンEやセサミン、リコピンなどのアンチエイジング効果で知られる成分がノコギリヤシの副成分として見られるのは、そのためです。
気になるノコギリヤシサプリについて、副成分がそれぞれどんな働きを持っているのか少し調べてみると、自分の悩みにより合った商品が見つけられると思います。
サプリの効果をより引き出すためにも、気にしてみてくださいね。
ノコギリヤシの品質はどこで判断すべき?
サプリメントもまた食べ物のひとつ。
健康食品として位置づけられているからこそ、通販や店頭で誰でもいつでも購入することができるようになっているのです。
でも、食材の産地や見た目を気にするように、サプリメントの品質も気にしているかというと、「どれも変わりないだろう」と何となく選んでしまっていませんか?
毎日継続して服用することで効果を発揮するノコギリヤシこそ、安心できる品質かどうかを確認しておきたいところです。
品質チェックのポイントとして、やはり原材料が気になるところですが、パッケージだけを見てもよく分からないことが多いと思います。
インターネットで情報が開示されていれば、ノコギリヤシエキスがどこで産出されたものを使っているのか、そのほかの配合成分の詳細についても確認できることがあります。
ノコギリヤシエキスでは、世界的な植物成分の研究メーカーであるイタリアのインデナ社のものが、信頼があり品質の高い成分として知られています。
含有量や、目で見た印象も大切に判断する
ノコギリヤシの含有量が十分かどうかも、品質にかかわる部分です。
含有量が少なすぎれば効果が出にくくなってしまいますし、逆に多すぎても健康を考慮した製品か不安が残ります。
過去の臨床試験から確認された最適な摂取量であり、日本のメーカーでの採用が多いのは、1日320gという基準です。
これを参考に含有量、摂取量についてチェックしてみてください。
品質チェックでは、実際に自分の目で見て、手に取って商品を確認することも大切です。
購入してみないと確認できないことですが、カプセルにつぶれや大きさのばらつきがないか、パッケージは清潔かなどチェックしてみてください。
商品の品質、信頼性を個人で確認するには、限界があります。
インターネットで商品のホームページや口コミサイトの情報を参考にするのもいいですが鵜呑みはよくありません。
自分の判断力で、自分に合うノコギリヤシサプリを探し見てみましょう。
夜中に何度もトイレに起きてしまう場合にはノコギリヤシ?
夜中に1回以上トイレに起きてしまう状態を「夜間頻尿」と呼びます。
なかには1~2時間おきにトイレに行くという方もおり、これでは心身が休まらず、慢性的な寝不足になってしまうことでしょう。
夜中にトイレに起きてしまう原因は、大きく分けると「多尿(尿量そのものが増加)」「膀胱容量の減少(1回の尿量が減少、排尿回数は増加)」そして「睡眠障害(目が覚めるのでトイレに行く)」の3つです。
1回の尿量、回数ともに増えてしまう多尿は、水分の摂り過ぎのほか、糖尿病や高血圧、無呼吸症候群や、心臓・腎臓の機能低下の症状としてあらわれる場合があります。
膀胱容量が少なくなって尿が溜められなくなるのは、過活動膀胱や前立腺炎、膀胱炎などが原因として考えられます。
ノコギリヤシが夜間頻尿をサポートするケース
そして50代以降の男性で多く見られるのが、前立腺肥大のためにスムーズに排尿出来ず、尿が溜められなくなる状態です。
何らかの前立腺肥大の兆候があっても、その約75%の方は経過観察、生活習慣の改善で様子を見ることになります。
このときに役立てたいのが、ノコギリヤシのサプリです。
ノコギリヤシエキスが前立腺肥大を起こすDHTの増加を防ぎ、排尿症状を和らげてくれると言われます。
実際、夜間頻尿に悩んでいてノコギリヤシを服用する方は多く、「ノコギリヤシを飲んで、朝まで目が覚めずに眠れるようになった」「4回起きていたのが1回程度に減った」といった感想が聞かれます。
3つ目の睡眠障害のためにトイレが多くなっている場合には、まず睡眠障害を治療する必要があります。
自分が夜中に起きてしまうのはなぜなのかを確認するためには、排尿日誌をつけてみましょう。
日中、夜中とトイレに行く都度、何時にどれぐらい排尿をしたのかを記録しておき、排尿量や回数、日中・夜間のバランスをチェックして原因を検討します。
排尿日誌は、泌尿器科で診察を受ける際にも役立つのでおすすめです。
ノコギリヤシがサポートする「中高年の健康」とは?
友人や子供から「ノコギリヤシがいいよ」と勧められたけれど、どういう物なのかよく分からない、ということはありませんか?
「パッケージには中高年の健康をサポートと書かれているけれど、ノコギリヤシっていったい何?」と思った方もいることでしょう。
まずノコギリヤシとは、ヤシ科の植物の果実から抽出されるエキスのこと。
北米原産で、メディカルハーブにも分類されます。
そしてノコギリヤシがサポートする中高年の健康とは、40~50代を過ぎてくると感じる方が増えていく、頻尿や残尿感、夜間頻尿などの悩みを解消する、という意味合いを表しています。
中高年世代の男性でこのような不調を感じる方がグンと増えるのは、更年期を迎えて男性ホルモンの分泌量が減少することで、前立腺が肥大するためです。
尿道を囲むように位置している前立腺が肥大すると、尿道が圧迫されたり刺激を受けて、排尿がスムーズにいかなくなります。
おしっこぐらい、と思うかもしれませんが、いつもトイレの心配をしなくてはいけないのはストレスで、困るものです。
中高年のスッキリ感が損なわれ、困った状態と言えます。
ノコギリヤシエキスで排尿をスムーズに
ノコギリヤシエキスには、前立腺の肥大に関係する酵素を阻害する作用があり、頻尿や残尿感の緩和に役立つと考えられています。
そのため「中高年の健康をサポートする」と表現されているわけです。
日本ではサプリメントですが、ヨーロッパの国々の病院では、泌尿器系疾患に対し処方されています。
自然由来で副作用がほとんどないのも、ノコギリヤシが重宝される理由のひとつです。
痛みがあるわけではなく病院へ行くほどでもない、という方が多いのも、前立腺肥大の特徴です。
トイレのことはなかなか人にも相談できずに恥ずかしい思いや煩わしさを我慢している男性も多いと思います。
そんなときに、ノコギリヤシの力が、スッキリ感、毎日の健康を取り戻してくれる可能性があります。
40代でノコギリヤシを飲むのはまだ早い?
頻尿対策のサプリとしてノコギリヤシがいいと耳にしたことがあっても、「まだ40代だし頻尿というほどではない」と考える方もいることでしょう。
確かにノコギリヤシの商品説明を見てみると「自信をもって過ごしたい50代~70代の方に」など、50代以降を対象としたフレーズが多いように思われます。
一方で、排尿回数の多さや、尿のキレや勢いなどについては、40代男性でも「気になる」と回答する方が少なくなく、割合が増えていくのは50代以降であっても、40代から既に排尿時のトラブルは始まっていると言えます。
中高年に差しかかった男性に頻尿や夜間頻尿、尿漏れなどの悩みが増える原因として一番多いのは、前立腺肥大による、膀胱への刺激や尿管の圧迫です。
前立腺肥大の発生の要因をたどると、そこには男性ホルモン・テストステロン分泌量の減少があり、これは男性の更年期症状のひとつと見ることができます。
一般的に男性の更年期は女性よりも10歳ほど遅れ、55歳から65歳が中心です。
男性更年期の若年化とノコギリヤシ
ノコギリヤシは、結果的にはテストステロンの変化を抑える性質のものですから、単純に考えれば、役に立つのは更年期の55歳以降であるように思われます。
しかし近年では、男性更年期の年代が若年化する傾向にあるというのです。
元々更年期の症状や時期は個人差が大きく、70歳以上の男性でも更年期症状がほとんどなく、テストステロンがしっかり分泌されている場合もあると言います。
こういった方は第一線でバリバリと活躍される方に多いそうです。
一方で、ストレスや生活習慣、運動不足などの影響によって40代どころか、30代後半から更年期のような状態にある方も見られます。
更年期を加速させるストレス他の要因は、排尿にとってもマイナスの影響を与えます。
このような場合にノコギリヤシが役立つ可能性があり、やはり40代であっても服用が勧められるケースがあると言えるでしょう。
ノコギリヤシの服用だけに頼るのではなく、生活スタイルを見直してみることも忘れないでください。
ノコギリヤシを3ヶ月は続けてみてと言われる理由とは?
ノコギリヤシを飲み始めたら気になるのは、「いつになったら効果が感じられるか」という点。
なかには2~3週間程度で「毎日飲んでいるのに何も変わらない」と飲むのを止めてしまう方もいるといいますが、これは正しい選択とは言えません。
「効果がないかどうかを見極めるには最低でも3ヶ月は服用を続ける」というのが、ノコギリヤシをはじめサプリメントを服用する際の基準となっています。
なぜノコギリヤシサプリの効果の確認に3ヶ月という期間が必要なのかは、即効性が求められる医薬品の作用方法との違いを考えてみると、分かりやすいのではないでしょうか。
まず、化学成分である医薬品は、症状に直接作用し鎮静化することで効果を発揮します。
一方のサプリメントは「栄養」のひとつです。
毎日の食事で摂取した栄養で体が作られていくのと同じ様に、毎日摂取したサプリ成分がゆっくりと血肉になっていき、その結果、それぞれの悩みの回復が期待できます。
医薬品は症状を鎮めますが、栄養にはなりません。
サプリが栄養を補強し、体内を再生することで症状を変化させるのに必要な時間が、平均して3ヶ月程度と考えられているのです。
細胞はある程度の時間をかけて生まれ変わる
体は全て細胞でできていますが、細胞が生まれ変わる期間はそれぞれの臓器で異なります。
あくまで目安ですが、短いものでは、胃腸で半日から3日、心臓で22日、肌の生まれ変わりでは28日を必要とします。
一方で骨などは1~2年かけてゆっくりと生まれ変わります。
このような細胞の再生周期を考えてみると、栄養で体を回復させていくのには、やはり3ヶ月程度は様子を見ていくべきと言えるでしょう。
ノコギリヤシの効果を確認する際にも、やはり同様に考えます。
サプリと体質との相性があるために、ノコギリヤシを飲み始めて1週間ほどでトイレの回数が減ってきた、と感じる方もいますが、このようなケースはかなり稀です。
効果を損なわないためにも、飲んだり飲まなかったりではなく、毎日服用を継続することも大切です。
ノコギリヤシが元気につながるってほんと?
ノコギリヤシ商品のホームページをいくつか見てみると、「スッキリ」「若々しさ」「活力」といったキャッチフレーズや感想が目につきます。
このように、排尿時の悩み・不快感におすすめのノコギリヤシサプリが中高年の元気を取り戻してくれる背景には、いくつかの側面が考えられます。
まずは、排尿の悩みがスッキリすることによって取り戻せる、元気や自信です。
通勤途中なのにトイレに行きたくなったり、仕事中に自分だけ何度もトイレに立ったり、友人や家族と過ごす楽しい時間がトイレで中断されたり・・・。
「たかがトイレ」とはじめは思っていても、気がつかないうちに自信や活力が削がれてしまいかねません。
実際に、頻尿のせいで外出が億劫になり引きこもりがちになってしまった、という体験談もあります。
そんなときにノコギリヤシを服用することで、頻尿を引き起こしていた前立腺肥大が和らぐのを期待でき、その結果スムーズに排尿できる感覚が戻ってきます。
トイレの心配をすることなく仕事やプライベートの時間を過ごすことができ、夜中にトイレで目が覚める心配もありません。
疲れがしっかり取れて、心身ともに元気を実感できるようになる可能性があります。
サプリの副成分にも元気を引き出す力
ノコギリヤシエキスとともにそれぞれのサプリに配合されている副成分もまた、中高年に元気をもたらすパワーの元になります。
ペポカボチャ種子エキスに含まれるβカロチン、リグナンやリノール酸、ビタミンE、ポリフェノールといった成分、そしてセサミンやリコピンなどは、アンチエイジング成分として知られています。
老化により低下してしまった身体機能に若さを取り戻し、元気が戻ってくるのを期待できます。
「毎日の元気が減ってしまったのは年齢のせい」「トイレが近いのも年のせい」と、そのままにしてしまうのではなく、毎日の不快感をサプリで減らせる可能性を試してみましょう。
ノコギリヤシはドラッグストアや薬局でも手にできますが、より豊富な商品から自分に合ったものを選べる通信販売の利用がおすすめです。
ノコギリヤシにサポート成分は必要なの?
ノコギリヤシサプリは、頻尿や夜間頻尿、薄毛などに悩む方に向けて製造、販売されています。
その中身は、主成分となるノコギリヤシエキス以外に、副成分と呼ばれるサポート成分が3~4種類ほど配合されているものが主流です。
中高年男性の頻尿を引き起こす主な原因である前立腺肥大を和らげる力がノコギリヤシエキスにあるのなら、ノコギリヤシだけを摂取したほうがより効果的なのでは・・・?と疑問に感じるかもしれません。
頻尿向けのノコギリヤシサプリでは、副成分として、亜鉛やペポカボチャ種子エキス、セサミン、リコピン、ビタミンE、クランベリーといったものが選ばれています。
例えば亜鉛には、ノコギリヤシ同様に5-αリダクターゼという酵素の働きを阻害し、その結果前立腺肥大を和らげる力があると考えられています。
ただし亜鉛の摂り過ぎは健康を害してしまうので注意が必要で、副成分としての摂取が望ましいでしょう。
ペポカボチャ種子に含まれる豊富な栄養には、骨盤底筋など膀胱周辺の筋肉の機能を回復させることで頻尿を和らげる効果を期待できます。
男性にも女性にも心強い成分です。
そのほかセサミンやリコピン、ビタミンEなどは、アンチエイジング効果で知られます。
頻尿には老化も関係するため、こういった副成分がサポートを発揮するのです。
副成分が複合的に健康をサポート
ヨーロッパではノコギリヤシはメディカルハーブであり、泌尿器系疾患の処方薬として扱われますが、日本では健康食品としての位置づけです。
その作用はあくまで穏やかなものであることから、そのほかの副成分を組み合わせることで、より複合的に頻尿をサポートできるのではないかと考えられています。
「ノコギリヤシ」という商品名だけでなく原材料をしっかり確認し、第一に、薄毛用でなく頻尿対策用の商品を選ぶこと、自分の頻尿の原因に合った副成分を配合する商品を見極めましょう。
健康食品として誰もが自由に購入できることから「とりあえずこれを飲んでみよう」と簡単に選んでしまいがちですが、選択の自由には、自分の健康に対する自己責任が伴うことを覚えておきたいものです。
ノコギリヤシ含有量は多ければ多いほどいい?
中高年になり、気がつくと頻尿になっていた・・・というとき、ノコギリヤシサプリがいいと聞いて飲み始めれば、すぐにでも効いてほしいものですよね。
サプリの効果は数か月飲み続けて少しずつ感じられる性質のものなので「すぐに改善」というわけにはいきませんが、できればベストな力を引き出せる商品を選びたいもの。
そこで気になるのが、ノコギリヤシ含有量です。
ノコギリヤシサプリでは、主成分となるノコギリヤシのほかにもいくつかの副成分や添加物が配合されることが多く、ノコギリヤシの含有量は商品によって違っています。
1日の摂取量分で見ると、200mg台のものから400mg台のもの、海外の商品では500mgといった高含有商品も見られます。
日本のメーカーでは320mgが多く、この量が基準値となっているようです。
ノコギリヤシが多いほどより高い効果を感じられるのであれば、500mgといった商品が主流になると考えられますが、そうではなく320mgが基準とされるのは何故でしょう?
ノコギリヤシ摂取はちょうどいい量を
320mgというのは何となく決まった量ではなく、ノコギリヤシ摂取が前立腺肥大にもたらす影響を見る臨床試験データにおいて、「最も効果的」「効果が得られやすい」と判断された分量です。
ヨーロッパを主として繰り返されてきた臨床試験データから導き出されています。
より高配合をアピールする商品もありますが、ノコギリヤシは1日320mgを摂取すれば必要十分と考えられ、多くのメーカーでこの量が基準とされています。
さらに多い500mgを超えるような海外のノコギリヤシサプリは、外国人の体格、体質向けに作られたものであり、日本人にとっては過剰摂取になる恐れがあります。
ノコギリヤシのようなサプリ成分は、多く飲むほど効果が上がるという性質ではなく、過剰摂取によって体調を崩すリスクがあります。
さらに体質との相性に個人差があるため、320mgでも多いということも考えられます。
服用を始めるときには少量から飲み始め、様子を見ながら推奨量まで増やしていくようにしましょう。
ノコギリヤシは50代を過ぎた男性の気持ちを前向きにする?
50歳を過ぎ、中高年と呼ばれる世代以降の男性の多くが、排尿について何らかの悩みを抱えているといいます。
頻尿、夜間頻尿、残尿感、尿漏れ、尿に勢いがなくなったり、急な尿意でトイレに間に合わなくなるといった悩みもあります。
これらの症状の原因としてよく見られるのが、前立腺の肥大です。
前立腺が肥大すると、そのなかに包まれるように位置する尿道が圧迫されて排尿の不具合を引き起こします。
尿の話というのは普通に話題にできるものではなく、やはり隠しておきたい恥ずかしい事柄です。
悩みを人に相談しづらいだけでなく、「『またトイレ?』と思われているのではないか」「間に合わなかったらどうしよう」「トイレに行けないと2時間が限界」「排尿しても残っていて、またすぐ尿意がくる」「夜眠れていないから元気が出ない」などなど、後ろ向きなイメージばかりが増え、気分を落ち込ませてしまいます。
そんなストレスもまた、頻尿を悪化させてしまうのです。
中高年男性の気持ちを落ち込ませる前立腺肥大では、ノコギリヤシのサプリを試してみる価値があります。
ノコギリヤシサプリで気分が前向きになる可能性
ノコギリヤシエキスが、前立腺を肥大させるDHT生成を促す酵素・5-αリダクターゼを阻害して、肥大を和らげていくと考えられています。
まずはノコギリヤシを試してみて、体調に異常が無ければ毎日しっかり飲み続けてみましょう。
早い方では1ヶ月ほど、平均でも3ヶ月ほどで「トイレの回数が減ってきた」「スッキリ出せるようになってきた」「夜中起きる回数が減っている」と感じる方が多いようです。
病院に行くほどでもない「毎日のちょっとした不快」こそ、出来るだけ解決しておきたいもの。
毎日服用するだけでいいノコギリヤシサプリはシンプルな対策ですが、それ以外にも冷えをきちんと予防したり、アルコールを控えたり、排尿コントロールに必要な筋肉を鍛えるストレッチなど、ちょっとした習慣で、前向きな気持ちを取り戻せる可能性があるのです。
ノコギリヤシで用いられる超臨界抽出法はどこが魅力?
古くはアルコール抽出、もしくは果実を乾燥させてお茶にするといった利用法でしたが、現代のノコギリヤシエキス抽出の主流は、超臨界抽出法です。
あまり耳にしない言葉のようですが、カフェインレスドリンクや各種香料、医薬品成分の抽出などに広く利用されており、実は身近な技術でもあります。
液体や気体は総称として「流体」と呼ばれますが、超臨界とは液体でも気体でもない状態のこと。
この状態の二酸化炭素(超臨界炭酸ガス)には強力な溶解力があります。
そのため、ノコギリヤシ果実をいれた容器に二酸化炭素を送り込み超臨界状態にすると、果実のエキスが溶け出します。
そこで圧力を低下させて、エキスを二酸化炭素から分離することで目的の成分だけを取り出せます。
この超臨界抽出の魅力は、抽出成分を変質させないこと、そして不純物が混ざらないことです。
二酸化炭素は低温で超臨界状態になるため、熱による成分破壊の心配がありません。
分離の際に二酸化炭素が残留することもなく、純粋なノコギリヤシエキスだけを取り出すことができます。
純粋なエキスのみを取り出せるメリット
不純物が混ざっているとそれだけ変質、劣化しやすくなるため、これを防ぐために保存料の添加が必要になります。
しかし、超臨界抽出法を用いたノコギリヤシエキスは純粋なので、添加物を加えなくても保存性が高いのです。
これはサプリメントとして流通させるうえでの大きな強みになります。
必要な成分だけをカプセル化できるので安心で、質の高いサプリメントをつくることができます。
ノコギリヤシは毎日飲み続けるものですから、安心して体に入れられる中身であることが大事であり、頻尿への最大限の効果を期待するにはエキスの質が高いに越したことはありません。
そのような高い技術で製造したノコギリヤシは高価なのでは・・・と思うかもしれませんが、十分購入を継続できる価格の商品でも、超臨界抽出法を開発したイタリアのインデナ社で製造したノコギリヤシを使用したものが見られます。
商品選びの際にはぜひ、抽出法にもこだわってください。
ノコギリヤシを飲んだ人の感想で多いものは?
サプリメントは、飲んだらすぐに効果を感じる医薬品と違い、毎日服用し続けて気がつくと「良くなっているかも」と感じられる健康食品です。
そんなノコギリヤシにチャレンジするときに確かめたいのは、「みんなはノコギリヤシを飲んでみて、どう感じたの?」ということ。
インターネットを見れば、色んな体験談、レビューを見ることができます。
よく目につくのは、「夜中のトイレの回数が減った」という喜びの声です。
1晩に3~4回目が覚めていたとう方が多く、ノコギリヤシを飲んでから「今は朝まで起きない」「行っても1回程度で助かっている」という感想が多く見られます。
体質との相性が良かったのか、試用品を飲んでいる間にトイレの回数が減ってきたのでそのまま続けている、という声も見られます。
旅行のときにトイレが近くて困っていたけれど、ノコギリヤシを飲んで楽しめるようになった、という方も多いですね。
継続の大切さや、治療の難しさが感じられる感想も
気になるのは、「飲むのを忘れると再びトイレの回数が増え、服用を再開すると改善する」という声。
ノコギリヤシは毎日コンスタントに飲むことが大事と言われますが、実際に服用を中断して効果が途切れてしまう経験をする方が多いようです。
「夜2時間おきにトイレに起きているのに、医師には『異常ありません』と言われてノコギリヤシを飲み始めた」「寝る前に水分を摂らないようにしているのにどうしても夜中に起きてしまう」といった体験があります。
夜間頻尿で困っている現実があるのに改善できない・・・というときに、ノコギリヤシサプリを試してみて楽になったという内容で、前立腺肥大の対処の難しさが感じられます。
一方で「ノコギリヤシを飲んでみたけど変化がなかったので止めてしまった」「胃が痛くなって飲むのを止めた」といった声もあり、やはり体質との相性があることが分かります。
こういった体調不良が見られなければ、まずは3ヶ月間続けてみて様子を見てみましょう。
憂鬱な頻尿、夜間頻尿、残尿感や急な尿意が、体験談のようにスッキリすれば嬉しいですね。
ノコギリヤシの有効性を教えてくれる臨床試験結果とは?
アメリカで発見され、ヨーロッパで研究を重ねられたノコギリヤシ。
その研究過程ではどのような臨床試験が行われてきたのか、一例を紹介します。
まずは、フランスのシャンポール博士がノコギリヤシの有効性を報告してから5年後の1995年のこと、イタリアで行われた臨床試験です。
前立腺肥大症の患者63名を対象に、1日160mgのノコギリヤシエキスを3週間投与した結果、残尿感の改善が確認されています。
さらに、94名の前立腺肥大症患者を2つのグループに分けて、一方のグループだけに1ヶ月間ノコギリヤシを摂取してもらいました。
その後夜間の排尿回数を比較してみると、ノコギリヤシを摂取したグループでのみ、平均回数3.1回だったのが1.7回にまで減少していました。
いずれも、ノコギリヤシが前立腺肥大の症状である残尿感や夜間頻尿の改善に役立つことが示されています。
日本人の体への効果を確認した試験
日本では健康食品としての扱いであって、医薬品のような治験が必要とされるわけではありませんが、近年になって、ノコギリヤシの製造メーカーによって国内初の臨床試験が行われ、その結果が報告されています。
ノコギリヤシサプリが、前立腺肥大症の「日本人患者」にも効果があるのかどうかを確認することが目的です。
対象となったのは、問診によって軽度~中度の前立腺肥大症と認められた12名の日本人男性です。
6名ずつ2つのグループに分け、一方のグループではノコギリヤシサプリを1日320mg、もう一方のグループでは偽薬を、それぞれ8週間摂取し続けてもらいます。
国際前立腺症状スコアで両グループの状態を比較したところ、ノコギリヤシを摂取したグループで、残尿感、尿勢、腹圧、頻尿、夜間頻尿、尿意切迫感のスコアで統計学的な有効性を認めたそうです。
こうしてノコギリヤシは、日本人男性の前立腺肥大にも役立つことが確認できました。
このような結果が報告される以前から、日本においても多くの方がノコギリヤシを愛用し、頻尿の改善に役立てています。
ノコギリヤシを飲むなら知っておきたい、ヨーロッパでの利用法
日本ではノコギリヤシは健康食品として位置づけられており、ドラッグストアの棚に並べられ、通信販売で自由に購入できます。
このような位置づけは厚生労働省によって決められたものです。
これに対しフランス、イタリア、ドイツ、ベルギー、ノルウェー、スウェーデンといったヨーロッパの国々では、ノコギリヤシは医薬品として扱われています。
利用目的としては日本の場合と同じく頻尿の治療であり、泌尿器系疾患に対して医師から処方されたり、日本での薬剤師のような立場である「メディカルハーバリスト」から処方してもらったりします。
サプリメント成分が病院で処方されるというと不思議な感じがするかもしれませんが、日本の病院でも漢方薬を取り入れた治療が広まってきています。
メディカルハーブのノコギリヤシは、日本人にとって漢方薬に近いイメージかもしれません。
ヨーロッパでのハーブの歴史
紀元前の頃から、ハーブは人々にとって身近なものでした。
ハーブを育て食用にしたり、絞ったり刻んだりして精油にしたり、体に塗ったりして健康に役立ててきたのです。
日本では薬草と言った方が分かりやすいですね。
その薬効は、古くは民間療法として用いられるのみでしたが、特にハーブが身近であったヨーロッパでは中世以降、「メディカルハーブ」としての知識が体系化され、研究分野のひとつとなりました。
その結果、アメリカ大陸で発見され持ち帰られたノコギリヤシも研究対象となり、前立腺肥大症の患者さん向けにハーブティーとして利用されるようになります。
さらに各国で臨床試験が重ねられ、ノコギリヤシ果実の油性成分が前立腺肥大症による排尿障害に効果的なことが示されると、これをフランスのシャンポール博士が医学会に報告したことで、世界中にノコギリヤシの有用性が広まりました。
質の高いノコギリヤシエキスを取り出せることで有名な「超臨界抽出法」を開発したのもまた、ヨーロッパはイタリアのインデナ社ですね。
ハーブ先進国と言われるヨーロッパだからこそ、ノコギリヤシはより身近なものとして有効利用されているのです。
ノコギリヤシを飲まずに頻尿を放置するとどうなる?
トイレが近くて1日10回以上行っている、夜中もトイレで目が覚めてしまう、トイレに行った後もすっきりしない・・・このような頻尿の症状にはノコギリヤシサプリがおすすめですが、「いつでもトイレに行ける生活なので大丈夫」とノコギリヤシを飲んだりすることなく頻尿を放置していると、どうなるのでしょうか。
頻尿の症状が進んでいくと、尿漏れや失禁が起こるようになります。
重いものをもったとき、くしゃみや咳をしたときなど、力が入った時に尿が漏れるようになり、やがては笑ったり歩いたり、日常生活を送っているだけでも尿漏れが起きてしまうように。
最初は下着に薄いパッドを当てるだけで済んでいたのが間に合わなくなり、大人用オムツが手放せなくなってしまいます。
オムツを用意する手間や費用はもちろんのこと、おしゃれが制限され、旅行などの外出がおっくうになり、何よりもオムツをつけることでの精神的な苦痛は小さくないでしょう。
いつ強まるか分からない尿意におびえ行動を制限されることは、かなりの精神的ストレスとなってしまいます。
頻尿を放置することの身体への影響
生活や気持ちの問題だけでなく、身体への影響も考えなければなりません。
頻尿の原因は複数関係しているケースが多く、ノコギリヤシがサポートする前立腺肥大のほか、過活動膀胱、膀胱炎、更年期障害などの影響もあります。
頻尿を放置しておけば、それらの症状がどんどん進行する可能性があります。
また、より重篤な疾患の兆候として、頻尿が起こっている可能性が見逃せません。
糖尿病の症状に頻尿があることを知る方は多いと思いますが、その他に膀胱結石やすい臓がん、骨盤臓器脱といった疾患でも、頻尿が起こるとされます。
ノコギリヤシは頻尿の初期状態であるほど、効果が発揮されます。
症状が進行するのを放置してしまうのではなく、早めにできる対処をすることで、より快適な毎日を過ごせる可能性があるのです。
ノコギリヤシを飲んでも症状がひどくなるときや、頻尿のほかにも別の不調があるときには、早めに病院を受診するようにしてください。
ノコギリヤシサプリを飲む際に注意すべきことは?
サプリメントは健康食品であり、ドラッグストアや通販などで自由に手に入れることができるもの。
医薬品に比べれば副作用のリスクはグンと低くなります。
なかでもノコギリヤシは、重篤な副作用の報告がない成分として知られています。
そんな安全なノコギリヤシサプリでも注意しておきたいことのひとつが、過剰摂取をしないということ。
美味しいご飯も食べ過ぎは禁物なのと同様、ノコギリヤシも一度の摂取量が多過ぎれば胃腸の負担になり、胃痛や胸焼け、下痢や便秘などの消化不良を起こすことがあります。
また、サプリは一度にたくさん飲んだからといってより早くよく効くというものではありません。
逆に、一定量を毎日摂取し続けることが、より手ごたえを感じるための近道なのです。
商品ごとの摂取量を守って飲み続けることが、効果のためにも健康のためにも大切です。
推奨量を飲んでいるのに胸焼けがする・・・という場合、体質に対してその量が多過ぎる可能性があります。
サプリメントは体質に合わせるものです。
少し量を減らして様子を見、それでも胸焼けなどが続くときには服用を中止します。
男性ホルモンへの影響について
ノコギリヤシが頻尿にいいのは、そのエキスが男性ホルモンの変化を防いで、前立腺の肥大を防いでくれるためです。
つまりノコギリヤシは、強力でないとはいえ男性ホルモンに影響するということであり、その点に注意する必要があります。
まずホルモン療法中の方は服用を避けます。
持病の薬を服用している方は、念のために薬剤師に事情を話し、問題がないか聞いてみるようにしましょう。
ピルを飲んでいる女性もノコギリヤシを控えてください。
そして妊娠・授乳中の女性はホルモンバランスが大切な時期ですから、妊娠によって頻尿が起きていてもノコギリヤシを用いるのはよくありません。
同じくホルモンバランスが不安定な成長期の子供も、ノコギリヤシ服用は控えます。
ノコギリヤシが飲めないときの頻尿対策には、骨盤底筋を鍛える体操や、ストレスの緩和、膀胱訓練が有効なケースもあります。
頻尿の原因に合った対処法を探してみてくださいね。
サプリのなかにノコギリヤシはどのぐらい入っている?
ノコギリヤシサプリのカプセルの中には、ノコギリヤシのエキスと、そのほか頻尿にいいとされる副成分がいくつか選ばれ、一緒に配合されています。
気になるのは、1粒のなかに入っているノコギリヤシエキスの割合、含有量はどのぐらいなのかということ。
せっかくの頻尿対策サプリも、ノコギリヤシエキスが少なすぎれば、当然十分な効果は期待できません。
サプリメント容器の表示や説明書きを見てみると、1粒の含有量、もしくは1日の摂取量としてノコギリヤシ含有量が表示されています。
例えば1日2粒、320mgを推奨する商品ならば1粒に160mgのノコギリヤシが含まれるということです。
ノコギリヤシは医薬品ではないので、各メーカーが自由に成分の含有量を決められますが、日本のメーカーの多くは1日320mgを選んでいます。
この含有量は、過去の臨床データの結果に基づいています。
ノコギリヤシが前立腺肥大患者にもたらす効果を検証する数々の研究で、最も効果を発揮したと考えられるのがこの1日320mgずつの摂取なのです。
含有量についても商品の見極めを
ノコギリヤシサプリをいくつか比較してみると、なかには1日400mgとして「高配合」を謳う商品も見られます。
そういった商品にチャレンジするかどうかはもちろん消費者の自由ですが、「一般的な含有量よりは多めだ」ということを念頭におき、過剰摂取になっていないか体調をしっかり見るようにしてください。
いくら副作用のリスクが少ないと言われるノコギリヤシでも、摂り過ぎれば腹痛や下痢などの不調を引き起こすことがあります。
またノコギリヤシの性質として、1度に多く飲むほどより効果が発揮されるというものではないのです。
ノコギリヤシは健康食品なので、誰でもいつでも購入、服用することができます。
しかし体を良くしてくれるということは、微小でもそれだけの影響力があるということです。
「よく聞くメーカーの商品なんだから」と根拠なく安心するのではなく、自分が毎日何をどれだけ飲んでいるのか把握しておくことは大切です。
ノコギリヤシ、みんな継続して飲む事はできている?
「10日分」など決められた期間だけ服用する処方薬とは異なり、サプリメントは継続して飲み続けたほうがいいと言われます。
続けることに苦手意識がある方は「3日坊主になりそう」という不安を感じるかもしれませんね。
では「ノコギリヤシを飲んでみた人はみんな継続できているの?」と体験談や口コミを見てみると、これは人それぞれということができるでしょう。
「何年も服用を続けていてノコギリヤシがないと困る」という方もいれば、「実感がないのですぐに止めてしまった」という方もいます。
サプリは体質との相性もあるので、なかには「どうしても合わなかったのでやめた」という方もいると思われますが、習慣にできなかった、途中で諦めてしまった、というケースも多いのではないでしょうか。
ノコギリヤシサプリは一般的に、3ヶ月ぐらい毎日飲んでみて、その効果を判断すると言われます。
途中で飲み忘れたり中断してしまえばそれだけ効果が得られにくくなるため、やはり継続は大切です。
「トイレの回数が減ったから」とすぐに服用をやめると、また元の状態に戻ってしまったという声が聞かれ、効果を感じてからもやはり継続することが大事なようです。
ノコギリヤシ継続のコツは?
ノコギリヤシを続けるためには、毎日の習慣にしてしまうことです。
飲むのが嫌になるほど臭いが強い商品や、粒が大きすぎて飲みにくいものは苦痛ですよね。
その場合、飲みやすい味や形のサプリに変える必要があります。
飲むタイミングも重要。
「いつ飲んでもいいのだから」とタイミングを決めないままにしたり、つい飲み忘れてしまうタイミングにしては意味がありません。
朝食後の歯磨きの前に飲む、夕食後に飲むなど、毎日の生活の流れの中にサプリの服用を加えてしまうといいでしょう。
購入を続けられる価格であることも大事です。
高価なノコギリヤシでいくら頻尿が和らいでも、買い続けられなければ服用も続けられず効果が持続できません。
自分に合うサプリを選び、習慣にする工夫をしてみてください。
ノコギリヤシはどこで育ち、加工されているの?
頻尿や尿切れの悪さで悩む男性のためのサプリ・ノコギリヤシとは、ヤシ科の植物の果実から抽出するエキスから作られています。
ヨーロッパではメディカルハーブとして古くから研究されてきた歴史があり、現在では泌尿器系疾患に処方する国も存在します。
ただし原産地はヨーロッパではなく、アメリカ合衆国の南東部エリア。
メキシコ湾や大西洋沿岸の砂地に自生し、フロリダ州では栽培もおこなわれています。
亜熱帯~熱帯の気候で育つ植物ですが、日本でも栽培自体は不可能ではないと言われます。
しかし日本でノコギリヤシを栽培しているという話は聞かれません。
その理由はノコギリヤシの成長速度にあります。
その名の通りノコギリヤシには、ノコギリに似てギザギザとした1mほどの長さの葉がついており、木全体の高さは2~4m程度です。
大きさから言っても栽培には広い場所が必要ですね。
そしてノコギリヤシエキスは果実から採取しますが、その成長速度はとてもゆっくりしているため、実をつけるほど成熟するには、なんと500~700年もの樹齢が必要なのです。
もちろん、成長も実をつけるのも天候に左右されることもあり、エキス採取を目的にノコギリヤシの栽培をするのは、なかなか難しいことなのです。
海外での採取、加工を経て日本へ届くノコギリヤシ
フロリダの温暖な気候の中で長い時間をかけて実ったノコギリヤシは、固い果実です。
この果実からエキスを抽出する方法として有名なのが、超臨界抽出法。
超臨界抽出法を利用すると、混じりけがなくて保存が効く、良質なノコギリヤシを取り出すことができます。
超臨界抽出法はイタリアのインデナ社という企業が開発した技術であり、このインデナ社のノコギリヤシエキスは特に信頼性が高いことで有名です。
例えばこのインデナ社のエキスを使う場合、アメリカで採れたノコギリヤシがヨーロッパで加工されて、サプリとして日本で加工・販売され、消費者の元に届いているというわけです。
原産地のインディアンも利用していたノコギリヤシの力が、現代でも活かされています。
ノコギリヤシの超臨界抽出法ってどんなもの?
ノコギリヤシサプリの品質判断基準のひとつに製造方法があり、信頼性が高いとされるのが「超臨界抽出法」です。
気体に圧力をかけたとき液体となるギリギリの状態が臨界と呼ばれ、そして超臨界とは、臨界温度・圧力を超えて物質が気体でも液体でもない「流体」となった状態を指します。
超臨界に達した流体は、物質の成分を溶かし出す性質を持ち、これが成分抽出に利用されます。
ノコギリヤシエキスは、超臨界状態の二酸化炭素を用いて抽出します。
気体の種類によって臨界に達する温度は異なりますが、二酸化炭素の場合30度なので、熱により成分を壊してしまう心配がありません。
頻尿の方に愛用されるノコギリヤシエキスは、黒褐色の固い果実に閉じこめられていますが、超臨界抽出法なら不純物や溶剤が混ざることなく、純粋なエキスだけを取り出すことができるのです。
例えば、妊婦や健康志向の方にはノンカフェインの飲み物が人気ですが、このカフェインを取り除く技術でもやはり超臨界抽出が利用されています。
ノコギリヤシが広まるきっかけとなった抽出法
超臨界抽出法が開発される以前はどのようにノコギリヤシを抽出していたのかと言えば、これはかなり原始的な方法で、固い果実をアルコールやオイルに浸すことで成分を溶かし出していました。
この方法では不純物が混ざるだけでなく、加熱により成分がこわれやすいので質が低下し、保存が効かないため流通にも向きませんでした。
超臨界抽出法の採用によって、ノコギリヤシの品質、信頼性、有効性が高まり、物流に乗せることが可能になりました。
そして、世界中の人々が利用できるきっかけとなったのです。
この理想的な抽出法は、世界的な植物由来成分の研究・開発メーカーであるインデナ社によって開発されました。
そんな素晴らしい技術を使ったサプリは高価なのでは、と思うかもしれませんが、超臨界抽出法で製造したサプリでも、比較的手ごろな価格のものが少なくありません。
製造法を確認しつつ、毎日安心して服用できるサプリを探してみましょう。
これって頻尿なの?と思ったらノコギリヤシを飲むべき?
トイレに行く回数が多くなったような気がする、排尿後下着にシミをつけることがある、トイレに行ったのにスッキリしないなどの状態に気が付いたとき、「これは頻尿なのか?」と判断に迷うことがあります。
トイレは毎日何回も行くものなので、少しずつ異常が起きていてもあまり気にしなかったり、すぐに慣れてしまったりするためです。
医療機関で用いられる診断基準としては、「1日8回以上排尿する状態は頻尿である」という定義があります。
しかし、「自分は8回以上行っているけれど頻尿とは思っていなかった」という方は少なくないでしょう。
トイレの回数や排尿感を「困った」と感じるかどうかは、個人の性質や環境によっても違うので、現実には一概に頻尿の基準を決められるものではないのです。
回数に関わらず排尿に関して不快感や不便を感じていたり、生活に支障をきたし始めていれば、頻尿と判断して良いでしょう。
頻尿かも、と思ったら
症状としては、排尿回数の増加のほか、残尿感や尿意切迫感なども頻尿の症状のひとつです。
「もしかして?」と思い始めるような初期の頻尿は、セルフケアで良くなる場合が多く、ノコギリヤシはそんな初期段階に有効なサプリです。
ノコギリヤシという名の植物から抽出したエキスで、ヨーロッパでは泌尿器科で処方される薬用ハーブです。
ホルモン療法中、妊娠・授乳中、成長中の子供という条件に当てはまらなければ、安心してノコギリヤシを服用できます。
ノコギリヤシ服用の前に病院で診断を受けたい、頻尿なのか自分でも確かめたいという方は、排尿日誌をつけることをおすすめします。
朝起きてから次の起床まで、何時にトイレに行きどのぐらいの尿が出たか、感じられた症状などをその都度日誌へ書きとめることで、客観的に排尿状態を把握でき、病院で状態を説明しやすくなります。
初期の頻尿で受診した場合、生活習慣の見直しなど自宅でのケアが治療の中心となることがほとんどです。
ノコギリヤシサプリの服用をしてもいいか聞いてみると、なお安心ですね。
トイレが近いのは年のせい?ノコギリヤシで対策はできる?
友人と会って楽しく話しているあいだに何回もトイレに立ったり、映画を見ていても途中でトイレが我慢できなかったり、車やバスでの移動中なのにトイレに行きたくなってしまったり・・・このような状態に気づいても、「そういう年齢になったのだろう」「周りの友人たちも同じようなものだから」「年のせいだから対策のしようがない」と考えたこと、ありませんか?
頻尿の原因はいくつか挙げられますが、確かに加齢がさまざまに影響しています。
まずノコギリヤシがすすめられる前立腺肥大による頻尿の場合、肥大の引き金となるホルモンバランスの変化、男性ホルモンの変換を促す5-αリダクターゼの増加、これらは加齢によって引き起こされます。
また、排尿と密接にかかわる骨盤底筋群の筋力低下もまた、加齢が大きな原因です。
こうして見ると「頻尿が年のせい」というのは間違いではありません。
頻尿が年のせいであっても改善の可能性はある
一考する余地があるのは、「年のせいだから諦めるしかない」という判断です。
頻尿はそれぞれの原因に対策することで改善できる可能性があります。
中高年以降の男性の場合、まず試したいのはノコギリヤシのサプリです。
ノコギリヤシエキスが前立腺の肥大を抑えて排尿をスッキリさせてくれることから、日本はもちろん世界中に愛用者がいます。
ノコギリヤシサプリは推奨量を守って、毎日、最低でも3ヶ月は服用を続けて効果を確認してください。
ノコギリヤシ以外で特におすすめの対策が、骨盤底筋体操です。
肛門や膣の周囲の筋肉を意識して収縮・リラックスさせる体操により骨盤底筋を鍛えていきます。
泌尿器科や高齢者向け施設でも、頻尿の方向けに指導される体操ですが、とてもシンプルで自宅でも外出先でも、どこでも習慣にできます。
年のせいと言えばそれまでですが、少し生活の見直しをすることで毎日のトイレがすっきりするのなら、やってみない手はありません。
ノコギリヤシサプリも生活習慣に加えてみましょう。
ストレスが原因の心因性頻尿にノコギリヤシは役立つ?
中高年の男性によく見られるのは前立腺肥大を原因とする頻尿で、これにはノコギリヤシサプリの服用が役立ちます。
そのほか意外に多いのが、ストレスを原因とする「心因性(神経性)頻尿」です。
仕事や人間関係など様々な事情で積み重なるストレスによって引き起こされます。
心因性頻尿は継続的な頻尿状態であり、例えば緊張が過ぎてしまえば健康な状態に戻る一過性の頻尿とは異なります。
心因性頻尿では、継続的なストレスにより交感神経と副交感神経のバランスが乱れた自律神経失調症となり、その症状として頻尿が現れることがあります。
自律神経と排尿との関係を見てみると、活動時に働く交感神経の作用により、膀胱が拡張し排尿を抑えています。
一方、リラックス時に働く副交感神経の作用では、膀胱が収縮し尿意を感じやすくなります。
自律神経のバランスが崩れるとこのような排尿のコントロールがスムーズにいかず、尿意が頻繁になります。
心因性頻尿の診断、ノコギリヤシとの関係
膀胱や尿道といった臓器の異常、前立腺肥大や糖尿病といった疾患、括約筋機能の低下などが見られないにも関わらず慢性的な頻尿があるときに、心因性頻尿と診断されます。
また、ノコギリヤシサプリを飲んでみても全く改善がみられず、よく確認してみると心因性だったということもあるでしょう。
ストレスは目に見えるものではないので、溜めていても気づかないことが多いものです。
対策としてはできるだけストレスの原因を避け、趣味などで発散させるようにします。
また、心因性頻尿であってもノコギリヤシを服用して構いません。
ノコギリヤシは主に前立腺肥大による頻尿に効果をあらわしますが、心理的に安心できる可能性はあります。
また副作用の心配がほとんどないので、気軽にチャレンジが可能です。
過去に膀胱炎になったりトイレに行けなかった経験、つまりトラウマから頻尿になっている場合には、畜尿のためのトレーニングである膀胱訓練が有効です。
夜のトイレで妻を起こすのが申し訳ない…夜間頻尿にノコギリヤシは効く?
50代を過ぎ、いつの間にか夜中にトイレに起きることが普通になってしまっていた・・・という方は少なくありません。
「もうそんな年齢なのだろう」「眠りが浅くなったせいなのだろう」とそのままにすることもあると思います。
しかし頻尿は自分だけの問題ではなく、家族にも負担をかけてしまうことがあるのです。
夜中トイレに起きることで、一緒に寝ているパートナーや家族を起こしてしまうことがあります。
気をつけて静かに動いているつもりでも、ちょっとした気配で意外に目を覚ましてしまうものです。
それが1晩に1回でなく、2回、3回ともなれば、自分も家族も寝不足になってしまいます。
トイレに間に合わず下着を汚してしまって、着替えるためにやはり家族を起こしてしまうといった体験談もあります。
暗い中トイレに行こうとしてつまずいて怪我をする、というのも高齢者によく聞かれる話です。
そんな悩みにはノコギリヤシのサプリを試してみましょう。
家族でぐっすり眠るためのノコギリヤシサプリ
中高年男性の夜間頻尿における一番の原因は前立腺の肥大による尿道の圧迫ですが、ノコギリヤシエキスには前立腺肥大の要因となる酵素の働きを抑制する作用があります。
ノコギリヤシサプリを毎日服用することで少しずつ肥大が緩和され、夜間頻尿が和らぐのを期待できるのです。
実際に夜間頻尿で夜中に何回も起きてしまっていた方が、ノコギリヤシを服用し始めて1回しか起きなくなった、朝までぐっすり眠れるようになったといった口コミが見られます。
さらに確認しておきたいのが、夜中に尿意が増すような生活習慣を送っていないかということです。
例えば夕食にビールなどのアルコールをたくさん摂れば、確実に尿量が増えます。
眠っているとき体が冷えやすい環境も避けたいですね。
試してみたいのが、食事と入浴を就寝の4時間前までに済ませるという方法。
入浴ではお湯の圧力で体内の水分が循環し、排尿が促されます。
そして食事では水分を摂りますよね。
この2つを就寝の4時間前までに済ませることで、就寝までに余分な水分をしっかり排出してから眠りにつくことができます。
自分がノコギリヤシを飲んでいいのか不安な場合は?
普段から健康管理のためにサプリを飲むことを習慣にしている方もいれば、できればサプリや薬などを服用するのは避けたい、なんとなくよく分からなくて口にするのが不安といった「サプリメントを飲む習慣がない方」もいらっしゃると思います。
加齢は誰に対しても訪れるもの。
年齢とともにだんだんトイレが近くなり、「外出していても落ち着かない」「会議中何度もトイレに立つのが恥ずかしい」「移動中にトイレに行きたくなったらどうしよう」などの悩みを感じることが増えていきます。
このような悩みにノコギリヤシのサプリがいいらしいと聞いて、試してみたいけれど「本当に毎日体の中に入れて大丈夫なのかな?」と疑問に感じることがあるかもしれません。
よく聞かれる、年齢・性別による不安
不安として多いのは「まだそんなに年じゃないけれど」「女性でも」ノコギリヤシを飲んでいいのか、という声です。
頻尿や残尿感など排尿時の不具合の原因は、ひとつではありません。
加齢によって膀胱周りの筋力が低下したり、過去にトイレに行けなかったことがトラウマになっていたり、緊張やストレスによる尿意もあります。
冷え性や冷たいものの食べ過ぎ・飲み過ぎかもしれません。何らかの疾患の症状という可能性も無くはないですね。
このうちノコギリヤシがピッタリなのは、50代以降の男性で増える前立腺肥大による排尿時の不調です。
20~40代ではストレスやトラウマといった心因性の理由が多く、女性の場合には出産を経て、膀胱周囲の機能への影響によりトイレが近くなるケースが多く見られます。
では若い世代の方や女性はノコギリヤシを飲んではいけないのか、というとそうではありません。
植物由来で安心できる天然成分なので、服用によって副作用が起こる心配はほとんどないと言われています。
心因性の頻尿では「ノコギリヤシを飲んでいるから」ということが自信になって尿意が改善することがあるかもしれません。
男性ホルモンへの影響を考えても、過剰摂取をしなければ問題ないと言えますが、ホルモンが重要な役割を果たす妊娠、授乳中の女性、ホルモン療法中の方、成長中の子供は服用を控えてください。
常用している薬がありますがノコギリヤシは飲める?
ノコギリヤシで改善が期待できる頻尿の原因は「前立腺肥大」ですが、前立腺肥大による何らかの症状を感じ始める方が多いのは、50歳以降の中年~高齢の男性です。
これらはまた、だんだんと体のあちこちに不調を感じたり、何らかの疾患を抱えている方が多い年代でもあります。
そのために、「普段飲んでいる薬があるからノコギリヤシは飲めないのでは」と考える方もいると思います。
まず、ノコギリヤシエキスが前立腺肥大による頻尿を和らげてくれるのは、男性ホルモンに作用してDHTの増加を防ぐからです。
男性ホルモンに作用するということは、ホルモンに関係する治療を受けている方は、ノコギリヤシ摂取は控えた方が良いでしょう。
ホルモン療法に関する薬を飲んでいる方や、女性であれば経口避妊薬を飲んでいる場合、妊娠・授乳中の場合などが該当します。
いくつかある、併用を避けたい薬とは
DHTは薄毛の原因にもなると言われ、薄毛対策用のノコギリヤシサプリも販売されています。
育毛の薬としてはプロペシアも有名ですが、実はノコギリヤシとの併用は避けたい成分です。
併用によって男性ホルモンへのプラスの作用がより強化されるというようなことはなく、むしろ副作用が強まってしまうという報告があります。
ノコギリヤシ愛用者の世代は薄毛の気になる方が多い世代でもあるので、注意が必要ですね。
また、抗血液凝固薬、抗血小板薬などの血液をサラサラにする薬とも相性が悪いと言われています。
ノコギリヤシには血液を固まりにくくする作用があるために、これらの薬と併用すると相乗効果によって血が止まりにくくなると考えられます。
まとめると、ノコギリヤシの服用に注意が必要なのは、ホルモンに関係する薬、血液をサラサラにする薬を飲んでいる場合、そしてプロペシアとの併用です。
これらとは関係のない常用薬を飲んでいる場合でも、担当医に「ノコギリヤシを飲んでみたいのですが大丈夫ですか?」と一言聞いてみましょう。
常用薬もノコギリヤシも、毎日継続して飲み続けていくものです。
不安なことはしっかり解消して、前向きに体調を整えたいですね。
外食が多いからノコギリヤシを続けられるか不安・・・
頻尿対策にノコギリヤシを飲み始めようかなと思うけれど、「普段外での食事が多く・・・忘れずにサプリを飲み続けられるだろうか」「外出先までサプリを持ち歩くの?」と疑問や不安を感じてしまうことがあるかもしれません。
外食が多くても、ノコギリヤシを毎日飲み続ける習慣をつけてしまえば大丈夫です。
持ち運びには市販のサプリケースを使うことで、ポケットやカバンに必要量を入れていつでも持ち歩けます。
もちろん専用のケースでなくとも、自宅にあるちょうどいい空容器でOK。
水があればサッと服用できるので難しいことは何もありません。
習慣になるまでは、忘れないように時間を決めてアラームを鳴らしたり、手帖に書き込んでおいたり、目に付くところにノコギリヤシを置いておくと安心です。
飲むタイミングを自宅にいることが多い朝と夜にすれば、外食が多くても自宅で飲む習慣をつけやすいかもしれません。
外食やお弁当、選んだ方がいいメニューは?
ノコギリヤシの力を頼るばかりでなく、体を形づくる食事の内容を見つめなおすことも大事です。
外食だとなかなか難しいかもしれませんがより頻尿対策に良いものを覚えておき、メニュー選びに反映させてみてください。
まず体を冷やさないことが大事です。
冷たい料理、体を冷やすキュウリやスイカ、ビールなどを避け、体が温まる冬野菜やスープ、鍋などを選びます。
薬味のショウガやネギも効果的ですが、刺激が強すぎると逆効果なので摂り過ぎに気をつけてください。
そのほか尿に影響する腎臓に良い食材として、山芋、シジミ、豆類、キノコ類、くるみ、ゴマなどが挙げられます。
例えばお蕎麦屋さんなら、温かいキノコそばがいいのではないでしょうか。
ノコギリヤシの飲み始めにはちょっと面倒に感じる方もいるかもしれませんが、一度習慣にしてしまえばなんということはありません。
体のために、過ごしやすい毎日のために、まずはサプリ生活をスタートさせてみてはいかがですか?
ノコギリヤシ服用中の飲み会で気をつけることは?
ノコギリヤシを必要とする、つまり頻尿や残尿感に悩む方が困るシーンのひとつに、「飲み会」があります。
社会生活を送っていると、勤め先で、友人と一緒に、親族の集まりで・・・などなど、何かとお酒を口にする機会があるもの。
特にそういったイベントの多い部署や仲間だと、週に何度も飲み会があるという方もいると思います。
お酒の席で親交を深めたりねぎらっているさなかに自分だけ何度もトイレに立つことになったり、利尿作用のあるアルコールの影響でさらにトイレ回数が増えてしまったりと、飲み会が憂鬱になってしまうケースもあることでしょう。
そんなときこそノコギリヤシサプリのサポートで、少しでもトイレの回数を減らし、せっかくの時間を楽しみたいものです。
ノコギリヤシ効果を損ねない飲みかた
ノコギリヤシサプリを服用しつつ飲み会に参加するときには、少しでもその効果を損ねないよう、少し工夫が必要です。
アルコール摂取量は少ないに越したことはありません。
はじめの乾杯はビールなどを飲んでも、次からは我慢して温かいお茶を飲んではどうでしょうか。
これが難しい場合には、ビールや酎ハイをがぶ飲みして体を冷やしてしまったりすることなく、ぬる燗やお湯割りなどを選ぶようにします。
アルコールによる利尿作用や冷えがトイレを近くするだけでなく、飲酒が過ぎると前立腺の血流が悪化し、尿道がますますふさがりがちに。
自分にとっての適量を心掛けましょう。
そのほかの注意点として、居酒屋など店舗内は冷房が効いていることが多いので、上着をかけるなどしてできるだけ下半身を冷やさないこと、エアコンの冷風は避けるようにしましょう。
今日は飲み会だからノコギリヤシサプリはやめておこう、などとうかつに服用を中断すると、それまでコツコツと積み上げてきた効果が無駄になってしまいます。
計画的に、飲みに行く少し前に服用しておくようにしたり、帰宅後酔いが少し冷め、眠る前のタイミングで服用するなどしてみましょう。
親にノコギリヤシを勧めたいけれど問題ないですか?
ノコギリヤシ服用のきっかけとして、「子供に勧められて飲み始めた」というのはよく聞かれる話です。
同居していると、親御さんのトイレ回数の増加が日々気になることでしょうし、夜中もトイレに起きる気配で自分たち家族も目が覚めてしまう、といった悩みがうまれます。
同居をしていないケースでは、たまに会ったときだからこそ、「あれ?トイレはついさっき行ったのに」と以前会ったときとの変化に驚くことがあるかもしれません。
「何かできることはないのかな」と調べてみて頻尿にいいというノコギリヤシサプリの存在を知り、親に勧めてみたいと思う一方で、親の健康にとって問題はないのかどうか、安心して飲ませていいのだろうか、という点が気になるかもしれません。
ノコギリヤシを避けたほうがいいのは、ホルモン療法中の方、妊娠・授乳中の方、そして子供です。
親御さんの世代であれば、まずはホルモン療法の有無を確認しておきましょう。
頻尿の症状以外にも、何らかの疾患や痛みなどで通院をしているという年代でもあると思います。
心配な場合には、ノコギリヤシを飲んでも大丈夫か担当医に聞いておくと安心です。
勧めるときには服用のコツも伝えましょう
ノコギリヤシは植物の果実から抽出したエキスであり、サプリ成分の中でも特に副作用のリスクが少ないと言われます。
体質との相性があり、飲んですぐに効果を感じる方もいればなかなか実感できないという方もいますが、一度飲んでみないことには体質に合うかどうかわかりません。
親御さんに勧めるときには、すぐには効果が分からないものだから3ヶ月程度は毎日飲み続けてみるよう、忘れずに伝えてください。
1日のうちで服用するタイミングなども、相談にのってあげるといいかもしれません。
同居中の親の夜間頻尿で悩んでいて、トイレに間に合わずにパジャマを汚してしまい、毎回着替えを手伝うのが大変だった・・・という方が親御さんにノコギリヤシを勧めてみて、服用を始めてみたら夜中に起きる回数が減ってトイレに間に合わないことがなくなり、親子ともにぐっすり眠れるようになった、という体験談も聞かれます。
ノコギリヤシ通販、注文から配達まではどんな感じ?
ノコギリヤシはドラッグストアや薬局でも手に入りますが、商品の品ぞろえが限られてしまいますし、目的の商品が品切れということもあるでしょう。
その点インターネットでの通信販売なら、様々なノコギリヤシ商品から自分に合った商品をゆっくりと選ぶことが出来、自宅にいながら注文が可能です。
ノコギリヤシを必要とするのは50代を過ぎ、高齢者と呼ばれる方が中心。
近年ではスマートフォンが普及したこともあり、通信販売を利用したことがある方は増えていると思いますが、それでも「ネットになじみがない」という方もいることでしょう。ここで、ノコギリヤシ通販の注文から配達までの流れを、簡単に確認してみます。
「ノコギリヤシ」でネット検索してみると、様々な商品が画面に出てきます。
自分の目的に合った成分のもの、品質がしっかりしていそうなもの、購入に無理がない価格のものなどを条件に希望の商品を決め、購入のページへと進みます。
通販のサービスを上手に利用しよう
そのまま必要事項を入力してネット上で注文、決済することができますが、多くの場合電話やファックスでの注文も受け付けているので安心です。
初回はお試しで割引があったり返金保証をするメーカーも見られます。よく確認して、受けられるサービスを上手に利用したいですね。
注文すればだいたい1週間ほどで、商品が宅配されます。
排尿のことなので家族や同居人に箱を見られたら恥ずかしい、と感じる方もいるかと思います。
その場合、何の荷物か商品内容が分からないよう配慮した包装で届けてくれる場合があるので、注文の際に確認したり、依頼してみてください。
受け取ったら商品を確認し、さっそく服用を始めます。
サプリには相性があるので、はじめは1粒から飲み始め、体調の様子を見て規定量まで増やすのがおすすめ。
ノコギリヤシの効果は少しずつ、時間をかけて感じられるものなので、少なくとも3ヶ月程度は服用を続けて判断してください。
体質に合っているのが確認できたら、ネット通販の定期購入サービスを利用することで、「注文し忘れて明日のサプリがない!」という事態を防げます。
ノコギリヤシサプリを飲みやすくするコツとは?
「ノコギリヤシのサプリメントを試してみたいけれど、カプセルを飲み込むのが苦手で・・・」と躊躇している方もいるかもしれません。
薬を飲むのが苦手という方は少なくなく、過去にカプセルが喉に引っかかってしまってトラウマになった、といった体験談もあります。
そこで、ノコギリヤシサプリは飲みにくさがあるのかどうか情報を集め、カプセルを上手く飲み込むコツについて確認しておきましょう。
ノコギリヤシエキスそのものは油っぽい匂いがある茶色の液体ですが、サプリメントのエキスはソフトカプセルに封入されているので、服用時に匂いが気になって飲みにくいという心配はありません。
もしも匂いがかなりきついようであれば、商品そのものの特性か、高温多湿の場所に長時間置いたことなどで劣化が進んでいる可能性が考えられます。
次に大きさについて見てみると、人によっては「少し大きい」と不安に感じるかもしれませんが、日本のメーカーの商品であれば飲み込めないほど大きいということはないでしょう。
サイズに注意が必要なのは海外製品の場合です。
日本人はどちらかといえば小柄なため、体格が大きい外国人に向けて作られたサプリだとサイズが大きすぎることがあります。
安全性確認の面でも、海外商品の個人輸入はおすすめできません。
たっぷりの水で下を向いて飲みこむ
カプセルをスムーズに飲み込むコツは、水の量と顔の向きです。
まず常温の水を少し多めに口に含みます。
そのあとノコギリヤシのカプセルを口に入れ、顔を下に向けて飲み込んでください。
顔を下に向けることで、口の中のカプセルが水に浮いて喉を通りやすくなります。
飲み込むのが苦手だからといって、カプセルの中身をとり出して他のものに溶かしたりすると、ノコギリヤシの効果が十分に得られない可能性があるので止めておきましょう。
どうしても不安な場合には、まずは1ヶ月分お試しなどの商品を選んでおけば負担になりません。
カプセルが苦手だから・・・と試しもせずに、毎日トイレのことを気にしながら過ごすのは残念です。
自分に合ったノコギリヤシサプリで、生活をより快適なものにしてみませんか?
ノコギリヤシとホルモンバランスの関係について
ノコギリヤシサプリについて多少の知識がある方なら、そのエキスが男性ホルモンに影響することで頻尿や薄毛が良くなることを知っていると思います。
これは嬉しい効果ですが、その一方で「ホルモンバランスが崩れるのでは?」「男性が女性化してしまうという体験を聞いたけれど大丈夫?」といった不安がよぎることがあるかもしれません。
結論から言って、一般的なサプリ商品で用法を守って服用する分には、ノコギリヤシサプリによってホルモンバランスが崩れるという心配はありません。
そもそも頻尿や残尿感が起こるのは、中高年の時期を過ぎ、男性ホルモン量が減少するのがきっかけです。
この時点で既に、ホルモンバランスの乱れが起こっています。
これをなんとかしようと前立腺がテストステロンを過剰に取りこみ、増えすぎたテストステロンは、酵素によってDHTに変換され、前立腺を肥大させます。
この時点でも、DHTが過剰になることでバランスは乱れています。
乱れたバランスを調整しようとするノコギリヤシ
ノコギリヤシは前立腺内で酵素を阻害する作用によってDHTの増加を防ぎ、前立腺の肥大を和らげます。
DHTはその働きから悪玉ホルモンとも呼ばれるもの。
DHT増加を阻止するノコギリヤシの作用は、ホルモンバランスを崩すというよりはむしろ、ホルモンバランスをより良い方へ調整するものとみることが出来ます。
加齢は細胞単位で進行し、体内の各機能を弱めたり必要な物質の分泌量を減らすことで、一般的に「老化」と呼ばれる変化を招きます。
ホルモンバランスの変化も老化のひとつとして起こり、頻尿などのトラブルを引き起こしています。
ノコギリヤシでホルモンバランスを崩す心配がないのは、用量を守って服用する場合のこと。
ノコギリヤシが男性ホルモンに影響するのは事実なので、一度にたくさん飲み過ぎればやはり、ホルモンバランスへの影響が懸念されます。
女性化したという声が一部あるのも、このようなケースと考えられます。
また、他の疾患でホルモン療法を受けている場合や、ホルモン量が重要となる妊娠・授乳中の方は、ノコギリヤシを服用できません。
眠れない悩み、ノコギリヤシでよくなるかも?
高齢と呼ばれる年代になると、眠りが浅くなったり、まだ暗い早朝から目が覚めてしまったり・・・これは確かに、多くの方が体験することで珍しい症状ではありません。
このような不眠には4つのパターンがあります。
眠るまでに時間がかかる入眠問題型、夜中何度も目覚める中途覚醒型、熟睡感がない熟睡障害型、異常に早く目が覚める早朝覚醒型の4つです。
このうち入眠問題型は比較的若い方に多く、眠る直前までPCやスマホの画面を見ていたり食事をしていることが主な原因です。
あとの3つの不眠パターンは、加齢によって増えていく傾向があります。
このように熟睡が難しくなるのは、加齢や生活習慣の乱れによって、睡眠を促すホルモン・メラトニンの分泌量が減少すること、さらには運動不足のために、精神的疲労と肉体的疲労のバランスが悪くなるためと考えられます。
ノコギリヤシサプリが活用できる不眠とは
なかでも50代以降の男性で疑われるのが、前立腺肥大による不眠です。
前立腺が肥大することで隣接する尿道が圧迫され、尿がなかなか出てこなかったり、膀胱に残ってスッキリしない状態になります。
そのため睡眠中に尿意を感じてトイレに起きることが多くなり、ひどいと1時間に1回目が覚めてしまうという方も。
これでは不眠になるのもやむを得ません。
そこまででなくても、朝までに3~4回目が覚めているという方が珍しくなく、このような状態は夜間頻尿と呼ばれます。
この前立腺肥大による不眠状態は、ノコギリヤシサプリで改善する可能性があります。
ノコギリヤシのエキスには、前立腺肥大を引き起こす酵素5-αリダクターゼを阻害する作用があり、これにより肥大を防いで頻尿や残尿感を和らげる効果が期待できます。
夜間頻尿で熟睡できず悩んでいたのが、ノコギリヤシサプリを服用しはじめたことで朝までぐっすりと眠れるようになった、という体験談が多いのです。
とはいえ不眠も頻尿も、いくつかの原因が絡み合って引き起こされているケースも多いもの。
ノコギリヤシの力を借りつつ、疲れや冷え、食生活や水分摂取はどうかなど、生活スタイルを見直すことも不眠の改善につながります。
漢方では頻尿をどう治す?ノコギリヤシも漢方なの?
頻尿で一般的な病院にかかった場合、問診や検査などを受けて、膀胱や前立腺などいずれかの臓器に問題があるのかを診断します。
その結果に合わせて薬が処方されたり、必要な処置を行います。
病院にかかるほどではない頻尿の初期症状では、自宅でのセルフケアが治療の基本となり、生活習慣の見直し、そしてノコギリヤシサプリを利用することで改善を期待することが可能です。
さらにもうひとつの選択肢として、漢方薬での治療が挙げられます。
ノコギリヤシもまた、棕櫚(シュロシ)という名の漢方薬のひとつでもあります。
そこで、漢方ではどのような方針で頻尿の治療が行われ、どんな薬が処方されるのか簡単に紹介しましょう。
水分や気の流れを良くして排尿をスムーズに
頻尿の原因は様々で、シンプルな水分の摂り過ぎから膀胱炎などの感染症、ノコギリヤシが役立つ前立腺肥大、筋肉の機能低下、さらには心因性のものなどが挙げられます。
漢方では、頻尿は五臓六腑、特に腎と膀胱の機能失調と関係しているという考えのもと、体内の水分の流れを良くすることで体質を改善し、症状を良くしていきます。
漢方は個人の体質や症状を重視するため、細かな日常生活のスタイルや胃腸の調子、月経のことなど詳細な問診を行うのが特徴です。
頻尿や尿漏れとは関係ないのではと思うかもしれませんが、漢方では処方に欠かせない重要な情報なのです。
前立腺肥大では、加齢により衰えた気力を補うため、気の流れを変えたり血の巡りを良くする生薬が選ばれます。
腎を温め、働きを良くする八味地黄丸や牛車腎気丸が代表的です。
尿道括約筋の機能が低下している際には補中益気湯、ストレスが強い場合には加味逍遙散や猪苓湯、動悸や不眠がある場合には清心蓮子飲などが用いられます。
漢方における棕櫚は、その皮や葉が止血や血圧調整に用いられており、サプリに利用されるノコギリヤシとは原料や用いられ方が異なっています。
漢方にしてもサプリのノコギリヤシにしても、その成分の特徴や働きをしっかり理解したうえで、自分に合ったケア方法を選んでみてください。
ノコギリヤシ以外に頻尿にいいことについて
頻尿の初期症状で病院を訪れて外科的な処置などが必要ない場合には、薬が処方されます。
ただし基本となるのは自宅でのケア、つまり生活習慣の改善です。
ノコギリヤシサプリの服用も、そんなセルフケアのひとつ。
毎日地道に、長期的に取り組んでいく必要があります。
体の中からはノコギリヤシサプリの力で少しずつ改善していくとして、そのほかに自分でできる「頻尿にいいこと」を知っておきましょう。
まず習慣にしたいのが、排尿にとって重要な役割を果たす筋肉を鍛えるための骨盤底筋体操です。
肛門の辺りを締めたり緩めたりする動作を、軽めに繰り返したり、ゆっくりと行ったり、筋肉を意識しながら動かしていきます。
最初は立った姿勢で行ってみて、だんだんと慣れてくれば座った姿勢で、寝ころんで、電車に乗っている姿勢でも、いつでも自在に行えるようになります。
健康な排尿に必要な筋肉を鍛えるには、毎日少しずつ継続することが一番大事です。
ノコギリヤシサプリ服用の基本と同じですね。
普段の生活で注意できること
正しく蓄尿できるように、排尿を我慢する時間を延ばしていく膀胱訓練という方法もありますが、症状によっては逆効果になることもあるので、この訓練に関しては医師に相談してからの方が良いかもしれません。
シンプルなことですが、体を冷やさないことも大事です。
夏場であっても、冷房の効いた乗り物やお店の中で体がグッと冷えてしまうことがあります。
暑い日でも一枚重ね着をしておいたり、羽織るもの、掛けるものを持ち歩くといいですね。
冬はしっかり下半身を温めておきましょう。
体を冷やす飲み物や食べ物を避けることも、頻尿対策になります。
仕事中に、冷たいコーヒーやお茶を飲み過ぎていませんか?
スイカやキュウリ、刺激物などは利尿作用があります。
これらの食べ物、飲み物は摂り過ぎに注意して、温かいスープなどを選ぶようにしてみてください。
脂溶性のノコギリヤシは、食事で油を摂った後に服用すると、より吸収を高めることができます。
ノコギリヤシはどんな人におすすめなの?
病院では、起床している間に8回以上排尿する場合を頻尿と診断しますが、8回以上トイレに行っていても生活に不便はないというケースもあることでしょう。
頻尿では具体的にどんな悩みが出てくるかといえば、以下のようなものが挙げられます。
・トイレの回数が多いと感じる ・尿意が増えることで不具合がある
・排尿してもすっきりしない ・すぐにまたトイレに行きたくなる
・夜中に尿意で目が覚める ・尿漏れがある
このような悩みを引き起こす原因は様々で、加齢による膀胱周辺の筋力の低下や自律神経の不調によって排尿のコントロールが効かなくなるもの、心因性のもの、前立腺肥大を原因とするものなどがあります。
ノコギリヤシが薦められるのは、この前立腺肥大によって尿道が圧迫され、排尿に悩みを抱える方です。
ノコギリヤシを薦められる高齢男性は少なくない
男性の前立腺肥大の症状は、早くて50代頃から出始め、主となるのが60代以上の患者さんです。
ある調査では、50~65歳男性の約15%、65~80歳男性の約25%、つまり4人に1人が中等度以上の前立腺肥大症患者である、という結果が出ています。
初期症状のある方はもっと多く存在すると考えられるでしょう。
そのような方々にノコギリヤシサプリが薦められ、症状が初期であるほど効果は出やすくなります。
まとめると、50代~60代を過ぎて排尿がすっきりしなくなってきた男性で、そのほかに痛みなどを感じる症状がない方が、なかでもノコギリヤシが薦められる人、と言うことができます。
もちろんそれ以外の年代の方や女性であっても、ノコギリヤシを服用することは可能で、植物由来で副作用のリスクもほとんどないため、安心してチャレンジできます。
ただしホルモンバランスに影響するので、ホルモン療法中の方、妊娠・授乳中の方、成長中の子供は服用を控えてください。
心配な場合は、医師に相談してから試してみるいいですね。
ノコギリヤシと高齢化社会には関係がある?
近年では、さほど広くないドラッグストアなどでもノコギリヤシサプリが取り扱われるようになり、通信販売のラインナップも充実してきています。
このようにノコギリヤシが注目を集め利用者が増えている背景には、「高齢化社会」があると考えられます。
既に超高齢化社会となっている現代の日本で求められているのは、高齢者の生活の質、つまりQOLの向上です。
心身が老化し始めてからもより長い時間を生きることになるため、どれだけ健やかに毎日を過ごせるかが重要になってくるのです。
ノコギリヤシがサポートするのは、前立腺が肥大して尿道を圧迫している場合の頻尿や残尿感です。
前立腺肥大症は、中高年以降に進行するホルモンバランスの変化によって、ジヒドロテストステロンが増加して引き起こされます。
ノコギリヤシエキスにはジヒドロテストステロン生成を促す酵素を阻害する作用があり、前立腺肥大の改善が期待できるのです。
つまりノコギリヤシは、高齢者の健康へと役立てることができるのです。
高齢化の進行がノコギリヤシの需要を増す
高齢者人口の増加だけでなく、現代では習慣的に体を動かす機会が減ったり、生活リズムが乱れがちになるなど、前立腺肥大を起こしやすい環境となっています。
程度の差はあっても何らかの前立腺肥大症状を抱える方が増えることで、ノコギリヤシを必要とする人口が増えていると考えられるのです。
老化では、体力の低下やシミ、シワが増えたりと様々な変化が現れ、排尿の悩みもそのひとつである、という考え方もあります。
しかしトラブルを放置してどんどんトイレが近くなれば、ゆっくりと外出できない、仕事が手につかない、下着を汚してしまう、夜中もトイレに起きて熟睡できない、そのせいで昼間も眠い・・・このような悩みが増えていき、QOLが保たれるとは言いがたいでしょう。
ノコギリヤシには、そんな状態を改善してくれる効果が期待できます。
植物由来で安心して服用できる一方で、即効性があるわけではなく体質による実感の差もありますが、「トイレの回数が減った」「スッキリ排尿できるようになった」という声が多いのも事実です。
ノコギリヤシは誰が発見したのですか?
ヤシ科の植物であるノコギリヤシの実に、滋養強壮や利尿促進の力が宿っている・・・そんな発見はなかなか難しいように思えますね。
ではノコギリヤシの力を誰が発見したのかというと、風習としてはインディアンが、広めたという意味ではヨーロッパ移民が、そして学術的にはフランスのシャンポール博士が発見した、と言うことができるかもしれません。
北アメリカの南東部にノコギリヤシが自生するエリアでは、古来よりインディアンが暮らしていました。
おそらく15~16世紀の頃でしょうか、ノコギリヤシの実を食べている馬の毛艶がいいことに気が付いたインディアンたちが滋養強壮のために果実を食べ始めたのが、ノコギリヤシ利用の始まりと言われています。
ヨーロッパで深まっていったノコギリヤシ研究
このような利用法をより多くの人に広め研究にまでつなげたのが、17世紀頃にヨーロッパから北アメリカを訪れた移民たちです。
インディアンたちの利用法に注目し、ノコギリヤシはヨーロッパへと持ちこまれ、メディカルハーブとして人々の生活の中に取り入れられていきました。
ハーブティーなどで利用されながら、1980年頃から各国で前立腺肥大症の患者さんを対象にした臨床試験が重ねられるようになります。
そして1990年にフランスのシャンポール博士が、「ノコギリヤシは前立腺肥大症の治療に有効」という報告を行い、医学会の注目を高めました。
この出来事がノコギリヤシの認知度を高め、世界的に利用され始めるきっかけとなったと言えるでしょう。
現代では、多くの国でサプリメントとして、ヨーロッパの数か国では処方薬として使用され続けています。
ノコギリヤシは、発見されたというよりも古くから人々の生活の中に存在し、健康を支えてきました。
現代では、抽出された純粋なエキスを封じ込めたサプリメントとして、より多くの方が、より効果的に利用できるようになっています。
長い歴史を持つノコギリヤシの力を、快適な毎日を送るために使ってみましょう。
ノコギリヤシの実感、個人差があるのはなぜ?
「最近なんとなくスッキリしないなぁ」と感じてサプリを飲み始めれば、「いつスッキリするのだろう」と期待を抱くのは当然のことです。
特に排尿の不快感でノコギリヤシを飲む場合には、毎日何度も行くトイレのことですから「早くなんとかしたい」と思うことでしょう。
実際にノコギリヤシを服用した方の口コミから、いつ頃効果を感じ始めたのかをみてみると、「飲んですぐに変わった」「1週間後にはトイレの回数が減り始めた」といったすぐに効果が感じられた人たち、「3ヶ月ぐらい経った頃にトレイ回数が減っていた」「半年後に良くなった」とある程度の期間を経て実感した人たち、そして「何も変わらなかった」という人たちもいます。
じゃあ結局いつ効くの?といえば、その実感には「個人差」があるということです。
栄養に対する体の反応は予測できない
医薬品というのは、ある成分が特定の疾患、症状に対しこれだけ効果があるというのを試験で確認し、これが国によって認定されてはじめて販売されます。
一方サプリメントは、不足した栄養素を補うため、特定の栄養をカプセル状にしたものです。
その栄養ごとに「こんなことにいい」という特徴があるだけで、具体的にどれだけ飲めば治ると確かめられるものではありません。
栄養の補充に対する体の反応は様々で、その栄養がすぐに効果を表すこともあれば、服用を続けても効果が出にくいこともあり、これがノコギリヤシ服用時の個人差となっています。
効果が出るか出ないか分からないのだったら飲んでも仕方ない、という考え方もあるかもしれません。
ただし、少しでも良くなる可能性があるならノコギリヤシを飲んでみようか、と考えることもできます。
自分の体、悩みに効くのかどうかを判断するためには、正しい方法で毎日服用すること、これを最低でも3ヶ月は継続してみましょう。
これで全く排尿時の状態が変わらない場合には、ノコギリヤシ成分が体に合わなかったか、商品が合わなかったか、と判断して良いでしょう。
ノコギリヤシの保管、注意することはある?
カプセル状で飲みやすく持ち運びもできて、頻尿対策に重宝するノコギリヤシサプリですが、保管方法によっては不具合が・・・ということが無いわけではありません。
保管の基本は他のサプリメントと同様に、高温多湿や直射日光を避けるようにします。
ノコギリヤシサプリに多い形状・ソフトカプセルは、なかでも温度変化や湿気に弱いのが特徴です。
利用後はすぐにチャックや蓋を閉めること、濡れた手で触らないこと、熱を持つ電化製品や暖房器具の近くに置かないようにします。
溶けないようにと考えて、冷蔵庫で保管しようとする方がいるかもしれませんが、出し入れの際に結露が生じやすいので良くありません。
またソフトカプセルが固くなり、割れやすくなることがあります。
携帯ケースで持ち運べるのは利点ですが、密閉度の低いケースに入れっぱなしでは劣化が懸念されます。
携帯ケースに入れたら2~3日で飲み切るようにします。
子供が誤って口にしないよう、手の届かない場所に置くことも大事です。
保管がよくないと臭いが強まることも
保管状態によって変化しやすいのが、ノコギリヤシのにおいです。
元々ノコギリヤシが持つ油くさいようなにおいは、カプセルに閉じこめることでほとんどにおわないようになっています。
しかし開封後、高温の場所に長期間置いていた場合などに、カプセルの劣化によりノコギリヤシのにおいが強まることがあります。
飲んでみると舌に嫌な味が感じられることもあるでしょう。
高温多湿、直射日光や水分を避けて保管し、毎日服用してスムーズに飲みきるようにすれば、そこまで商品が劣化してしまうようなことはありません。
もし、きちんと保管しているのに形状やにおいに変化があるようなら、商品そのものの品質を疑った方が良いでしょう。
「どうせ必要なのだから」と大量にまとめ買いをすると、保管に気を遣ってもやはり劣化の可能性が高まります。
心配な場合には定期宅配のコースを選ぶと、その都度新しい商品を受け取ることができるので安心ですね。
ノコギリヤシは水以外で飲んじゃダメ?
お茶やジュースで服用すると成分によっては薬効に影響し、副作用が起きたり効果が弱まってしまう可能性があります。
医薬品はもともと、水で服用することを想定して開発・製造されているのです。
ではノコギリヤシサプリはどうなのかというと、やはり水かぬるま湯での服用が基本となります。
サプリは食品のひとつですから、水以外のジュースやお茶などで服用しても副作用が起こる可能性はほとんどなく、実際にそういった事例の報告はありません。
穏やかに体調を整えていく性質であることからも、副作用の心配はほとんどいらないでしょう。
ノコギリヤシエキスそのものの油っぽいような臭いは、ほとんどの場合カプセル化すれば気にならないものですが、それでも臭いが気になるという方もいます。
そんなときに、多少味のついたジュースやお茶で飲む方が楽な場合があり、服用を継続するために水以外の飲み物を利用するのは、工夫としてよいかもしれません。
効果を引き出すためには水での服用がベスト
頭に置いておきたいのが、カプセルが溶けるまでのスピード、つまり作用効率です。
医療用薬剤には薬事法があり、錠剤やカプセルの崩壊スピードについても基準があります。
例えば37度の水で服用した場合に、錠剤では30分、コーティングされた錠剤では60分、カプセル剤では20分以内に崩壊すること、といった基準に適合しないと販売ができません。
そのため常温の水以外で服用すると想定通りに薬剤が溶け出さず、効果が減ってしまう可能性があるのです。
一方サプリメント製造の規格・基準は各メーカーの自主性にゆだねられています。
カプセルの崩壊について明確な基準はないものの、やはり水以外で服用した場合に、ノコギリヤシのパワーが十分に引き出せない可能性はあるでしょう。
コーヒーやお茶に含まれるタンニンが鉄分の吸収を妨げる、といった例もあります。
医薬品ほど神経質になる必要はないとはいえ、ノコギリヤシサプリも水かぬるま湯で服用するのがおすすめです。
せっかくの体に優しいパワーですから、最大限のノコギリヤシ効果を引き出せるような飲み方を選んでください。
ノコギリヤシをちょっと試してみたいときには?
最近トイレの回数が多すぎて困っていて、ノコギリヤシというサプリがいいと聞いたけれどちょっと試してみようかな、どうしようかな・・・と迷う方もいると思います。
妊娠中、授乳中、何らかの疾患でホルモン療法を受けている、成長期の子供である・・・これらの条件に当てはまらなければ、ぜひノコギリヤシを試してみてください。
ノコギリヤシというのはアメリカに自生するヤシ科の植物です。
サプリには、この果実から抽出した有効成分のエキスをカプセルに閉じこめています。
ノコギリヤシエキスには、テストステロンをジヒドロテストステロン(DHT)へと変換する酵素・5-αリダクターゼを阻害する働きがあります。
DHTは前立腺肥大を起こす一因と考えられ、DHT増加を抑えるノコギリヤシの服用によって前立腺肥大の予防になり、尿道の圧迫を防いで頻尿や残尿感が改善されると考えられます。
年齢を経るにつれて排尿時の不調を感じるようになった・・・そんな男性にノコギリヤシエキスは人気が高く、喜びの口コミもたくさん聞かれます。
安全性が高く女性も服用できる
主に膀胱周りの筋力低下などで頻尿になりやすい女性にとっては、ノコギリヤシが直接役立つわけではありませんが、服用できないわけではありません。
ノコギリヤシエキスと同時配合されることが多いペポカボチャ種子エキスなどは、女性の頻尿にも効果が期待できます。
ちょっと試すのに勧められる理由として、ノコギリヤシの安全性が挙げられます。
まれに頭痛や腹痛、吐き気などを感じる方がいますが、これは過剰摂取や体質に合わないことが原因と考えられ、これまでにノコギリヤシを飲んで重篤な副作用があった、という報告は確認されていません。
ノコギリヤシを病院で処方するヨーロッパの医師たちは、その安全性の高さからノコギリヤシを重宝していると言います。
まずはチャレンジしてみることで、毎日の不快感が解消できる可能性があるのです。
通信販売では「返金保証」を謳うメーカーもみられ、お試しを考える方におすすめです。
ノコギリヤシが趣味をサポートする?
ノコギリヤシを服用しての感想、体験談を見てみると目につくのが、「こころおきなく趣味を楽しめるようになって嬉しい」という内容です。
「残尿感や頻尿で夜もゆっくり眠れず・・・疲れが取れなくてなんとなくスッキリしない日が続いていましたが、ノコギリヤシを飲んでしばらくすると、調子がいいなと感じるように。趣味のツーリングやダンス、旅行なども以前のように楽しんでいます」
「ラジコンが趣味で、毎週末仲間たちとレースを楽しんでいましたが、何年か前からトイレに行きたくなることが増えてしまい、レースもゆっくりと楽しめないように。年だからしょうがないか、と思っていましたが、ノコギリヤシを飲んでからは尿意でソワソワすることが減り、諦めなくてよかった!と感じています」
趣味も楽しみたい、ノコギリヤシ世代
ノコギリヤシがサポートするのは、中高年男性に多い頻尿や残尿感であり、これらのトラブルで多いのは、年齢を経ることでホルモンバランスに変化が生じた結果、前立腺が肥大して尿道を圧迫するため、と考えられています。
ホルモンバランスの変化には個人差がありますが、排尿トラブルが増えていくのは50代以降、特に70~80代ではかなりの割合の男性が何らかの不快感を感じています。
40~50代の働き盛りの年代を過ぎ70~80代になると、仕事を引退したりプライベートの時間が取れるようになって、趣味を楽しむ方が増えてきます。
仲間と一緒のときに何度もトイレに立つのが嫌だったり、遠出をするとトイレに行けない移動中が不安・・・といった悩みが起こりやすいということです。
ノコギリヤシエキスには、前立腺肥大の原因のひとつと考えられる酵素・α-リダクターゼを阻害する作用があります。
肥大が改善することで尿道の通りが良くなり、きちんと尿を膀胱に溜めて、すっきり排尿できるようになる可能性があるのです。
ノコギリヤシを毎日服用し、体内で少しずつ調子を整えていくことで、結果的に中高年男性が安心して趣味を楽しめるようになる、というわけです。
ノコギリヤシのサプリと漢方、その違いは?
体調に悩みや不安がある時に選ぶものとして、処方薬、販売されている医薬品、そして漢方薬、サプリメントが挙げられます。
そのなかでも「どう違うの?」という疑問の声が多いのが「サプリ」と「漢方」です。
ノコギリヤシは日本ではサプリメント、つまり健康食品のひとつです。
ただしヨーロッパ各国では処方薬として、さらに中国では漢方に用いる生薬・棕櫚子(シュロシ)として扱われています。
国外もあわせて見てみれば、ノコギリヤシはサプリでもあり、漢方、そして処方薬でもあるのです。
とはいえ、サプリと漢方は「別のもの」として考えられます。
共通点として、ともに自然界のものを原料としています。
サプリでは大量の原料からエキスを抽出しているので、凝縮された栄養を一度に、手軽に補うことができます。
ノコギリヤシでは果実の有効成分がカプセルに凝縮されています。
一方の漢方薬は、木の根、葉、果実、石、ハチの巣、すごいものではゴキブリまでが生薬となります。
症状に合わせて、それぞれに薬効の違う生薬を組み合わせて作られるのが漢方薬です。
サプリ成分が加えられることもあります。
漢方は医薬品、サプリは食品
根本的な違いは、サプリは食品であり、漢方薬は医薬品である点です。
医薬品とサプリでは使用目的が異なり、医薬品である漢方は何らかの悪い症状を治すために、サプリは不足している栄養を補うために作られています。
ノコギリヤシで言えば、中高年になるにつれバランスが乱れがちな男性ホルモンの変化を抑える成分を補ってくれます。
医薬品である漢方では、効果がより強い分それだけ副作用のリスクが存在しますが、食品であるサプリは体の中で少しずつ作用していく性質であるために、副作用の心配が少なく、特にノコギリヤシは安全性が高い成分と言われます。
使い分けとしては、例えば頭痛や肩こり、動悸など具体的な症状が出ている場合には漢方薬を、何となく調子が悪かったりスッキリしない場合にはサプリメント、という考え方が基本です。
年齢とともに何となく増えていく排尿トラブルには、ノコギリヤシサプリが選ばれています。
ノコギリヤシを飲む前に食べておきたいものとは?
医薬品と違って服用の仕方や時間に指定がないサプリメントは、より効果を引き出せるような飲み方を選ぶことが大切になります。
いつどんな風に飲むのが良いのかは、効果を求めるサプリ成分の性質によります。
例えば栄養補給のためのマルチビタミンであれば、胃腸の働きが活性化する食事中や食後に飲むことで吸収率がアップします。
アミノ酸の場合、運動前・運動後・空腹時が良いものなど種類によって違いますし、酸性度の高いビタミンやアルカリ性のカルシウムなどは、胃腸に負担となる空腹時を避けた方がよいものがあります。
ノコギリヤシは、ビタミンEやリコピンと同じ脂溶性、つまり油に溶けやすい成分です。
水溶性の成分は水に溶けるとすぐに吸収、排出されやすいのが特徴ですが、脂溶性成分は水では溶け出さず、体内に留まりやすい傾向があります。
油、ビタミンCやクエン酸を含むメニューを
そのためノコギリヤシを服用する前に油を使った食べ物を摂っておくと、体内で油がノコギリヤシエキスを溶かし出してくれ、体への吸収効率がアップすると言われます。
またビタミンCも、ノコギリヤシの吸収率を高めると考えられています。
ノコギリヤシサプリに亜鉛が同時配合されている場合にクエン酸を摂っておくのもおすすめ。
クエン酸のキレート作用が亜鉛を包み込んで、体内に吸収されやすくしてくれます。
油はサラダのドレッシングや、炒め物、揚げ物で摂ることができ、ビタミンCは野菜や果物、クエン酸は柑橘類や梅干しに多く含まれています。
ノコギリヤシを朝と夜に分けて飲む場合、朝食でサラダやフルーツを食べるようにしたり、夕食では油を使った調理を一品でも摂るようにしてみてください。
ビタミンCが含まれるじゃがいもやゴーヤ、ピーマンなどは、油との相性が良く、美味しくいただけますね。
サプリメントの効果は、何ヶ月かかけてゆっくりジワジワと感じられるものです。
このような工夫で、ノコギリヤシの力をしっかり引き出していくことが大事です。
ノコギリヤシが影響する男性ホルモンとはどんなもの?
ノコギリヤシのことを知っている方であれば、そのエキスが男性ホルモンに影響するということをご存知かと思いますが、その「男性ホルモン」にもアンドロゲンやテストステロンなどいくつかの種類があります。
ノコギリヤシが影響するのは、そんな男性ホルモンのひとつ「ジヒドロテストステロン(DHT)」です。
DHTは、テストステロンに5-αリダクターゼという酵素が結びついてできる物質です。
ハッキリと解明されているわけではないものの、薄毛や前立腺肥大、皮脂の過剰分泌や性欲減退などを引き起こす原因と考えられており、このような働きから「悪玉ホルモン」とも呼ばれています。
そしてDHTの元となるテストステロンは、20代をピークに分泌量が減っていき、これが男性の更年期障害を引き起こすのではないかと考えられています。
DHTの増加を防ぐには?
中高年の男性にとって悩ましい薄毛や頻尿を和らげるには、原因となっているDHTを減らす必要があります。
そのためには、テストステロンをDHTへと変える酵素・5-αリダクターゼの働きを封じ込めればよいのです。
ノコギリヤシエキスにはこの封じ込めの作用があると考えられ、実際に様々な臨床試験で、前立腺肥大症状の緩和に役立ったという報告がなされています。
また、加齢によってテストステロン量が減少すると、これを補おうとして5-αリダクターゼとの結合が進みDHTが増加してしまいます。
テストステロン減少を引き起こすのは加齢だけでなく、食生活の乱れや睡眠不足、運動不足も影響します。
近代化以後、日本でもこのような生活習慣を送る人口は増えていると考えられ、DHTが増えがち、つまり頻尿などのトラブルが増える傾向にあると見ることができるでしょう。
ノコギリヤシサプリでDHT増加を抑えるという方法のほか、生活習慣の見直しが排尿トラブル対策として欠かせません。
より規則正しい生活は、前立腺だけでなく全身の健康維持に役立ちます。
ノコギリヤシでの頻尿対策を健康対策と考えると、より取り組みやすいかもしれませんね。
ノコギリヤシサプリを選ぶときは副成分にも注目!
ノコギリヤシサプリの原料を確認してみると、ノコギリヤシエキスの他にも様々な原料が使用されています。
そのなかでゼラチンやグリセリン、ミツロウといったものは、エキスをカプセル化するために必要な原料で、特に栄養として加えられているものではありません。
そのほかの原料で、ノコギリヤシとともにサポートを期待して配合された成分を「副成分」と呼び、これを見ると「どんな悩みに対応したサプリなのか」がよく分かるようになっています。
頻尿に対応したノコギリヤシサプリ各商品の原料を見てみると、副成分としてよく選ばれているのは「カボチャ種子エキス」「亜鉛」「トマトリコピン」「ビタミンE」といった成分です。
ノコギリヤシサプリの副成分の働き
カボチャ種子エキスとは、日本では園芸などに用いられる小さなカボチャの種から抽出されるエキスです。
ペポカボチャ、西洋カボチャとも呼ばれています。
カボチャ種子エキスに含まれるリグナンには女性ホルモンバランスを整える作用があり、植物ステロールには前立腺肥大症状の緩和を期待できます。
抗酸化作用が期待できるビタミンEやセレンも含まれています。
男女ともに、加齢に伴う排尿トラブルの改善を期待できる成分です。
ノコギリヤシ同様に、亜鉛は酵素・5-αリダクターゼの働きを阻害する作用があると考えられ、排尿トラブルへの効果が期待できます。
トマトリコピンを継続的に摂ることで、前立腺肥大症状の進行が抑えられたという報告があります。
これは、リコピンの抗酸化力による抗老化作用、抗菌作用が役に立っているのではないかと考えられます。
ビタミンEもまた、強力な抗酸化成分として知られます。
ちなみに超臨界抽出法での製造では、純粋なノコギリヤシエキスだけを抽出できるため不純物が混じらず、腐敗が起きにくいので保存のための添加物を加える必要がありません。
サプリの品質チェックでは、余分な添加物がないかどうかもポイントにしてみてください。
ノコギリヤシが体に合わないこともありますか?
ノコギリヤシエキスは、数あるサプリ成分のなかでも特に副作用のリスクが少なく、安心して利用できると言われています。
そんなノコギリヤシであっても、作用・効果には個人差があり、「体質に合わない」という可能性もあります。
まず気をつけるべきは、もともとアレルギー体質の方がノコギリヤシを服用する場合です。
ノコギリヤシエキスに対し、もしくはその他の配合成分に対してアレルギー症状を引き起こす可能性がないとは言えません。
判明しているアレルギー原因物質がサプリに含まれていないかを確認するのはもちろんのこと、念のために1粒から飲み始めてみて、痒みや赤み、腫れ、頭痛といった症状がないか、慎重に確認していくようにします。
これはノコギリヤシに限らず、その他のサプリ商品にも言えることです。
どんなとき「体に合っていない」と考えるのか
皮膚の赤みなど目に見えるような症状ではなくても、「なんとなく気分が悪くなる」「頭痛がする」「腹痛が起こる」「お腹がゆるくなる」といった体調不良を感じる場合があります。
このような場合、何らかの理由でサプリメントが体に合っていないと考えられます。
ただし、ひとつチェックしておきたいのは「摂取量を守って飲んでいるか」という点です。
早く悩みを改善したいからと、むやみに摂取量を増やすと、食べ過ぎのようになって腹痛や吐き気を感じてしまうのは当然の反応です。
サプリメントは、たくさん飲んだからと言って早く効くわけではないことを覚えておいてください。
このような不調は特になく、数か月飲み続けてみたけれども排尿トラブルの改善が見られないというのもまた、「体質に合わなかったために効果が出なかった」と見ることができます。
あるノコギリヤシサプリが体に合わなくても、他のメーカーの商品を飲んでみたら効果が感じられた、というケースがあります。
不調が起こるわけではない場合、ひとつの商品を試して変化が感じられなかったからと言って、すぐに諦めてしまうのはもったいないかもしれません。
ノコギリヤシは女性でも飲んでいいの?
よく「ノコギリヤシは女性が飲んでもいいの?」という質問が聞かれますが、この答えはYESです。
男性ホルモンに影響することやノコギリヤシがサポートする悩みの傾向から、利用者の中心は中高年以降の男性ですが、女性が服用しても問題はないと言われます。
ノコギリヤシサプリの口コミを見てみると、多くはありませんが女性からの感想も見られます。
頻尿対策の他に男性ホルモンの抑制、薄毛・抜け毛対策、皮脂の抑制などを目的に、ノコギリヤシサプリを服用する女性が多いようです。
また、配偶者やパートナー、父親のためにノコギリヤシを購入するという女性も多いですね。
女性の体内にも少量ですが男性ホルモンは存在します。
ホルモンバランスの影響を考え、妊娠を希望する方、妊娠中・授乳中の女性は服用を控えるようにしてください。
また念のために、少量から飲み始めて体調を見るようにすると安心です。
前立腺肥大以外の理由で頻尿に悩む、より若い世代の方もノコギリヤシサプリを飲んで大丈夫です。
ただし成長中の幼児~子供では性ホルモンの役割が重要な時期であるため、ノコギリヤシの服用は控えるようにしましょう。
何らかの疾患でホルモン療法を受けている方も、治療効果への影響を考えて服用を避けるようにしましょう。
誰でも自由に飲めるからこそ、自己管理を
ノコギリヤシはこのように、一部の条件の方を除いてほとんどの方が自由に服用することが可能です。
サプリメントは健康食品なので、医薬品のように重篤な副作用が予想される成分は配合されていません。
しかし、自由に購入できるということは自己責任で服用しなければならないということです。
安全性が高いとはいっても飲み過ぎれば体に良くありませんし、アレルギー体質の方は症状が出ないかどうか気をつける必要があります。
商品ごとの摂取量をしっかり守り、ノコギリヤシの効果を期待してチャレンジしてみてください。
サプリメントの効果を実感できるのは、平均して3ヶ月程度と言われます。
飲み忘れのないように、毎日どのタイミングで飲むかを決め、習慣づけの工夫をしてみましょう。
ノコギリヤシは健康にいい植物なの?
ノコギリヤシが頻尿にいいサプリだということは知っていても、ノコギリヤシが何なのかを詳しくは知らずに愛用している方もいるかもしれませんね。
ノコギリヤシとは、北米に自生するヤシ科の植物で、サプリのエキスはその果実から抽出されています。
油性物質が多く含まれる実で、サプリとして用いるほか、煮だして紅茶にしたり、燃料用の油としても用いられています。
油にもなるような果実成分がなぜ健康にいいのか・・・不思議に感じられるかもしれませんが、ノコギリヤシは薬用ハーブのひとつなのです。
私たちは日々の暮らしのなかで、あまり意識せずに様々な植物の力を健康に活かしています。
例えば、日本で昔から薬用に重宝される果実にビワがあります。
身近な樹木で、近所で見かけることもありますよね。
ビワは果物として食べるだけでなく、その葉をお灸やお茶として用いたり、化粧品や入浴剤としても利用されています。
よもぎやアロエ、ウメやドクダミ、イチョウやセンブリなど、民間療法や漢方などで健康・美容に良い植物はたくさんあります。
ノコギリヤシの健康効果はどんなもの?
ノコギリヤシの健康効果といえば、前立腺肥大の改善効果があり、その結果、排尿トラブルをスッキリさせたり、抗炎症作用から前立腺炎を改善する効果もあるとされます。
日本ではサプリメントの他、ハーブティーとしても利用されています。
サプリメントは数か月かけてじわじわと体調を良くしていくものなので、「健康にいいと言っても頼りにならないのでは」と思う方もいるかもしれません。
確かにサプリは体質との相性もあり、飲んですぐに効果を感じる方もいれば、飲み続けても変化が感じられなかったという方もいます。
ただしノコギリヤシの場合、ヨーロッパでは泌尿器系疾患の治療薬として用いられているという事実もあります。
メディカルハーブとしての信ぴょう性は、かなり高いものと考えてよいのではないでしょうか?
通販でも店舗でも購入でき、気軽にチャレンジできるので、頻尿や尿のキレの悪さを感じている方はぜひ試してみることをおすすめします。
ノコギリヤシに期待できる効果とはどんなもの?
ノコギリヤシは一般的に、前立腺肥大を原因とした頻尿に良いとされ、世界中に愛用者がいます。
その元をたどれば、ノコギリヤシ原産地に住むインディアンが、泌尿器系のトラブルや滋養強壮の民間薬として用いていたのが始まりです。
過去には、前立腺肥大症の方を対象にいくつもの臨床試験が繰り返され、その結果ヨーロッパでは泌尿器系疾患への処方薬として医療に用いられています。
薬用ハーブとしてのノコギリヤシの効果がはっきり認められていると言えるでしょう。
ただし日本やアメリカでは、医薬品ではなくあくまで健康食品のひとつ・サプリメントとして用いられています。
これは、ノコギリヤシによる改善を感じる方は多いものの、医学的な根拠を持つほどではないということ、ハーブとして緩やかに効く方もいれば、体質によって効かない場合もあることなどが影響しているかもしれません。
ノコギリヤシの効果、具体的には?
男性ホルモンバランスの乱れによって前立腺が肥大し、その結果、前立腺に囲まれた尿道が圧迫されて排尿不良を起こします。
圧迫により尿がスムーズに出ずにキレが悪くなったり、残尿感があったり、何度もトイレに行かなければならなかったり、夜中も尿意で目が覚めてしまったり、という症状です。
ノコギリヤシエキスは男性ホルモンに作用し、肥大を起こす悪玉ホルモンの増加を防ぎます。
結果、排尿をスムーズにしてくれるわけです。
このような作用が頻尿などの症状に効果をもたらす、と考えられています。
ノコギリヤシを飲んでいてニキビが良くなった、薄毛が改善したという体験が聞かれますが、ノコギリヤシエキスの作用はあくまで前立腺内の男性ホルモンに対するもので、その他の臓器においては作用が確認されたわけではありません。
改善を喜ぶ声はあっても、そこに根拠はまだ認められていないのが現状です。
ノコギリヤシは薬局やドラッグストアでも購入できますが、陳列棚の商品数は限られます。
インターネット通販で、効果を期待できそうな商品をじっくり選ぶのがおすすめです。
ノコギリヤシの服用中に、おすすめの運動とは?
頻尿の原因は様々ですが、重篤な症状の兆候でない場合、治療の基本はセルフケアとなります。
自分自身で、生活習慣や食事の改善をすることで様子を見るということです。
もちろんノコギリヤシといったサプリメントの服用も、心強いセルフケアのひとつとなります。
生活習慣の改善のなかで見逃せないのが、運動習慣をつけること。
ノコギリヤシ愛用者が多い40~50代以降というのはちょうど働き盛りの世代で、「なかなか運動の時間が取れない」という方は多いと思います。
しかし頻尿改善のために、ノコギリヤシ服用に加えて、簡単な運動を習慣にするよう努力してみましょう。
ジムに通ってのスポーツでなくとも、1日30分程度のウォーキングやジョギング、サイクリングなどをすることで下半身の不調が良くなり、排尿がスムーズになるのを期待できます。
運動によって適度に疲労し熟睡が促されることも、夜間頻尿を抑えるうえで効果的です。
運動による血行促進は臓器機能をアップさせ、ノコギリヤシがサポートする前立腺肥大の症状を和らげてくれます。
生活の合間にちょっとした運動習慣を
逆に、便秘や座りっぱなしの姿勢は、前立腺をうっ血させて肥大症状を悪化させてしまいます。
運動習慣は便秘や座りっぱなしを防ぐうえでも役に立ちますね。
デスクワークや長時間運転の仕事では、少なくとも1時間に1度は立ちあがって、ストレッチをしたり歩くように心がけましょう。
過活動膀胱や骨盤底筋のゆるみもまた、頻尿に影響しているケースが多く見られます。
これらの症状に対しては、骨盤底筋のトレーニングが有効です。
肛門周辺の筋肉を意識し、緩めたり締めたりを繰り返すものです。
一度方法を覚えてしまえば、立った姿勢で仕事の休憩中に、通勤途中に、料理の最中に、仰向けの姿勢でリラックス時間に、就寝前になど、1日中色んなタイミングで出来るのが嬉しいですね。
スクワットも頻尿にいいと言われます。
頻尿改善だけでなく、このようなちょっとした運動習慣は生活習慣病の予防など健康の維持に役立ってくれます。
ノコギリヤシのサポートも得て、年齢を経ても若々しく、元気に過ごしたいものですね。
ノコギリヤシ服用中に飲むお酒はどれがいい?
頻尿改善のためにノコギリヤシを飲んでいるのに、飲み会に行って結局トイレの回数が増えてしまう・・・という悩みはありませんか?
お酒は排尿量そのものを増やしてしまう作用があるため、頻尿の方は出来るだけ控えた方が良いのですが、かといってお酒の席をすべて断るわけにはいかず、ノコギリヤシを飲んでいる間はお酒を一切断つというのも、お酒が好きな方にとってはストレスです。
頻尿の方がまず控えたいのは、ビールをたくさん飲んでしまうことです。
ビールをジョッキでどんどん飲むことで大量の水分を摂ることになり、体がグッと冷えてしまいます。
ビールは最初の乾杯で少なめに、がいいかもしれません。
ではその他のお酒はどうなのかというと、やはり頻尿にはよくありません。
まず、アルコール成分が抗利尿ホルモンの分泌を抑えてしまうために、腎臓で水分が再吸収されにくくなり、その分尿の量が増えてしまいます。
さらに、お酒に含まれるカリウムが血管内のカリウム濃度を上昇させることで、浸透圧を保つために血管の周囲から血管内へ水分が流れ込み、やはり尿の量を増やしてしまうのです。
ノコギリヤシ服用中のお酒、どうする?
アルコール量を大まかに比較すると日本酒が比較的高め、カリウム量は赤ワインが比較的多めになっていますが、お酒の飲み方や量にもより、一概には言えません。
ノコギリヤシ服用中には、まず体を冷やさないようにひざ掛けや上着などで下半身は温かくしておく、エアコンの風が直接当たらないようにする、お湯割りやぬる燗、熱燗など温かい飲み物を選ぶ、お酒の前にカフェインや冷たい飲み物を飲まないといった方法で、できるだけ尿意を増やさないようにしてみましょう。
お酒は飲み過ぎず、ほどほどにしておくことが大切です。
また、ノコギリヤシをアルコールで服用するのはよくないので、必ず水で服用するようにしましょう。
お酒の直前に飲むとアルコールと一緒にすぐにノコギリヤシエキスが排出されてしまうため、少し時間を空けるようにした方が良いでしょう。
お酒の後少し酔いが落ち着いてから就寝前にノコギリヤシを服用して、睡眠中の尿意に備えるのもありですね。
頻尿とストレスにはどんな関係が?ノコギリヤシの影響は?
気持ちは気持ち、体は体・・・と思うかもしれませんが、実は、体は精神的な影響を大きく受けています。
尿を排出するという内臓の動きもまた、神経の影響を受けるもののひとつであり、そのようにして心理的なストレスなどで頻尿になってしまう「心因性頻尿」は珍しい症状ではありません。
ノコギリヤシは中高年男性に多い前立腺肥大に影響して、その結果頻尿が改善できるものなので、心因性の頻尿でノコギリヤシを服用したとしても、直接的には効果がないと言えます。
ストレスから頻尿になるケース
ストレスのなかでも頻尿を起こしがちなのは、不安や緊張です。
例えば重要な試験や面接、大事なプレゼン、大勢の人の前での発表会などの前に、緊張や不安で急にトイレに行きたくなる経験はよく見られますよね。
これは不安や緊張によるストレスが尿意を引き起こしているのです。
ただ、これが頻尿かといえばそうではなく、その時は尿意を感じても試験や発表会が終わってしまえば排尿状態は普通に戻ります。
このような尿意が、一時的なもので終わらず生活の中で頻繁に起こるようになってくると、頻尿と呼ばれる状態になります。
その原因は人により様々ですが、仕事や移動中にトイレを我慢しなければならなかった体験などをした際、「また同じようにトイレを我慢しなければならないのでは」という不安から、尿が溜まっていないのに尿意を感じてしまうようになります。
心因性頻尿の特徴として、何かに夢中になっている時やリラックスしている時、そして眠っている間は尿意を感じません。
補助的な治療法として抗うつ薬などを服用する場合もありますが、基本的にはできるだけリラックスを心がけたり、排尿日誌をつけてそれほど頻繁にトイレに行く必要がないことを確かめたりして、改善していきます。
一方、ノコギリヤシがサポートする頻尿は、夜中も尿意で目が覚めたり、仕事に集中している時や休憩中でもトイレに行きたくなります。
心因性の頻尿であっても、ノコギリヤシを飲んでいるという安心感で尿意が軽減される可能性もあります。
ノコギリヤシは植物由来のエキスで副作用の心配がほとんどないので、試してみるといいですね。
ノコギリヤシサプリ、選ぶ際は何を基準にすれば良い?
特に必要性が無ければ知らない方も多いサプリ成分・ノコギリヤシですが、いざ「試してみたい」とノコギリヤシ商品を探してみると、意外にその選択肢が多いことに気がつきます。
そんなとき、何を基準・ポイントにして商品を選びますか?
「聞いたことのあるメーカー名だから」と、知名度で選ぶ方もいるでしょう。
確かにこれも選び方のひとつで、サプリ・医療業界で長く広く知られている企業であれば、ある程度の信頼性があります。
しかしその選択がベストかというと、一概にそうとは言えません。
そのノコギリヤシ商品が自分に合っているか、コストパフォーマンスが良いかといったポイントは、知名度とは別に検討すべき点です。
口コミを参考にする方も多いと思います。
インターネットでノコギリヤシ情報のページやサプリの口コミページなどを見てみると、参考にできる意見をたくさん見つけられます。
サプリ成分には体質との相性があり、飲めば必ず効果を実感できるものではありません。
ノコギリヤシに関しても、「すぐにトイレの回数が減った」「排尿後すっきりするようになった」という声もあれば、「飲み続けても特に変化がなかった」という声も見られます。
実感以外にも、何かしら参考にできる情報があることでしょう。
副成分、そして信頼感もチェック
意外に見落としがちなのが、副成分の確認です。
サプリではノコギリヤシエキス以外に、亜鉛やペポカボチャ種子エキス、リコピンといった副成分が配合され、頻尿改善の作用をより強められるように工夫してあります。
副成分それぞれに強みや特徴があるので、自分の症状にできるだけあったものを選んでみてください。
最後に大切にしたいのが、「この商品は信頼できるかどうか」という印象です。
全てのメーカーのノコギリヤシ商品が、信頼に足るエキスを用いて、安全な製造・流通過程を経た、有効性が十分な商品に仕上がっているとは限りません。
商品説明やメーカーの姿勢などを確認し、毎日安心して飲み続けられて効果が期待できそうな商品を選びましょう。
返金保証といったサービスがあれば無駄になる心配がなく、チャレンジしやすいですね。
頻尿の原因は年のせい?ノコギリヤシが役立つってホント?
頻尿は年齢のせいなのか・・・その答えはYESでありNOでもあります。
つまり多くの頻尿で年齢の影響が見られますが、その改善を諦めることはない、ということです。
中高年を過ぎた男性に多い前立腺肥大による頻尿では、大きくなり過ぎた前立腺に囲まれた尿道が圧迫されて尿が出にくくなり、その結果、頻尿や残尿感が引き起こされています。
前立腺肥大は早い方では30代から始まり、50歳で30%、60歳で60%、80歳では実に90%の方に見られる症状です。
年齢とともにトイレが近くなる方が多い理由が分かりますね。
女性では、出産を経ること、そして加齢ともに、下腹部の内臓を支える骨盤底の筋肉が緩んでいき、排尿のコントロールがうまくできなくなることで尿が漏れてしまったり、膀胱の排尿筋が緊張しすぎて尿が溜まっていないのに尿意を感じるようになることで、その結果頻尿になるケースが多く見られます。
このような機能低下にもやはり加齢は関係しています。
そんな症状にノコギリヤシが役立つかもしれません。
頻尿のセルフケアは簡単にできる?
「同年代の友人同士で集まっていると、みんなトイレに行くことが多いしそういうものなんだ」「確かに面倒だけれど病院に行くほど困ってもいないし」とそのままにされることが多い排尿トラブル。
確かに、全てのトラブルに治療が必要というわけではなく、セルフケアで改善できる場合が多いのも事実です。
セルフケアのなかでもおすすめなのが、ノコギリヤシサプリを飲むことです。
ノコギリヤシエキスには前立腺肥大の原因を直接ブロックする作用があります。
ノコギリヤシサプリを飲むことで少しずつ体内で作用し、症状を和らげていくことが期待できます。
ノコギリヤシはカプセル状のサプリで、1日2回などに分けて水で飲むだけなので簡単です。
もちろんその他にも、食生活やアルコールの飲み方に気をつけたり、頻尿にいい体操をするなど、自分で出来るケアがあります。
年齢のせいだからとそのままにするのも、ノコギリヤシサプリを飲んでみるのも自由ですが、サプリを飲んで毎日のトイレがスッキリするならば嬉しいことですね。
花粉症だけどノコギリヤシを飲んでも大丈夫?
ノコギリヤシ服用についての注意点のひとつに、「アレルギー体質の方は慎重に服用すること」というものがあります。
アレルギーを起こしやすい体質だと、サプリ成分に対しアレルギー症状が起きる可能性があるためです。
とはいえ、花粉症は今や多くの日本人が抱える症状であり、そのすべての人が重度のアレルギー体質というわけではないので、花粉症だからと言ってノコギリヤシを飲まないほうがいいということではありません。
植物由来で安全性の高い成分であり、頻尿や残尿感で悩んでいるときには我慢せず、まずは少量からノコギリヤシサプリを試してみることをすすめます。
鼻炎薬と頻尿に関係がある?
もうひとつ、花粉症とノコギリヤシとの関係で気になるのが、一部の鼻炎薬には尿が出づらくなる副作用があり、その結果頻尿になりがちという情報です。
ノコギリヤシは前立腺肥大による頻尿症状に用いられているため、ノコギリヤシを服用している方にとって頻尿を悪化させる鼻炎薬は、花粉症でも飲みたくないものと考えられます。
花粉症の時期に薬を飲んでいると排尿症状が悪くなる気がするという場合には、服用している薬のせいかどうか、他の影響が少ない薬に変えられないか、ノコギリヤシと同時に飲んで大丈夫かどうかなど、薬剤師に相談してみるといいかもしれません。
花粉症は季節ごとに必ずやってくる症状ですし、早めに薬などで対策をとって症状を悪化させないことが大事です。
またノコギリヤシを必要とする頻尿や急な尿意、残尿感などは、毎日の不快感であり、場合によっては生活に支障をきたします。
出来れば根本的に対策したい悩みです。
いずれの予防も大事ですから両立できればベストですが、服用によって体調が悪化するのは困ります。
体調を第一に様子を見つつ、花粉症と排尿トラブルの両方をうまく対策したいですね。
薬やサプリだけに頼り過ぎず、マスクやうがいの徹底、冷えや水分の摂り過ぎへの対策、骨盤底を鍛える体操や、栄養バランスのいい食べ物、十分な睡眠と規則正しい生活など、毎日の生活の中で体質改善を意識することも大事です。
ノコギリヤシ、いつまで飲み続ければ良いの?
ノコギリヤシに限らず、サプリの飲み方についてよく聞かれるのが「サプリっていつまで飲み続ければいいの?」という疑問です。
毎日飲み続けるものだからこそ、「このままずっと服用を続けるのかな?効果が出てきたと思ったら飲むのを止めてもいいのかな?」と考えるものです。
例えば薬なら、「2週間分」「1ヶ月分」など処方の期間が決まっていて、症状が改善すればずっと飲み続けるということはありませんよね。
しかしサプリは自由に買えるものであり、服用の期間は決まっていません。
ずっと飲み続けるのも服用を止めるのも、個人の自由ということです。
効果を感じられる時期はひとそれぞれです。
ノコギリヤシを飲み始めてすぐに、尿意が減るのを感じられたという方もいれば、3ヶ月経過して何となく改善を感じる方、半年ほどしてトイレ回数が減ったかもという方、なかには1年経って効いてきた感じがする、という方もいます。
このように効果が少しずつ、じわじわと現れるのはサプリメントの特徴です。
したがって、ノコギリヤシは少なくとも3ヶ月以上は飲み続けるもの、それ以上は判断次第と考えることもできますね。
服用を継続する大切さ
もうトイレで困るのは嫌だから、今後もずっとノコギリヤシを飲み続けるつもりだ、という方もいれば、トイレの回数や尿意が困らない程度に落ち着いてきたら服用を止めてもいいのでは、という意見もあります。
ただし口コミでは、ノコギリヤシを飲んで夜中起きる回数がグッと減っていたけれど、安心して服用を止めたらまた夜中に起きる回数が増えてしまった・・・という声も聞かれます。
効果が出てきたと感じても、ある程度の期間は様子を見て飲み続けると安心かもしれませんね。
こうして考えてみると、ある程度の期間飲み続けることになるノコギリヤシは、購入が続けられる価格であること、毎日安心して飲める商品であることが大事、ということが分かります。
高い品質でも手頃な価格のノコギリヤシを探すには、じっくり商品を比較できるインターネット通販の利用がおすすめです。
ノコギリヤシサプリ、効率のいいおすすめの飲み方は?
頻尿や残尿感など、排尿時の不快感を改善するためにノコギリヤシを飲むとき、できるだけ早くその効果を実感したいのは当然です。
しかしサプリメントは医薬品と違って即効性がなく、どんな成分でも3カ月程度は飲み続けて様子を見ることになります。
健康食品のサプリメントは、1日に〇錠といった服用量の指示はありますが、飲むタイミングや時間は自由です。
そこで、できるだけ効率のいいノコギリヤシの飲み方について知っておき、時間やお金を無駄にしないようにしましょう。
まず第一に、1日分の服用量を一度に飲んでしまうよりは、1日数回に分けて服用しましょう。
おすすめは朝と夜の2回。
例えば1日4錠であれば、朝2錠、夜2錠を服用します。
1日の活動が始まる朝に飲んでおくことで、昼間の尿意の改善を期待します。
ノコギリヤシが作用する男性ホルモン分泌量が最も盛んになるのは睡眠中。
その前の夕食後にサプリを飲むことで、効率のいい作用が期待できます。
「この時間はトイレに行きたくない」というタイミングの少し前に飲んでおくのもおすすめです。
食後の服用がいい理由、飲み過ぎがダメな理由
第二に、服用は食後がおすすめです。
起床時、胃が空っぽの状態でサプリを飲むことで吸収率が高まるという見方もありますが、空腹時にはサプリ成分が負担になってしまう可能性もあります。
ノコギリヤシは脂溶性といって、油と一緒に摂ることで溶けやすくなる性質があります。
服用前の食事で多少の油分を摂っておくと、効率よく成分を吸収することができます。
第三に、適正な量を服用するようにしてください。
たくさん飲むほどその効果も早くあらわれるのでは、と思うかもしれませんが、サプリメントに使用される成分の性質は、少しずつ体内でトラブルに作用していくというもの。
たくさん飲んだからといって効果が強まることはなく、せっかくのノコギリヤシが無駄になって効率が悪くなってしまいます。
商品ごとの推奨量を基準に、自分の体調が一番いい服用量を見つけてくださいね。
まとめると、1日数回に分けて、食後に、適正量を毎日服用し続けるのが、ノコギリヤシの効率のいい飲み方のポイントです。
ノコギリヤシが力を発揮する場所、前立腺とは?
ノコギリヤシエキスが頻尿に働きかけるときに影響するのが、「前立腺」です。
前立腺は男性のみに存在する生殖器で、膀胱の真下の尿道を取り囲む位置にあります。
精嚢が隣にあり、大きさはクルミ程度、数十グラムの比較的小さな臓器です。
前立腺の役割はまだ解明されていない部分が大きいものの、前立腺液の分泌や、精液の混合・作成、そして射精時の収縮、尿の排泄などを担うことが分かっています。
ノコギリヤシがサポートする頻尿と前立腺との関係を考えるとき、まず鍵になるのが、精巣から分泌される男性ホルモンのテストステロンです。
男性の体内で特に多く分泌されるテストステロンは、男性機能の維持だけでなく男性らしさそのものや、心身の健康に深く関係するホルモンであり、前立腺の機能もこのテストステロンによって維持されています。
加齢とともに前立腺内で起こること
加齢とともに体内でのテストステロン量はゆるやかに減少していきます。
テストステロンの減少を感知した前立腺は、普段よりも余計にテストステロンを前立腺内に摂り込もうとします。
ここで次のキーポイントである5-αリダクターゼの登場です。
酵素のひとつである5-αリダクターゼは、頭部の皮脂腺や毛乳頭の他、前立腺にも存在します。
前立腺内の5-αリダクターゼが、摂り込まれたテストステロンをどんどんDHTへと変換していき、DHT増加が前立腺を肥大させ、その結果前立腺が取り囲んでいる尿道を圧迫、細くしてしまうことで、尿がチョロチョロとしか出なくなったり、尿をうまく膀胱に溜められないという状態が起こります。
ノコギリヤシ成分には、5-αリダクターゼの働きを阻害する作用があります。
これによってテストステロンがDHTに変わるのを防ぎ、前立腺の肥大~尿道の圧迫を予防して、排尿時の不快な症状を和らげるのです。
ノコギリヤシエキスには、前立腺の炎症を抑える作用もあると考えられています。
ノコギリヤシエキスは植物の果実から抽出されます。
植物の持つ力が、加齢によって前立腺で起こる不具合を整えてくれる、というわけなのです。
ノコギリヤシ、飲んじゃいけない人はいる?
植物由来で安全性の高いノコギリヤシはほとんどの方が利用して大丈夫ですが、なかにはノコギリヤシの効果ゆえに、飲んではいけない人もいます。
それは「ホルモン」が重視される状況の方です。
ノコギリヤシ成分は、男性ホルモンに影響することで頻尿や薄毛といった悩みを改善します。
男性ホルモンは女性の体内にも存在するため、男女ともに下記のような方はノコギリヤシ服用を控えてください。
まずは、女性ホルモンのバランスが急激に変化する妊娠中や、ホルモンが重要になる授乳中の方です。
出産前後は頻尿になりやすい時期ですが、ノコギリヤシサプリは利用しないように気をつけてください。
また出産に関連した頻尿は、産後には治まっていきます。
次に、何らかの疾患でホルモン療法を受けている方です。
ノコギリヤシがホルモンに影響することで、ホルモン療法の効果が十分に引き出せないリスクがあります。
そして成長期にある子供も服用は控えてください。
成長期の子供はホルモンバランスの変化が大きく、そのような時期にノコギリヤシを服用するのはよくありません。
体質に合わない人は?
上記のようなリスクはなくても、ノコギリヤシを飲んでみて嘔吐感や腹痛、頭痛などを感じる場合には服用を止めておきましょう。
サプリ成分は体質との相性があり、商品や飲み方に問題が無くても体質に合わないというケースが存在します。
可能性としては高いものではありませんが、例えば返金保証のあるサプリなら安心ですね。
また、ある商品を飲んで「合わないな」と感じても、他メーカーの商品だったら大丈夫だったということもあります。
メーカーごとに使われるノコギリヤシエキスの原料や製造法、含有量、副成分の内容など製造条件は異なるので、他メーカーのノコギリヤシを試してみる、というのもひとつの方法です。
そしてくれぐれも容量を守って飲むようにしましょう。
嘔吐感や腹痛などは、実は飲み過ぎのサインかもしれません。
食べ過ぎればお腹を壊すのと同じで、ノコギリヤシの飲み過ぎも体に良くありません。
ノコギリヤシはゆっくり効いてくるもの?
仕事中にトイレの回数が多すぎて困ったり、落ち着いて外出できなかったりといった状態を何とかしたくてノコギリヤシを飲むとき、誰でも「早くなんとかしてほしい!」と思いますよね。
しかしノコギリヤシは多くの場合、飲んだからといってすぐに不快な症状が治まるというものではありません。
なかには「飲み始めて数日で効き目を実感した!」という体験談も見られますが、これはかなり稀なケースであり、多くの場合は3ヶ月後や半年後に「そういえばトイレの回数が減ってる」と気づいた、という方が多いようです。
なかには服用を始めて1年後に・・・という方もいます。
このように、ノコギリヤシの効果はゆっくりと感じられるものなのです。
その理由は、ノコギリヤシサプリは食べ物と同じ扱い、つまり副作用の心配がほとんどない健康食品であり、医薬品ではないため。
薬のような即効性はなく、その成分が体内でじわじわと作用していくことで、少しずつ体調を整えていくものなのです。
サプリ効果がすぐには感じられない理由
そのほかに、ノコギリヤシに限らずサプリ全般の効果がすぐには感じられにくい理由として、自分が一番気になっている部分とは別のところで効果が出ていて気がつかなかったり、変化がかなり緩やかなので気づきにくかったり、他の生活習慣や食習慣の改善効果と重なっていてサプリの効果かどうかが分かりにくいといった可能性があります。
そして影響が大きいのが、体質の個人差です。
食べ物を食べるとすぐに太る人、いくら食べても太らない人がいるのは、消化吸収しやすい体質か、しにくい体質かの差が強く影響します。
同じように、サプリメントを飲んでその栄養がなかなか吸収されずに排出されてしまう場合、しっかり吸収できる場合があり、もちろん前者の場合はなかなかサプリの効果が出にくく、後者の場合にはよりしっかりと効いていきます。
いずれにしても、服用したりしなかったりでは、せっかくの効果が薄れてしまいます。
ノコギリヤシも飲むタイミングをしっかり決めて、毎日飲み続ける習慣にしましょう。
ノコギリヤシの有効成分、その正体とは?
頻尿や夜間頻尿、排尿後滴下など排尿前後の不快な症状にすすめられるノコギリヤシには、悪玉ホルモンの増加を防ぐ作用があります。
悪玉ホルモン・DHT増加をどうやって防ぐかというと、テストステロンをDHTへと変換する酵素・5-αリダクターゼの働きを阻害することによってです。
ノコギリヤシ成分のなかでこの阻害作用を持つもの、つまり有効成分はどれなのかというと、ヨーロッパでのノコギリヤシ研究においてβ-シトステロールやオクタコサノールであることが分かっています。
この2つの成分、そして近年の研究で分かってきたその他の有効成分についても知っておきましょう。
研究によって分かってきた有効成分
β-シトステロールは、コレステロールと似た成分・ステロールの一種です。
コレステロールの吸収を抑えて動脈硬化を予防する働きが有名です。
このようなコレステロールの悪影響を抑える作用が、ノコギリヤシの酵素阻害作用へとつながります。
オクタコサノールは、果実の皮に存在する飽和アルコールの一種で、運動時のエネルギー生産量を増やし、スタミナ、持久力、集中力を高める成分です。
体力増進や疲労回復に効果があり、排尿症状の改善と並びノコギリヤシの効能として知られる抗炎症効果の元にもなっており、また男性ホルモンへの作用につながるものと考えられます。
β-シトステロールやオクタコサノールの他にも近年の研究において有効性が確認されているのが、遊離脂肪酸のリノール酸、オレイン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルチミン酸です。
これらが膀胱・前立腺の筋肉内にある受容体に結合し異常収縮を抑えることで、急な尿意などの症状を抑えてくれます。
これらの脂肪酸類は食用油にも含まれ、血液をサラサラにしたり、体脂肪が溜まりにくくしたり、コレステロール値を下げるといった健康効果が知られています。
またオレイン酸は、ノコギリヤシエキス中での含有率、薬理活性がともに高く、作用に大きな貢献をしていると考えられているのです。
ノコギリヤシをハーブとして利用してみよう!
サプリ成分としてなじみがあるノコギリヤシは、「メディカルハーブ」の仲間です。
ハーブとはもともとラテン語で草木のことを指し、植物のなかでも健康に効能を持つものがメディカルハーブと呼ばれています。
ハーブそのものは、実は普段の生活でよく使われています。
例えばミントは、歯磨き粉やチョコレートに入っていますし、煮出してお茶として飲むハーブは数多いですよね。
肉類の臭み消し、魚や野菜の香りづけ、ケーキなど、料理でもたくさんのハーブが用いられています。
アロマとしての用法も多く、アロマオイルの原料になったり、市販の入浴剤などに用いられます。
このように様々に使われる理由は独特の香りだけでなく、ハーブが持つ消化促進作用や強壮作用、殺菌効果、鎮静効果などの活用が目的になっています。
効能を治療や健康のために生かすケースも多く、代表的なものでは中世ヨーロッパで大流行したペストの予防として、ハーブがペスト除けに使われていたという事実があります。
ハーブとしてのノコギリヤシの効能
ノコギリヤシ原産地のインディアンたちの利用法であった、利尿剤、強壮剤というのもまた、メディカルハーブとしての扱いですね。
なかでもその利尿作用は研究が重ねられ、ノコギリヤシを「植物性のカテーテル」とよぶこともあるほどです。
ノコギリヤシの効能として、頻尿を引き起こす前立腺肥大症や前立腺炎症の緩和、薄毛や抜け毛の予防、そして疲労回復や体力増進、免疫力の向上が期待できます。
また、頭皮の脂っぽさを抑えることから、シャンプーなどにも含まれています。
ノコギリヤシには味はほとんどなく、香りはちょっと酸っぱいような独特の匂い、洋酒のような匂いと例えられます。
料理やアロマとして用いられることはなく、最も代表的なのはサプリとしての服用ですが、漢方の生薬として、またハーブティーとして飲むこともできます。
乾燥したノコギリヤシの果実は固く煮出しにくいので、少し砕いてから煮出します。
効能を意識するのであればサプリでの服用が効率的ですが、お茶としていただくことで効能が期待できるだけでなく、リラックスしたり体が温まるのは嬉しいですね。
市販の薬とノコギリヤシはどう違う?
頻尿の初期症状の多くは、自宅でのセルフケアで改善することが多いと考えられています。
そういったセルフケアのひとつに、市販薬やサプリの服用があります。
では、頻尿改善の市販薬とノコギリヤシサプリでは、どのような違いがあるのでしょうか?
まず市販薬は医薬品に分類されますが、ノコギリヤシサプリは健康食品です。
医薬品の方が販売場所が限られますが、近年では販売場所が拡大しつつあり、購入の利便性についてそれほど差はないかもしれません。
そして最も気になるのが、副作用の違いです。
植物の果実から抽出したノコギリヤシには副作用はほぼないと言えます。
一方頻尿の市販薬では、医薬品であるため、ある程度の副作用のリスクが挙げられます。
なかでも注意したいのは、排尿回数を減らす効果が強く出過ぎて排尿がしにくくなってしまったり、残尿感が増してしまうケースです。
これではもともとのトラブルが解消されない恐れがあります。
トラブルの原因への効果はどう?
もう一つ注目したいのは、排尿トラブルの原因に合っているかどうかという点です。
ノコギリヤシの場合、中高年の男性に多く見られる「前立腺肥大による頻尿」に対する効果があり、頻尿の原因であるDHTの増加を防いでくれます。
市販薬の多くは漢方成分をメインとして、頻尿の他、尿漏れや喉の渇き、体力低下、冷え、下半身の衰えなど、より広範囲な排尿トラブルを効能に挙げています。
頻尿の原因が前立腺肥大を疑うものであれば、ピンポイントで作用するノコギリヤシの方が効率的と言えるかもしれません。
市販薬でも効能をより限定した商品もあるので、自分の症状に当てはまるものがあれば試してみる価値があります。
作用がより穏やかなノコギリヤシサプリでは、少なくとも3ヶ月程度服用して様子を見ますが、市販薬はサプリのように長期間飲み続ける性質のものではありません。
1~2週間服用してみて改善が見られない場合には服用を中断し、サプリへの切り替えを検討したほうが良いかもしれません。
ノコギリヤシ、安い商品と高い商品はどう違う?
安いものではなんと100円台のものから、5,000円程の商品まであり、まさにピンからキリまでと言えます。
100円台の商品とは、100円均一ショップで販売されるサプリです。
ドラッグストアなどの店舗で販売されるサプリは1,000円台、テレビショッピングや通信販売などでは2,000円~5,000円程度の商品が見られます。
このような価格の違いはどこから生まれるのでしょうか?
まず挙げられるのはノコギリヤシの品質の違いです。
使用するノコギリヤシエキスはどの商品でも同じというわけではなく、それぞれ色々なグレードのエキスが使用されています。
あまりに安価な商品は、グレード、価格ともに低いエキスを使用している可能性が高くなります。
質の高いノコギリヤシエキスの抽出法といえば超臨界抽出法が有名ですが、この製法を開発した世界的メーカーであるインデナ社のノコギリヤシであれば、高いグレードを期待できます。
ノコギリヤシサプリでは、副成分の内容や、製造数による商品価格の違いもあるでしょう。
100円均一ショップのように薄利多売で多くの商品数をさばいているところと、ノコギリヤシだけを専門に取り扱う販売店とでは、当然、必要経費や利益の考え方も違ってくるのです。
高い商品なら安心、というわけではない
どの価格帯の商品を選べばいいのか悩むことがあると思います。
まず、一概に「高ければいい商品」というわけではありません。
例えば、広告宣伝費が価格に上乗せされている場合には、さほど品質は良くなくても高価格になります。
さらに問題なのは、思い切って高価格のノコギリヤシサプリを試してみても、購入を続けられなければ意味がないということです。
サプリは毎日服用することで、体の中から少しずつ体調を整えていきます。
せっかく質のいい成分でも、服用を中断しては意味がありません。
かといってあまりに安価な商品も、品質や効果が疑われます。
比較的手ごろな価格帯でも品質にこだわって作られたノコギリヤシサプリもあるので、ネットを利用してじっくり比較検討してみてください。
ノコギリヤシ、飲み過ぎるとどうなるの?
ノコギリヤシは植物の実から抽出されるエキスだから安全、というイメージがありますよね。
実際、これまでにノコギリヤシによる重篤な副作用の報告はありません。
が、「じゃあちょっと多めに飲んでも大丈夫なのかな?」と考えるのは止めましょう。
まず、多めに飲んだからといって効果が高まるというものではないため、せっかくのサプリが無駄遣いになってしまいます。
サプリメントは健康食品に分類されるものであり、その扱いは「食べ物」と一緒です。
ノコギリヤシの飲み過ぎはつまり食べ過ぎと一緒で、過度に摂取した場合、下痢や便秘、吐き気、めまいなどを引き起こすことがあります。
またノコギリヤシエキスには、おだやかな影響とはいえ、頻尿を改善していくだけの男性ホルモンへの作用が存在しています。
むやみに飲み過ぎれば、男性ホルモンへのおだやかな作用が強くなってしまう可能性があります。
これらの点から、ノコギリヤシの飲み過ぎにはきちんと注意したほうが賢明です。
飲み過ぎているつもりはないのに・・・?
自分では決められた量を飲んでいるつもりでも、結果的に飲み過ぎになっているケースがあるかもしれません。
それは、ノコギリヤシ配合の2つ以上の商品を同時に摂取している時です。
ノコギリヤシの1日の推奨摂取量は、320mg前後という考え方が一般的です。
この量を基準に、それぞれのサプリの量を考えてみてください。
もう一つのケースが、海外から輸入したノコギリヤシサプリを服用するケースです。
世界の中で見れば日本人は小柄な体格であり、欧米人の体格に合わせて作られた商品では、ノコギリヤシ含有量が多過ぎることがあります。
そのため商品に記載された量を飲み続けることで、いつのまにか過剰摂取になっている恐れがあります。
海外商品では、商品の質や信頼性をはかりにくいこと、パッケージや説明書が外国語であることなどからサプリメントの安易な個人輸入はおすすめできないのですが、このような「飲み過ぎのリスク」の観点からも、海外商品ではなく日本で販売されるノコギリヤシの方が、より安心です。
ノコギリヤシを飲み忘れた!そんなときどうする?
ノコギリヤシに限らず、サプリでも薬でも飲み忘れには注意する必要があります。
飲み忘れることで、本来は得られるはずだった効果が発揮されず、薬であれば体調の回復に影響しますし、サプリでも期待した改善が見られなくなってしまいます。
医薬品では飲み方に注意しないと副作用のリスクが大きく、飲み忘れたからと言ってむやみに2倍の量を飲んだりしては危険です。
ではノコギリヤシの場合、飲み忘れたらどうすればよいのでしょうか?
ノコギリヤシは植物由来のエキスであり、その安全性はサプリ成分のなかでも特に高いと言われていて、これまで重篤な副作用の報告はありません。
とはいえ、飲み忘れた分を一度に飲んでもいいというわけではないのです。
ノコギリヤシを過剰摂取すると、食べ過ぎと同じ状態になって腹痛や吐き気などをもよおす可能性があり、決して体にいいとはいえません。
ノコギリヤシの1日の推奨摂取量は320mgです。
例えば朝と夜の2回に分けて飲んでいて、朝の分を飲み忘れたから朝の分と夜の分を一緒に飲むということであれば、一応1日の摂取量は超えていないので、さほど心配はないかもしれません。
しかし昨日飲み忘れた分を今日1度に飲むなど、過剰に摂取するのは問題です。
毎日服用することが大切
サプリメントは、毎日飲み続けることで少しずつの作用が重なってトラブルを改善していくものであり、服用が中断されるとそれまでの効果もリセットされてしまいます。
「ノコギリヤシを飲み続けて夜間頻尿が治まり、そのことに安心して服用を止めたらまた夜中に目が覚めるようになってしまった」といった体験談が聞かれます。
毎日飲み続けていくことが大切なのです。
飲み忘れを防ぐため、ノコギリヤシ服用の習慣を身につけましょう。
ノコギリヤシを飲むタイミングは特に決められているわけではないですが、例えば朝食後、夕食後、歯磨きの前にノコギリヤシを飲むなど、自分なりのタイミングを決めてしまうと、習慣にしやすくなります。
ノコギリヤシは頻尿と薄毛、同時に効く?
頻尿に効果的なノコギリヤシ愛用者の多くは、40~50代以上の男性です。
この年代の男性が抱えるもう一つの身体的な悩みと言えば、薄毛を挙げる方は多いのではないでしょうか。
実はノコギリヤシは、頻尿と薄毛の両方に対し効果を期待できるサプリ成分です。
ノコギリヤシ原産地ではインディアンが暮らしていました。
インディアンには、精悍な体つきで羽飾りをつけていて、豊かな髪を編み込んでいるイメージがありませんか?
そしてインディアン達が滋養強壮のために食べていたのが、ノコギリヤシの果実なのです。
このおかげでインディアンの髪は美しく豊かになり、泌尿器系の悩みもなく生活していたと考えられます。
この時代にはあくまで「生活の知恵」として頻尿や薄毛への効果が信じられていたわけですが、現代では研究が進み、実際にその効果を裏付けるものと考えられるプロセスが分かっています。
頻尿と薄毛、両方をサポートする仕組み
それはノコギリヤシエキスが持つ、前立腺内の酵素・5-αリダクターゼへの作用です。
頻尿や薄毛は、男性ホルモンのジヒドロテストステロン(DHT)が引き起こしていると考えられますが、DHTの増えすぎに関わっているのが5-αリダクターゼです。
ノコギリヤシがこの酵素の働きを抑えることで、DHTが増えすぎるのを予防し、その結果薄毛や頻尿が改善していくものと思われます。
薄毛の治療薬として有名なものにプロペシアがありますが、そもそもプロペシアの研究を始めるきっかけは、プロペシアを前立腺肥大による頻尿の治療に用いた際に「髪が太くなった」「髪が増えた」といった報告が相次いだことだった、と言われます。
ノコギリヤシの魅力は、プロペシア利用時のような副作用のリスクなく、同じ作用を得られるという点です。
薄毛対策と頻尿対策では、それぞれノコギリヤシに同時配合する成分が変わってくるため、目的にあった商品を選ぶ必要がありますが、頻尿の改善とともに髪も元気になったような気がすれば、それはノコギリヤシの影響かもしれません。
くしゃみや運動で尿漏れが・・・ノコギリヤシは効く?
「くしゃみをしたらチョロっと尿漏れが・・・」というトラブルは特に女性に多く、「腹圧性尿失禁」という症状です。
実に女性の3人に1人がこのような尿漏れを経験したことがあると言われています。
逆に男性の場合に多いのが、排尿後も追っかけ漏れしてしまう「排尿後滴下」です。
いずれの症状も、若い方から高齢の方まで幅広い年代で起こるのが特徴です。
力んだりお腹に力が入った時に漏れやすく、スポーツで走ったりジャンプしたりするときのほか、階段を上り下りするとき、急に立ち上がるとき、長時間歩くとき、そして重いものを持ち上げるときなども注意が必要になります。
症状には個人差があり、スポーツで特に力が入る時だけ漏れるという方や、日常的に尿漏れが起きるという方もいます。
腹圧性尿失禁の症状が進むと、急に強い尿意に襲われ尿漏れする切迫性尿失禁へとつながる可能性があります。
力を入れたときの尿漏れ、原因と対策は?
このような尿漏れは、女性の場合かなり尿道が短く、しかも出産や加齢によって骨盤底筋が緩みやすいために、尿道をしっかり締めることができなくなるのが原因です。
対策として最も効果が期待できるのは、骨盤底筋を鍛える体操です。
いつでもどこでもできる簡単な体操なので、ぜひやり方を覚えて習慣にしましょう。
体操で少しずつ筋肉を鍛えるとともに、体の中からはノコギリヤシやペポカボチャ種子のサプリで尿漏れをブロックしていくことをおすすめします。
ノコギリヤシは直接的に女性の尿漏れをサポートするものではありませんが、男性に多い前立腺肥大による尿トラブルに対しては直接的に影響します。
ペポカボチャ種子エキスには女性ホルモン様の働きがあり、女性の膀胱周りの筋力アップをサポートします。
ノコギリヤシは妊娠中や授乳中、ホルモン療法中の女性は控えたほうが良いですが、その他の女性であれば安心して服用が可能です。
ノコギリヤシとペポカボチャ、双方を含むサプリメントもあります。
ノコギリヤシを主成分としたサプリを服用した女性から、おしっこの悩みが良くなった、という感想も多く聞かれます。
頻尿サプリにはノコギリヤシ?みんなどうやって選んでる?
「外出してもいつもトイレが気になってしまう」「会議のときにトイレに行きたくなって困ってしまう」といったとき、強い味方になるのが頻尿対策のサプリメントです。
早速試してみよう!と思って商品を探してみると、ドラッグストアでは商品数が少なすぎ、通信販売では逆に色々とあってどう選んだらいいのか分からない・・・ということがありませんか?
頻尿サプリはどのように選ばれているのか、ここではノコギリヤシのケースで紹介します。
第一にチェックしたいのは、サプリに含まれるノコギリヤシエキスの含有量です。
「ノコギリヤシサプリ」と謳っていても、効果を発揮できるだけの含有量がなければ飲む意味がありません。
ノコギリヤシは健康食品なので、法律で「〇g 」と決められているわけではありませんが、日本のノコギリヤシ商品の多くは「1日320mg」を採用しています。
例えば、1日4粒服用する商品の場合、1粒の含有量は80mgです。
これは過去の臨床試験データから算出された最も効果的と考えられる量であり、商品選びの際の基準になります。
第二に、ノコギリヤシの品質です。
抽出法は最も高品質とされる超臨界抽出法を採用している商品がおすすめです。
ノコギリヤシエキスがどこで製造されたものなのかを確認できるとベストですね。
同時配合成分で効き目が変わる?
第三に、同時配合成分をチェックしましょう。
主成分であるノコギリヤシにどのような副成分を合わせるのかで、サプリが発揮する効果の方向性が変わってきます。
例えば亜鉛ならば、ノコギリヤシ同様に前立腺肥大の原因となるDHT増加を防ぐ効果を期待でき、ペポカボチャ種子エキスでは前立腺肥大だけでなく、尿道括約筋の機能向上をサポートするため、男女ともに嬉しい成分となっています。
最後に、購入が続けられる商品であることが大切です。
ノコギリヤシサプリは少なくとも3ヶ月以上は毎日服用を続けて様子を見るものであり、中断してしまうと効果がなくなってしまいます。
効果や品質、信頼性だけでなく、購入を続けられる価格・購入法であるかどうかをよく考えて選んでください。
食生活の変化とノコギリヤシ需要に関係が?
現代では80歳以上の男性のほとんどの方に見られるという前立腺肥大。
しかしその程度には個人差が大きく、前立腺肥大によって実際に何らかの症状に煩わされる方は5人に1人程度と言われます。
5人に1人といえば、かなり多い確率ですよね。
昔の日本では、現代のように前立腺肥大の患者数は多くなかったのをご存知でしょうか?
加齢とともに男性ホルモンの分泌が減少していくと役目を終える臓器・前立腺は、肥大するか拡大するかのどちらかになりますが、昭和初期以前のそれほど栄養状態の良くない時代には、ほとんどの男性の前立腺は加齢とともに縮小していました。
それを変化させたきっかけは、欧米スタイルの食生活の流入です。
和食中心、玄米や野菜中心の食事から、パンや肉、バターなど脂質や動物性タンパク質の多い食事へと変化していき、さらに現代では、食品添加物の多い外食やファストフードを摂る機会が増えています。
食生活の変化が健康に大きく影響
食事の変化は徐々に日本人の体質を変え、加齢にともなって前立腺が肥大する確率が高まっていきました。
体を作っている毎日の食事は、私たちの健康に大きく影響しているのです。
さらには超高齢化社会へと突入し、高齢者の人口割合が増えたこともまた、前立腺肥大の患者数拡大の一因になっています。
40代を過ぎ、前立腺肥大の初期症状である頻尿や夜間頻尿、尿漏れなどの不快感が出始めたときには、和食中心、野菜中心の食事を心掛けてみてください。
肥大の初期は、通院治療よりも自宅でのセルフケアが中心になりますが、この時期に試したいのがノコギリヤシのサプリです。
ノコギリヤシのエキスが前立腺肥大の引き金となる酵素の働きを抑制し、排尿時のトラブルを改善していきます。
特にノコギリヤシは、症状の初期段階であるほど効果を発揮します。
ノコギリヤシを服用した方の体験談では、「夜中尿意で起きることがなくなった」「スッキリと排尿できるようになった」という声が聞かれます。
健康な毎日のため、食生活の見直しとノコギリヤシサプリの服用を検討してみてください。
ノコギリヤシの果実に含まれるβシトステロールとは?
ノコギリヤシという植物の果実に、どうして頻尿を良くする力があるのか・・・ちょっと不思議に感じたことはありませんか?
ノコギリヤシのエキスが頻尿を改善するということは、古くから民間療法として利用されてきただけでなく、数々の臨床試験によっても確かめられてきたことです。
詳しい過程はいまだ解明されていないものの、加齢で増加した前立腺内のテストステロンが、酵素5-αリダクターゼによってジヒドロテストステロンに変換され、これが頻尿や薄毛の原因になっているというのが、今現在の一般的な見解です。
そしてノコギリヤシの果実に含まれるエキスが、5-αリダクターゼの働きを抑制することが分かっており、その作用の元になっている有効成分は、βシトステロール、オクタコサノールであると考えられています。
ここではβシトステロールとはどのようなものなのか、確認しておきましょう。
有効な植物由来成分・βシトステロール
近年よく耳にする「フィトケミカル」・植物ステロールの一種であるβシトステロールは、コレステロールに似た化学構造を持ち、室温では白色、蝋状の固体です。
ノコギリヤシやカボチャ種子のほかアボカド、カシューナッツ、大豆、小麦胚芽やクコの実などに含まれています。
βシトステロールの1日の摂取量の目安は2~3gです。
βシトステロールを経口摂取すると、コレステロールよりも先に胆汁酸と結合するため、腸でのコレステロール吸収が抑えられます。
そのため、コレステロールが高めの方向けの特定保健用食品に添加されることがあります。
悪玉コレステロールの抑制の他、血糖値の引き下げ作用、女性ホルモン様の働きなどがあると考えられています。
加えて、先に挙げたように5-αリダクターゼを抑制し、前立腺の健康を維持する作用があります。
植物由来の力が人間の健康をサポートする例は、実は多く見られます。
トイレの回数や排尿時の不快感で悩んでいる場合には、ノコギリヤシサプリを試してみてはどうでしょう。
最近パンツを汚してしまう・・・ノコギリヤシは効く?
トイレで排尿を済ませてズボンを上げたらシミが・・・という経験は、実は中高年の男性にとって珍しいものではありません。
自分が不快なだけでなく、他の人に見られてしまうのも恥ずかしいですし、丈の長いコートでも着ていないと隠すことができません。
自宅に帰って慌てて自分でパンツを洗った、といった体験談が聞かれます。
女性の尿漏れも多く、パンツにシミが出来てしまって恥ずかしい思いをすることがあります。
困るのはトイレのときだけではありません。
普段の生活の中でも、くしゃみをしたとき、重い荷物を持ったときなど、少しでも下腹部に力が入ると自然に尿が漏れてしまったり、走ったりジャンプしたり、軽い運動をしただけでも漏れてしまうことがあり、運動や人付き合いが億劫になってしまうことがあります。
尿が出終わったと思ってもまた漏れてしまうことから「追っかけ漏れ」とも呼ばれるこのような状態は、「年のせいだから」と諦めることはありません。
ノコギリヤシのサプリで改善できる可能性があります。
男性、女性の尿漏れ、原因と対策
尿漏れの原因にも色々とありますが、男性で多いのは加齢によって前立腺の肥大が進み、尿道や膀胱を圧迫するというものです。
女性の場合、尿が溜まっていないのに勝手に膀胱が収縮してしまう過活動膀胱や、出産や加齢によって膀胱周囲の筋力が低下してしまうケースが多く見られます。
ノコギリヤシのエキスは、前立腺肥大の原因となる酵素・5-αリダクターゼの作用を抑制して、男性の尿漏れに役立ちます。
女性の尿漏れにおすすめなのは、ペポカボチャ種子エキスです。
ペポカボチャに含まれるリグナンは骨盤底筋の機能を、ククルビタシンが尿道括約筋の機能をそれぞれ向上させ、女性だけでなく男性の尿漏れもサポートします。
ノコギリヤシはホルモンに影響することから、妊娠中、授乳中の方やホルモン療法中の方は服用を控える必要がありますが、そのほかの重篤な副作用の報告はなく、サプリのなかでもノコギリヤシの安全性は高く評価されています。
ノコギリヤシとペポカボチャ、双方のエキスが配合されたサプリもありますよ。
お酒を飲んだときノコギリヤシを飲んでも大丈夫?
ノコギリヤシサプリを飲み始めてみて「こんなときはどうするのがいいのかな?」と迷うことのひとつが、「お酒と一緒にサプリを飲んでも大丈夫なのか」という疑問です。
ノコギリヤシに限らずサプリの飲み方として重要なことのひとつが、「毎日飲み続ける」こと。
もしもお酒と一緒にノコギリヤシを飲むのはNGとなれば、ノコギリヤシの服用期間中、アルコールを断たなければならなくなります。
お酒を飲まない、飲めない方にとっては何でもないことですが、お酒が好きな方や職業柄お酒の席が多い方にとっては、かなり困ったことです。
結論から言えば、サプリメントは薬ではなく健康食品であり、アルコールと一緒に摂取しても問題はありません。
お酒を飲んだからといってサプリを飲まずに済ますよりは、服用したほうが良いと言えます。
ノコギリヤシとお酒を飲むときの注意点
注意したいのは、飲酒の直前にノコギリヤシを飲むとアルコールの利尿作用であっという間に排泄されてしまい、せっかくの作用が活かされないという点です。
まず、お酒の席だからといって、サプリをお酒で飲むことは止めておきましょう。
サプリは水やぬるま湯で飲み、お酒を飲む数時間前や、飲み終わった後に服用しましょう。
ノコギリヤシが脂溶性であることからも、お酒と食事を楽しんだ後に飲むことで、成分の吸収率が高まります。
サプリ成分の数は膨大で、その性質も働きも様々です。
しかも薬と違い個人の意思で簡単に購入できるために、その使用には自己責任が伴います。
基本的には、どんな成分でどんな禁忌があるのか、自分で情報を集める必要がありますが、ノコギリヤシとお酒の服用は、重なっても問題はないと言えそうです。
ノコギリヤシを飲むときには、できるだけトイレ回数を増やすような習慣は避けたいもの。
お酒の種類では、体を冷やし排尿を促すビールではなく、日本酒のぬる燗などが向いています。
いずれにしても飲み過ぎは体に良くありません。
頻尿を悪化させないアルコールの楽しみ方を探してみてくださいね。
頻尿のメカニズム、ノコギリヤシが効くのは?
体調不良の原因と症状は1:1で対応するものではなく、多くの場合ひとつの症状に様々な原因が関係しています。
頻尿もまたその原因は色々で、複数の原因が合わさっていることが珍しくありません。
頻尿という一つの症状に対し、尿を溜める膀胱、それを送り出す尿道や、尿道括約筋や骨盤底筋、前立腺といった臓器のほか、脳も関わっています。
サプリメントの中で頻尿に薦められるものと言えばノコギリヤシですが、ノコギリヤシがサポートするのは、前立腺が関わる頻尿です。
前立腺はそもそも生殖のための男性特有の臓器ですが、膀胱の下で、尿道を取り巻くように存在します。
このことから、排尿行為と前立腺には、深い関係があることが分かります。
前立腺の肥大が排尿を困難にする
高齢者男性の多くが頻尿を感じるのは、加齢に伴い前立腺が大きくなり過ぎて、尿道を圧迫してしまうためです。
エイジングのひとつとして男性ホルモン分泌量が減少し、男性ホルモンを必要とする前立腺が過剰にテストステロンをとりこんで、これがDHTへと変わることで前立腺が肥大していきます。
テストステロンをDHTへと変えるのは酵素の5-αリダクターゼであり、ノコギリヤシエキスはこの酵素の働きを抑えることで、前立腺肥大を和らげ尿道の圧迫をなくしていきます。
前立腺肥大において、実際に治療を必要とするのは患者さんの1/4程度で、あとの3/4の方はセルフケアでの症状改善が可能と言われます。
セルフケアが効果的なのは、前立腺肥大症状の第1期である膀胱刺激期です。
肥大し始めた前立腺によって圧迫された膀胱が敏感になり、頻尿や尿意切迫感、下腹部の不快感が現れ始めます。
このような初期の段階であるほど、ノコギリヤシが力を発揮します。
尿の勢いがなくなり、残尿感が出始めるのが第2期の残尿発生期で、残尿による尿路感染リスクがあります。
第3期の慢性尿閉期まで進行すると、膀胱が尿でいっぱいなのに排尿できず、腎機能に問題をきたすようになります。
頻尿では「まだ大丈夫」ではなく、「今がセルフケアの時期」と気づくことが大切と言えるでしょう。
前立腺と頻尿の関係。ノコギリヤシが役立つ?
50代頃から増え始め、じきに半数以上の男性が感じることとなる頻尿には、男性特有の臓器である前立腺が深く関係していて、その場合にサプリのノコギリヤシが症状を改善してくれる可能性があります。
その働きや仕組みにはまだまだ謎が多いという未知の臓器・前立腺がどのような働きをしていて、頻尿、そしてノコギリヤシとどう関係しているのかを整理しておきましょう。
前立腺がなくても生命を維持することは可能ですが、男性の生殖活動には欠かせない臓器です。
大きさ3cm、重さ15~17gほどの形状は、よく栗やクルミに例えられます。
外側はしっかりした被膜に包まれ、その内部は、尿道周囲の内腺、その周りを囲む外腺に分かれます。
精液の約30%を占める前立腺液を分泌すること、射精のために精液を尿道へ送ること、精巣の前に位置し細菌などの侵入をブロックすること、そして排尿をサポートするのが、今のところ分かっている前立腺の役割です。
前立腺と頻尿、そしてノコギリヤシの関係
この前立腺の発育や機能は、男性ホルモンによって支えられています。
加齢に伴う頻尿では、男性ホルモン環境の変化によって前立腺がどんどん大きくなってしまい、尿道を圧迫しておしっこがでにくくなってしまっている状態です。
排尿時に不快なだけでなく、尿を出し切れないことで蓄尿がうまくいかなくなり、ひどい場合1時間に何度もトイレに立つといった頻尿につながります。
ノコギリヤシを服用すると、そのエキスが酵素・5-αリダクターゼの働きを阻害することで前立腺の肥大を防ぎ、尿道の圧迫がなくなって頻尿改善が期待できます。
ノコギリヤシの植物の力は、医薬品のように強力なものではなく、毎日飲み続けて少しずつ体調を改善していくものです。
ごくまれに「ノコギリヤシを飲んだらすぐに頻尿が治ってきた!」という方もいますが、多くの場合3ヶ月~半年ほどで変化が感じられています。
サプリの力をしっかり引き出せるよう頻尿についての情報を集め、より良いサプリを選んだり、生活習慣を見直してみるといいでしょう。
ホルモンと尿に関係がある?ノコギリヤシの効果は?
男性ホルモンや女性ホルモンは、それぞれ男らしさや女らしさに影響するもので、尿とは関係がないのでは?と思いますよね。
しかしホルモンと尿には確かに関係があり、加齢とともに起こるホルモン環境の変化に、ノコギリヤシエキスの働きが関わってきます。
男性が年齢を経て頻尿になったり、残尿感があったりする場合、多くは前立腺肥大が原因になっています。
肥大した前立腺が尿道を圧迫するためにこのような症状が起こっているのです。
そして前立腺肥大の原因はコレと特定されているわけではありませんが、男性ホルモンの分泌量が減少してホルモン環境が変化するのが一因である、というのが一般的な見解です。
こうではないかと考えられているのは、このようなプロセスです。
加齢とともに男性ホルモンの分泌量が低下すると「ホルモンが足りない」と判断した体が前立腺にどんどん男性ホルモンをとりこみ始めます。
前立腺内で過剰になったテストステロンは、酵素・5-αリダクターゼによって次々にDHTへと変換され、DHTが前立腺を肥大させるという流れです。
ノコギリヤシのエキスには5-αリダクターゼをブロックする作用があり、実際に頻尿の方がノコギリヤシを飲むと症状が改善される方が多いことからも、先のようなホルモンと頻尿の関係性を読み取ることができます。
女性のホルモンと尿の関係は?
女性の場合もまた、排尿がホルモンの影響を受けています。
女性の場合は閉経時のホルモンバランスの変化が急激で、更年期障害に悩まされる人が少なくありません。
女性ホルモンの減少とともに血流や新陳代謝が悪化し、性器周辺の粘膜が薄くなって雑菌が増えやすくなり、膀胱炎などの炎症を起こしやすくなります。
こうして尿漏れが起こるうえ、骨盤底筋などの筋力低下でも排尿トラブルが起こりやすくなるのです。
加齢とともにトイレの回数が増えたり、不快感がある場合、けれども病院に行くほどもでもないというときには、ノコギリヤシサプリを試してみましょう。
ノコギリヤシは漢方にも使用される天然由来の成分なので副作用がなく安心ですし、健康食品なのでドラッグストアや通信販売でいつでも購入できます。
ノコギリヤシを服用するキッカケ、夜間頻尿にはリスクがある?
睡眠中に1回以上、尿意で目が覚めてしまう状態は「夜間頻尿」と呼ばれます。
昼間の頻尿と合わせて、ノコギリヤシを服用するきっかけになることが多い症状ですが、なかにはそれほど気にしておらず、「いつも1回ぐらいトイレに起きているけれど、特に何も対策していない」という方もいるかもしれません。
しかし夜間頻尿のデメリットは、ただ「目が覚めて面倒、不快」というだけではなく、そこに様々なリスクが潜んでいることは、知っておいた方が良いでしょう。
まず、1回でも睡眠が途切れてしまうことで、熟睡が妨げられて睡眠の質が低下します。
なかには1晩のあいだに3~4回トイレに起きるという方もいて、その場合細切れの睡眠が続いている状態です。
心身を充分に休められなくなる結果、昼間に眠くなってしまい、例えばドライバーで乗り物の運転が仕事であった場合には、運転中の睡魔で大事故を起こしてしまう可能性もあるのです。
運転手以外の仕事であっても、昼間活動中に眠気に襲われるのは困りものです。
夜間頻尿のせいで寝たきりに?
これも怖いことですが、夜中トイレに立つときに転んだりぶつけたりして、骨折などのけがを負うことがあります。
このような家庭内の事故はかなり多く、高齢者の場合そのまま寝たきりになってしまうケースもあるのです。
夜間頻尿でこのようなリスクを負う前に、ノコギリヤシを試してみてください。
男性の頻尿の原因として多い前立腺肥大による頻尿の改善にノコギリヤシエキスが効果を発揮します。
実際にノコギリヤシの服用を始めて、夜中にトイレで起きることがなくなって、朝まで熟睡できたという喜びの声が多く聞かれます。
目が覚めたからとりあえずトイレに行くものの、実際には別の疾患の兆候として目が覚めていることもあります。
例えばうつ病や不眠症などの精神的な疾患や、睡眠時無呼吸症候群、むずむず足症候群などです。
そのような場合にはノコギリヤシを試しても意味がなく、疾患そのものを治療する必要があります。
尿意の強さや頻度、昼間の排尿回数や排尿状態や、その他の体調の不具合などを改めて見直してみると、夜中に目が覚めてしまう原因を考えるヒントになるかもしれません。
ノコギリヤシと薬の違いは?副作用とは?
今すぐ何とかしたいような頻尿や残尿感ではないとき、「病院に行くほどじゃない」と考える方は多いと思いますが、そのままでは不快感が残ります。
いざ病院に行ってみても特に処置は必要なく、薬を処方されて飲み切ったものの、改善しないということもあります。
このような軽度の排尿悩みにおすすめなのがノコギリヤシサプリの服用です。
病院の薬とノコギリヤシとの違いは何かを考えてみると、ひとつに副作用リスクが挙げられます。
そこで、排尿トラブルに処方される薬に見られる副作用にはどんなものがあるかを、簡単に見ていきます。
頻尿で処方される薬の副作用
前立腺肥大による排尿困難で処方されるハルナールやバソメットなどの薬には、めまいや立ちくらみ、低血圧といった副作用のリスクがあります。
プロスタールやバーセリンなどでは、肝機能や性的機能の低下のリスクが挙げられています。
残尿感に対するエビプロスタットやパラプロスト、排尿痛に対するセルニルトンの処方では、胃の不快感、食欲不振、吐き気の副作用が報告されています。
漢方薬である八味地黄丸、六味丸、牛車腎気丸、清心蓮子飲では、腹痛、下痢、胃の不快感、吐き気、発疹の副作用が挙げられています。
なかでも八味地黄丸は夜間頻尿向けの市販薬としても販売されていますが、副作用の欄には発疹、かゆみ、食欲不振、胃の不快感、腹痛、動悸、のぼせ、口唇・舌のしびれが記載されています。
同じく市販薬でよく見られるユリナールの成分は清心蓮子飲ですが、間質性肺炎や肝機能障害のリスクがあるとされます。
もちろん、服用したすべての方にこの症状がみられるわけではありませんが、リスクとして知っておく必要はあります。
一方のノコギリヤシでは重篤な副作用の報告はありませんが、体質との相性が合わなかったといった体験談が見られます。
このような場合無理は禁物ですが、ノコギリヤシサプリの服用量を減らしてみたら大丈夫だったという声もあるので、試してみるといいかもしれません。
ノコギリヤシを飲むなら銀杏もおすすめ?
田舎では、近くのイチョウの木から道に落ちたものを拾ってきてフライパンで煎って食べた、という経験があるかもしれませんね。
料理では茶碗蒸しの具として口にすることがあります。
そんな銀杏がおしっこの症状にいい、というのを聞いたことがありませんか?
例えば傷にはアロエを塗るなど、人々は生活の中で植物を健康に活かす知恵を発見し、民間療法として伝えてきました。
現代であれば、頻尿の悩みで調べてみると「ノコギリヤシがいい」という情報が得られますが、ノコギリヤシは北米原産のハーブです。
そこで日本では、身近にある銀杏の効能に、ノコギリヤシに似た効果を認めた、ということなのかもしれません。
科学的に分かっている銀杏の効能
排尿トラブルに銀杏がいいという言い伝えの理由は、今では科学的に確認されています。
銀杏のエキスには、尿道の筋肉を強くする作用があり、これにより排尿のコントロール機能が高まる、というものです。
ノコギリヤシが作用するのは、男性ホルモンの減少による尿道の圧迫状態ですが、尿トラブルには膀胱や尿道周りの筋力低下の影響が少なくありません。
なかでも特に尿漏れの悩みには、筋力アップが対策のカギとなりますし、頻尿でトイレを我慢したいときにもやはり、ある程度の筋力の維持が必要になります。
ノコギリヤシを飲んでいるとき、骨盤底筋体操で筋力アップを目指すのと同時に旬の味覚である銀杏を食べて、体の中から排尿コントロール力を高めるのもよさそうです。
銀杏には刺激臭がありますが、肌に対しても強い刺激になるので、拾うときには手袋をしましょう。
食べるのにも手間がかかります。
まずは銀杏を放置して腐らせ、水中で果肉を剥いて種部分をとり出して数ヶ月乾燥させます。
フライパンなどで殻ごと煎ってから剥いて、ようやく中身を食べられるようになります。
食べ過ぎると毒性があるため、1日に8~10個を目安としてください。
ノコギリヤシの購入は恥ずかしい?
おしっこが漏れてしまうなんて子供の頃だけの話だと思っていたら、大人の自分がトイレに間に合わず・・・。そんなとき、「恥ずかしい」と感じてしまう方は少なくないでしょう。
下着の汚れなども恥ずかしく、家族に言えずに自分で始末をするのではないでしょうか。
トイレなど排泄関連の話はプライベートなものであり、なかなか話題にしないものです。
そのため、自分が頻尿で悩んでいるということを家族や親しい友人に相談しにくい、ということがあります。
排尿トラブルを何とかしようと調べてみると、ノコギリヤシサプリのサポートを知ることができますが、今度は「ノコギリヤシを買うこと、飲んでいることを知られるのが恥ずかしい」と感じてしまう場合があります。
通信販売なら恥ずかしくない?
そんなときには通信販売を利用してみましょう。
いつでもどこでもインターネットで注文ができるうえ、何の商品かは分からないような梱包で配達してくれるメーカーもあります。
そのような商品を選べば、自分の不在時に家族が受け取ったとしても安心です。
ドラッグストアや薬局でもノコギリヤシサプリを置いているところはありますが、対面購入となるうえ商品の選択肢がかなり限られてしまいます。
その点でもインターネット購入の方が便利で選択肢が広がります。
体内の老廃物排出を担う排尿は健康にとって重要なことであり、一日に何度も行うことです。
頻尿や尿切れの悪さは、恥ずかしく感じられるだけでなく、煩わしさやストレスとなって精神的な負担にもなります。
年をとるほど頻尿に悩む方は増えていきますが、老化だから仕方がないと諦めるしかないわけではありません。
ノコギリヤシサプリでの改善の可能性を、ぜひ試してみてください。
頻尿の原因はいくつかあり、体質との相性もあることから、ノコギリヤシを服用すれば必ずよくなる、という保証はありませんが、「あんなに多かったトイレの回数が減った」「夜中にトイレに起きることがなくなった」といった声が多いのもまた事実なのです。
ノコギリヤシが天然のカテーテルと呼ばれる理由とは
日本だけでなく海外でも、多くの方に愛用されているノコギリヤシ。
なかでも、長年ノコギリヤシ研究が重ねられてきたヨーロッパでは、ノコギリヤシをどのように捉えているのかを見てみましょう。
アメリカが「サプリ先進国」なら、ヨーロッパは「ハーブ先進国」といわれるほどハーブの研究・利用が盛んな地域です。
ノコギリヤシを含め様々な薬用ハーブの効果や効能を研究し、健康や不調の改善に役立てることが得意といえます。
「超臨界抽出法」を開発したインデナ社も、ヨーロッパに位置するイタリアの企業であり、この抽出法によりノコギリヤシの純粋なエキスがとり出せるようになっています。
フランス、イギリス、イタリア、ドイツ、ベルギー、ハンガリー、スウェーデンといった国々では、ノコギリヤシのその医学的効果を認め、医薬品として扱っています。
前立腺肥大といった泌尿器系の症状に対し、医師が病院でノコギリヤシを処方しているのです。
カテーテルのような働きをする天然成分
そんなノコギリヤシを、海外の医師らは「植物性カテーテル」「天然のカテーテル」と呼んでいます。
カテーテルとは、泌尿器系疾患の患者さんが尿の出が悪くなったときに、排尿のために体に挿入する医療用の管を指します。
ノコギリヤシのエキスは、テストステロンをDHTへと換えてしまう5-αリダクターゼの働きを阻害する作用によって、前立腺が肥大して尿道を圧迫してしまうのを防ぎます。
こうして健康的な排尿を促す働きが、まるでカテーテルのようだ、と言われているのです。
この効能も大事ですが、「天然の」という点も重要です。
化学的に合成された医薬品でも前立腺肥大を改善する成分はありますが、化学成分の副作用リスクには十分な注意が必要となります。
これに対しノコギリヤシは、ヤシ科の植物の果実から抽出される自然由来のもので、重篤な副作用の報告はなくリスクはかなり低いと言えます。
先に挙げたヨーロッパの国々の医師は、このような安全性を考慮して、泌尿器系疾患への処方において好んでノコギリヤシを用いているといいます。
日本では、その効果をサプリメントとしてぜひ役立てたいものです。
ノコギリヤシが女性の体毛を薄くする?
多くの女性にとって、すね毛や腕の毛など体毛の対策は欠かせません。
薄着になる春~夏の季節は特に気になるものです。
体毛の濃さには個人差が大きく、何も対策していなくても気にならないという方もいれば、お手入れしているのに目立ってしまって困るという方もいます。
毛の成長は早く、手間もかかり大変ですよね。
そんな女性の体毛にノコギリヤシがいいという話がインターネットなどで見られます。
このような説が出るのにはもちろん理由があります。
女性の体毛が濃くなるのにはどんな原因があるのかを知り、ノコギリヤシとの関係を確認していきましょう。
体毛が濃くなるひとつめの原因として挙げられるのは、「遺伝」です。
体格や体質などと同様、髪の毛や体毛にも遺伝が強く影響します。
両親やどちらかの親が毛深い場合には、やはり女性でも体毛が濃くなる場合が多いようです。
ホルモンバランスが体毛に関係
ふたつめの原因は「ホルモンバランスの乱れ」です。
男性と女性とを比べれば、もちろん男性の方が体毛が濃いですよね。
このことからも分かるように、体毛にはホルモンが大きく影響しています。
髪の毛を豊かにするのは女性ホルモンであり、体毛を濃くするのが男性ホルモンです。
女性の体内でのホルモンバランスは、女性ホルモン:男性ホルモン=10:1ぐらいが一般的です。
体質的に男性ホルモンが多めな女性や、自律神経の乱れなどでホルモンバランスが崩れがちな場合などにこのバランスが崩れ、体毛が濃くなってしまうことがあります。
ここで役に立つのがノコギリヤシサプリです。
ノコギリヤシエキスには、体毛を増やす男性ホルモン・DHTの増加を抑える働きがあります。
ホルモンに作用するという性質があるため、ホルモン療法中の方、妊娠・授乳中の方、ピルを服用している方は服用できない点には注意してください。
植物由来のサプリで安心ですが、主成分のノコギリヤシの他にいくつかの副成分も配合されているので、それぞれがどんな成分かを知っておくと、なお安心です。
ノコギリヤシは毎日飲み続けたほうがいい?
ノコギリヤシサプリを飲むときに覚えておくべきことのひとつに、毎日飲み続けてこそ効果を期待できる、という点があります。
改善を感じるまでの期間は人により違いますが、平均的には3ヶ月程度、長い方では半年~1年程度です。
飲み忘れが多いとせっかくの作用の蓄積が失われてしまうため、毎日飲むことが大切になります。
意識的に習慣づけ、飲み忘れないようにしましょう。
毎日飲み続けて、じきに「トイレに行く回数が減ってきた」「尿の勢いが戻ってきた」「排尿後スッキリしている」「夜中に目が覚めなくなった」などの結果が得られたとき、ノコギリヤシサプリの服用を中止しても良いのでしょうか?
その答えはノーです。
頻尿を引き起こす前立腺肥大症やそのほかの炎症は、一時的に治ったように見えてもまた再発するケースが多く見られます。
一度治してしまえばOKというわけではなく、罹患したら長く付きあっていく症状であることを理解しましょう。
一時的に頻尿が良くなっても、疲れやストレスが溜まったときやお酒を飲んだとき、気温が下がってきて体を冷やしたときなどにふと、症状が再発する傾向があります。
ノコギリヤシ服用の体験談として、夜中に尿意で目が覚めることがなくなり安心して服用を止めたところ、しばらくしてまた目が覚めるようになってしまった・・・という話も聞かれます。
サプリを飲み続けるためには
ノコギリヤシを飲むことでプラスの変化が感じられ、体に合っているようであれば、ぜひとも飲み続けるようにしましょう。
飲み続けるためには、購入を続けられる価格のサプリを選ぶ必要があります。
いくら品質が高いものであっても、購入を続けられなければ服用が続かず、症状が再発しかねません。
しかし安さだけで選んでしまって品質が悪ければ、十分な効果が見られない可能性があります。
手頃な価格であっても品質がいい、つまりコストパフォーマンスの高いノコギリヤシ商品も存在します。
インターネットで商品の比較をしているサイトもあるので、参考にしてみてください。
ノコギリヤシを飲むなら避けたい飲み物とは
頻尿になりやすい習慣を続けていては、ノコギリヤシの力を充分に活かすことは出来ません。
例えば普段、どんな飲み物を選んでいますか?
トイレの回数を増やしてしまうのは、利尿作用の高いカフェインや、砂糖、人工甘味料が多い飲み物です。
1杯当たりのカフェイン量が多い順に挙げると、玉露のお茶、眠気覚ましドリンク、缶コーヒー、甘味料入りの紅茶、ドリップ・インスタントコーヒー、エナジードリンク、抹茶、ココア、ほうじ茶、ウーロン茶、緑茶、コーラ、玄米茶となっています。
なかでも甘味料の入った缶コーヒーや紅茶を出先で買う方は少なくないと思いますが、利尿作用を強めてしまっているのです。
またカフェインレスでも、ルイボスティーは利尿作用が高いことを覚えておきましょう。
アルコールでトイレに行きたくなる理由
お酒を飲むとトイレ回数が増える、ということは皆さんご存知だと思います。
友人との酒の席で何度もトイレに行き、「ノコギリヤシを飲んでみたら?」と勧められたという体験談も。
これは、飲んだお酒の水分が尿になっているのではなく、アルコールに抗利尿ホルモンを抑制する作用があるために尿意が高まってしまっているのです。
このとき、血液中の水分が尿となって排出されています。
したがってノコギリヤシ服用時には、アルコールはほどほどにしておいた方が良いですが、飲酒量よりもむしろ、アルコール度数が高いほど尿意が強くなります。
なかでもビールは、カリウムの利尿作用がプラスされて、なおさらトイレ回数を増やしてしまいます。
1リットルのビールを飲むと、1.1リットルの尿が出て、100mlの水分不足になるという報告もあります。
ノコギリヤシを飲む方は「今日はビールを飲んでトイレが増えるから、水分は摂らないようにしよう」と考えるかもしれませんがこれは誤りで、ビールを飲みながら水分を摂ったほうが良いのです。
カフェインの多い緑茶やコーラで割った酎ハイも、利尿作用が高い飲み物です。
ノコギリヤシ服用時には、どんな飲み物がトイレ回数を増やすのか覚えておき、できるだけ控えるようにしてみてください。
ノコギリヤシを飲むとき注意したほうがいいこと
頻尿にノコギリヤシがいいと聞いて通信販売で取り寄せれば、すぐに手元にサプリメントが送られてきます。
いつでも誰でも、自由に飲み始めることができるわけですが、その手軽さに「注意したほうがいいことはないのかな」と不安がよぎることもあると思います。
ノコギリヤシエキスが間接的にジヒドロテストステロンの増加を抑えることで、頻尿や残尿感、薄毛などに効果を期待できることは分かっていますが、一方で副作用のリスクがほとんどなく安全性が高いために、このように手軽に購入できる健康食品として扱われています。
それでも注意しておきたい点は、2点あります。
まず、男性ホルモンに作用する性質を持つため、ホルモンバランスが重要な時期に服用することは出来ません。
妊娠中、授乳中や、ホルモン療法中の方、そして成長途中の赤ちゃん~子供が該当します。
なかでも妊娠中は膀胱が圧迫されてトイレが近くなりがちですが、これは多くの場合出産によって解決します。
ノコギリヤシは服用しないように気をつけてください。
頻尿の原因はノコギリヤシがサポートする前立腺肥大や、過活動膀胱、心因性のものだけではなく、糖尿病や腎臓の病気の兆候として、尿が多くなっているケースがあります。
急に状態が悪くなったときや他にも不調がある場合には、病院で診てもらう必要があります。
安心して効果を引き出すために
そのほか、出来るだけ注意したい点が2つあります。
まず、過剰摂取は避けましょう。
早く頻尿を治したいからと推奨量よりも多く飲み続けると、胃もたれや嘔吐感、腹痛や頭痛の原因になります。
これは食べ過ぎと同じようなものです。たくさん飲めばよく効くわけではないので、無用な体調不良は避けてください。
次に、サプリメントは毎日飲み続けてこそ効果が現れる、ということを覚えておいてください。
飲み忘れが多いと十分な作用が期待できません。
また、飲み続けるのが苦痛なほどカプセルが苦かったり、大きすぎたりしないか、購入が続けられる価格かどうかも大切なポイントです。
ノコギリヤシの品質はどう確かめればいい?
ノコギリヤシサプリを選ぶとき、その品質はどう確かめればよいのでしょうか。
大手メーカーのものだったら品質が良く信頼できるのでしょうか?それとも、あまり知られていないメーカーであっても品質の良いものがあるのでしょうか?
品質の基準としてまずチェックしたいのは、ノコギリヤシエキスの抽出法です。
エキスが入っている実は固く、以前はアルコールなどで煮出したりして抽出していましたが、不純物が多く、保存性は良くありませんでした。
そんなノコギリヤシサプリの品質を大きく変えたのが、イタリアのインデナ社が開発した「超臨界抽出法」です。
インデナ社は世界的に有名な植物成分の研究・開発企業です。
超臨界抽出法では、超臨界状態の二酸化炭素にノコギリヤシを溶解させることで、より純粋なエキスを抽出することができます。
サプリ製造中や輸送中に酸化が進んだり、品質が低下する心配がありません。
「インデナ社の超臨界抽出法を採用したノコギリヤシを使用」とあれば、品質を保証する材料になります。
充分な量のノコギリヤシを摂取できている?
もうひとつ必ずチェックしておきたいのは、ノコギリヤシ含有量です。
サプリにはノコギリヤシエキスだけでなく、サポートしたい作用に合う副成分が合わせられていて、そのほかの添加物も入っています。
そのなかで、ノコギリヤシエキスが必要なだけ含まれているかどうかが肝心です。
日本の多くのメーカーでは、過去の臨床試験の結果から1日のベストな摂取量を320mgと考えています。
そこから計算して、1日2粒であれば1粒に160mg、1日4粒であれば1粒に80mgのノコギリヤシが含まれている必要があります。
ノコギリヤシ量を減らし他の添加物を多くすればサプリを安く販売することができますが、これでは「品質がいい」とは言えず十分な効果は期待できないでしょう。
商品に謳われている品質を保証する企業かどうかも、チェックしておきたいところです。
商品の状態や説明、取引時の対応やホームページでの情報、口コミなども参考にしてみてください。
ノコギリヤシの1日の摂取量は絶対守らなきゃダメ?
ノコギリヤシサプリに例えば「1日4錠」と書かれていたとき、生真面目に「絶対に4錠じゃないといけない」と考える方がいれば、一方で「今日は3錠でいいか」と大雑把に捉える方もいます。
1日の服用量を考える際に大事なのは、「なぜその量にするのか」という根拠を知っておくことです。
日本では、ノコギリヤシは健康食品であって医薬品ではありません。
薬の場合、即効性があり体への作用が強いために副作用のリスクが高く、摂取量やタイミングはしっかり守らなければなりません。
しかし健康食品では即効性はなく、体内から少しずつ影響を与えて、体調を整えていくタイプのものです。
しかも植物由来のノコギリヤシには副作用のリスクはほぼなく、たまたま多く飲んでしまっても命に関わるような心配はありません。
ノコギリヤシ摂取量はどう決める?
1日の服用量は、ノコギリヤシが頻尿をサポートするのにベストな摂取量と、1粒のノコギリヤシ含有量から計算されています。
ちなみに日本のノコギリヤシ商品の多くは、1日に320mgの摂取を推奨しています。
例として1日4粒のところを3粒にしたときには、ノコギリヤシの効果が十分に得られない可能性が出てきます。
かといって、誰もにとって4粒が適正量、と決まっているわけではありません。
サプリ成分と個人の体質には相性があり、4粒でちょうどいい方もいれば、4粒だと少しもたれるけれど3粒だと調子がいいという方もいるのです。
その場合には、杓子定規に「多少もたれても4粒飲まなければ」と思わずに、3粒ずつ飲み続けて様子を見て良いと考えられます。
ただし「5粒ずつ飲めばもっと効くだろう」と考えるのはおすすめできません。
副作用のないノコギリヤシでも、飲み過ぎれば胃にもたれたり、腹痛や吐き気につながります。また、多く飲めば効果が高まるという性質ではありません。
初めてノコギリヤシを飲むときには、まずは1粒飲んで様子を見るようにしてください。
体調が悪くなるようなことがなければ、少しずつ適正量まで増やしていきましょう。
ノコギリヤシの評判は?口コミは?
ノコギリヤシサプリを選ぶとき、購入を決めるとき、効果を待っているとき、やはり気になるのは評判・口コミですよね。
体験者からはどんな口コミが見られるのか、いくつか取り上げてみます。
<高評価の口コミ>
・50歳を過ぎてトイレが近くなり、朝早く尿意で目が覚めてしまうので、ノコギリヤシを飲み始めたところ、起きなくなりました。兄にも勧めて感謝されました。本当に効果があります。
・夜1時間に1回起きるのが当たり前になっていて、寝具を変えたりしても全く変化がなかったですが、ノコギリヤシは効きました。朝まで1度も起きないこともあります。有難いです。
・1年ぐらい前から頻尿に悩むように。夜中多いときは3回もトイレに起きていました。半年ぐらいで改善できればと夕方2粒飲んだところ、当日から夜起きなくなったのでとても驚きました。こんなにすぐ効き目を実感できるものはないと思います。
評価が低くなってしまう理由は?
割合としては、全体に高評価の口コミの方が多く見られますが、もちろん中には評価の低い口コミも見られます。
・1年間飲み続けましたが、頻尿はほとんど変わらず、体臭にはすごく効果がありました。髪の毛が太くなりました。
・1錠服用後30分でじんましんが発生。幸い皮膚症状のみで済みましたが、服用は中止しました。まれなケースだと思いますが、初めてのときは1錠飲んで様子をみたほうがいいと思います。
・薬局で薦められ使ってみましたが、自分には全く効かず。半年飲んで使用を止めましたが特に変化ありません。効く人もいるのだと思いますが、私にとっては価値がありませんでした。
こうして見てみると、ノコギリヤシ商品と体質との相性の影響は大きいと言えるようです。
そのほか、頻尿の原因や生活環境など、様々な要素が効果の多少に関係していそうですね。
口コミは参考にできますが、自分が服用したときに実感できるかどうかは、やはり飲んでみないと分かりません。
安心できるノコギリヤシサプリを選んで、まずは少量からチャレンジしてみましょう。
ノコギリヤシにはサプリしかないの?
日本ではノコギリヤシといえば健康食品のサプリメント商品を指しますが、ノコギリヤシエキスを利用できるのはサプリだけという訳ではありません。
まずヨーロッパに行けば、病院の泌尿器科で処方される医薬品として扱われています。
フランスやイタリア、イギリス、ドイツ、スウェーデン、ベルギー、モナコ、ハンガリーといった国々です。
そして中国では、ノコギリヤシは「棕櫚子」という名前で、漢方の生薬のひとつとして利用されています。
日本でも漢方薬局で頻尿の相談をすれば、調合されることがあるかもしれませんね。
サプリ以外のノコギリヤシ商品のなかでも比較的メジャーなのが、ノコギリヤシのハーブティーです。
ノコギリヤシエキスが含まれる実の部分を乾燥させたものが、そのまま商品になっています。
ただし固いままではお茶として煮出すのが難しいため、必要な分を砕いてから煮出すようにします。
ノコギリヤシは油分が多く、エキスそのものには油っぽい香りがありますが、ハーブティーにすると香りも味も気にならず、すっきりとしたお茶としていただけるといいます。
サプリほど効果的にエキスの効果を引き出すのは難しいとしても、ティーとして飲むことで体の中から温まり、ハーブの効果でリラックスが得られます。
頻尿対策では体を温めること、リラックスして過ごすことも大事ですから、ノコギリヤシのお茶の時間を持つようにするのもいいですね。
頻尿目的以外の商品も
頻尿、前立腺肥大とは別目的になりますが、ノコギリヤシが配合されたコスメもあります。
まずは化粧品です。
ノコギリヤシエキスがDHTの増加を抑えることで皮脂腺への刺激が和らぎ、ニキビ予防効果があります。
こういったパワーを化粧品に取り入れたクリームなどが販売されています。
またノコギリヤシは、男性ホルモンへの影響でバストアップ効果も期待できると言われています。
そのためバストアップクリームの成分として、バストアップ目的のサプリにも配合されるケースがあります。
薄毛対策としてのサプリメントでも、ノコギリヤシは有名ですね。
ノコギリヤシはたくさん飲むほど効果的?
ノコギリヤシは植物の果実から抽出するハーブの一種であり、日本では健康食品です。
医薬品のような即効性はなく、体の中からじわじわと体調を良くしていく性質があります。
体質とサプリ成分との相性によっては、変化が感じられるのにより時間がかかることもあります。
これは体にとって悪いことではないのですが「何とか排尿回数を減らしたい」「残尿感が不快でしょうがない」という方にとっては、じれったく感じられるかもしれませんね。
じゃあノコギリヤシを多めに飲めば、より早く、より確実に効果が得られるのでは?という疑問も聞かれますが、これに対する答えはノーです。
1日4錠と書いてあるけど少し増やして6錠飲んでみよう、海外商品の方がノコギリヤシ量が多いようだからそっちを選ぼう、と考える方もいるといいます。
しかしノコギリヤシ摂取量を増やしたからといって、それが作用効率アップにつながることはありません。
むしろ過剰摂取になってしまって、胃もたれや嘔吐感、下痢や便秘などの体調不良につながる可能性があります。
いくら植物由来で安全性が高いノコギリヤシといっても、食べ過ぎは良くないのです。
さらには、副成分の摂取量も過剰になって、思わぬ副作用が起きる可能性があります。
サプリは健康食品として誰もが気軽に購入できるものですが、その反面摂取量や飲み方を管理しなければならない自己責任が伴うのです。
より確実にノコギリヤシの力を引き出すには
より確実に頻尿や残尿感を改善していくためには、品質の良いノコギリヤシを選び、毎日服用を続けることです。
そして服用を継続するためには、いくら高品質でも高価すぎては購入が続けられません。
サプリは服用を中断すると、それまでの効果が失われてしまいます。
実際に、ノコギリヤシで夜間頻尿が改善できたと思って飲むのを止めたら、また夜間頻尿が始まってしまった、といった体験談が聞かれます。
たくさん飲むのではなく、毎日継続することが大事ということを念頭に、飲み忘れが無いように習慣化したいですね。
ノコギリヤシサプリ選びのポイントは?
ドラッグストアでノコギリヤシサプリを探してみると商品数が少ないし、通信販売で見てみると逆に商品が多過ぎてどれがいいのかよく分からない・・・という状態に陥っていませんか?
ノコギリヤシサプリを選ぶときの大切なポイントは、「配合成分」「ノコギリヤシ含有量」「抽出法」の3点です。
「ノコギリヤシ」という商品名であっても、ノコギリヤシエキスだけというサプリはほとんどなく、だいたいは他の2~3の副成分が配合されています。
これは決してマイナスなことではなく、それらの副成分によって服用目的が補強されるように作られています。
例えば頻尿対策でよく配合されるのが、亜鉛やペポカボチャ種子エキスです。
亜鉛にはノコギリヤシと同じく、5α-リダクターゼの働きを阻害する作用があり、ペポカボチャ種子もまた、頻尿を緩和する成分として知られます。
よりしっかりと効果を引き出すため、自分の症状に合った副成分かどうかを下調べしてください。
信頼できる抽出法は?
ノコギリヤシのエキスは固い果実に閉じこめられていて、その抽出は容易なものではありません。
過去には乾燥・粉砕したりアルコール抽出したりといった方法が使われてきましたが、添加物がいらないより純粋なエキスを取りだせるのは、「超臨界抽出法」です。
同じノコギリヤシ量であっても、添加物のないエキスかどうかでその効果は大きく違ってきます。
そして、効果だけでなく安全性のためにもしっかりチェックしたいのが「ノコギリヤシ含有量」。
効果に直結してくる情報であり、これがきちんと表示されていない商品は怪しんだ方が良いでしょう。
日本の商品の多くは、1日320mgを基準に含有量、摂取量が決められています。
気になるサプリがあったら、1日摂取量がどれだけになるのかしっかりチェックしてください。
海外製のサプリではさらに含有量が多いものがありますが、これは過剰摂取につながり、体調を害するリスクこそあれ、効果が強まるわけではないことを覚えておきましょう。
ノコギリヤシってハーブなの?
ハーブと言えば、お茶でいただいたりアロマオイルに使用したり・・・というイメージですが、ノコギリヤシのハーブティーもあります。
ただしノコギリヤシの実は固く、お茶として飲んでもサプリほど効率よくエキスの効果は得られませんが、温かい飲み物でリラックスできる点は頻尿改善にも役立ちそうですね。
ハーブとは、ラテン語で草木のことを指し、それぞれの効能は薬用だけでなく、アロマやお茶として、料理のスパイスとしても利用されます。
ポピュラーなハーブの効能をみてみましょう。
歯磨き粉やチョコレートに含まれるミントには消化促進、強壮・殺菌作用があります。
また入浴剤や芳香剤などでなじみ深いラベンダーには、リラックス作用、誘眠効果、防虫・殺菌効果があります。
ハーブ研究はヨーロッパで発展
アメリカで自生するノコギリヤシは、初めは原住民のインディアンが民間療法に用いていたものでした。
その時点からメディカルハーブとしての性質が認められていたわけですが、本格的に研究がされるようになったのは、ヨーロッパに持ち込まれてからのこと。
「ハーブ先進国」と言われるヨーロッパで、ノコギリヤシが持つ前立腺肥大への効果が重点的に研究され、いくつもの臨床試験を経て、泌尿器系疾患への処方薬として用いられるようになりました。
サプリメントとして世界中への流通が可能になったのには、イタリア・インデナ社で開発された超臨界抽出法の採用の影響が大きいでしょう。
固いノコギリヤシの実からの純粋な有効成分の抽出を可能にし、サプリメントとして商品化が出来るとともに、より効果的にノコギリヤシを利用できるようになりました。
ハーブのメリットのひとつは、天然由来成分で安心して服用できる点です。
なかでもノコギリヤシは副作用の心配がほとんどありません。
過剰摂取すれば食べ過ぎのようになってもたれたり、ということはありますが、摂取量を守っている分には安心して飲むことができます。